薬物による迫害で精神障害になった胡艶波さん 16年後死亡
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 【明慧日本2022年1月26日】遼寧省撫順市の法輪功学習者・胡艶波さん(女性)は2002年10月、懲役4年の実刑判決を言い渡され、遼寧省女子刑務所に収容された。刑務所で「転向」を拒否したため、刑務所側は胡さんの食事に密かに薬物を混入し、胡さんは精神障害になってしまった。刑務所から開放され、16年の悲惨な生活を経て、胡さんは2022年の年の始め、本渓市桓仁精神病院で死亡した。享年50歳。

 1999~2002年までの3年の間、胡さんは4回にわたって連行されたことがある。

 2002年10月、身柄を拘束された胡さんは当局の裁判所に4年の判決を下された。そして、馬三家労働教養所に3年間収容された後、胡さんは遼寧省女子刑務所の第三監区に移送された。刑務所は「転向」をしない法輪功学習者に対してさまざまな拷問を与えた。胡さんは1カ月間睡眠を剥奪され、殴打され、浴室でしゃがんだ姿勢のままで手錠をかけられ鉄の棚に固定されていたこともあった。胡さんと同じ刑務所の部屋に拘禁されていた法輪功学習者が明慧ネットで「警官は胡さんを『転向』させるため、胡さんをトイレに連れて行き、夜10時からずっと立たせた」と暴露した。

中共酷刑示意图:殴打、撞头

拷問のイメージ図:殴打、頭を壁にぶつける

 迫害により胡さんは倒れてしまった。そして、警官は受刑者に指図し、胡さんの食事に内容不明な薬物を混入させた。その食事を食べた胡さんは眩暈がして起き上がれなかった。刑務所の迫害で胡さんは死にそうになったという。

 2006年10月、刑務所から解放された胡さんは精神障害の症状が現れた。そのうえ、胡さんは会社を解雇され、収入がなくなり、生計が立てられなくなった。

 2022年新年の1週間が過ぎ、胡さんの父親は精神病院からの電話で、胡さんが亡くなったことを告げられた。病院の看護士は、胡さんは肉を食べず、漬物ばかりを食べていて、可哀想だったと言った。父親は極度に痩せている娘の遺体と対面して、「やっと解放されたね」と言い、悲し過ぎて泣けなかった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/22/437123.html)
 
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