2021年 法輪功迫害への参与により悪報に遭った553人の実例 (1)
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 【明慧日本2022年2月5日】(明慧ネット総合報道)明慧ネットの不完全な統計によると、法輪功への迫害に関与したことで、2021年時点で少なくとも553人が悪報に遭ったことが分かった。うち384人が2021年に、169人(初公開)がそれ以前に悪報に遭ったとされ、少なくとも32人の悪行が37人の家族に影響を及ぼした。公安系統(公安局、留置場、派出所を含む)の悪報に遭った者の数が166人ともっとも多く、全体の30%を占めている。

图1:2021年获知中共各部门迫害法轮功遭恶报人员统计

2021年に知らされた中共の各部門の悪報に遭った人数を示す統計表

 かつて「法輪功の全員を刑務所に送ろう」と呼びかけた遼寧省錦州市義県の党委員会書記・趙難氏は2021年6月11日、自宅マンションの20階から飛び降りて自殺した。錦州市畜産局や市委員会で勤務していた趙氏は汚職で義県県民に通報され、解任の上、懲役6年の刑に処せられた。晩年、糖尿病と脳血栓症を患うようになった趙氏は2021年6月11日、自宅である万通アパートの19階から20階に登り、飛び降り自殺により罪のある人生に終止符を打った。

 法輪功への迫害に関わったことで悪報に遭った人は、全国31の省・市・自治区に及んでいる。人数がもっとも多いのは黒龍江省で91人、次いでは河北省の85人である。

图2:2021年中共迫害法轮功各地遭恶报人数统计

2021年、中国各地の悪報に遭った中共関係者の人数統計

 目録
 一、2021年、中国各地の悪報に遭った中共関係者の人数統計
 二、法輪功への迫害により悪報に遭った中共関係者の分類統計
 三、法輪功への迫害により悪報に遭った中共関係者の所在部署の分類統計および実例
 (一)政法委
 (二)「610弁公室
 (三)公安系統(公安局、留置場、派出所を含む)
 (四)検察庁
 (五)裁判所
 (六)司法系統(刑務所、闇の刑務所:労働教養所、洗脳班
 (七)党・政府関係者
 (八)公的機関
 (九)民間企業
 (十)末端組織の人員

 一、2021年、中国各地の悪報に遭った中共関係者の人数統計(表1) 

分類

人数

家族に被害を及ぼした者
巻き込まれた者
安徽
5
 
 
北京
8
1
1
福建
1
 
 
甘粛
3
 
 
広東
29
1
2
広西
2
 
 
貴州
1
 
 
海南
6
 
 
河北
85
15
17
河南
9
 
 
黒龍江
91
2
2
湖北
55
3
4
湖南
7
 
 
吉林
15
3
3
江蘇
7
 
 
江西
2
 
 
遼寧
32
2
2
某省
5
2
2
内モンゴル
18
 
 
寧夏
2
 
 
青海
1
 
 
山東
72
 
 
山西
7
 
 
陝西
2
 
 
上海
8
1
1
四川
34
1
1
天津
7
 
 
チベット
2
 
 
新疆
5
 
 
雲南
23
1
2
浙江
4
 
 
中共
3
 
 
重慶
2
 
 
総計
553
32
37

 表1が示すように、2021年、法輪功への迫害に参与したことで、中共関係者の少なくとも553人が悪報に遭い、うち32人が37人の家族にまで影響を及ぼした。悪報に遭ったとされる人の分布は、地域不明や中共の高官を除き、31の省・市・自治区に及んでいる。悪報に遭った人数順は以下の通りである。黒龍江省91人、河北省85人、山東省72人、湖北省55人、四川省34人、遼寧省32人、広東省29人、雲南省23人、内モンゴル自治区18人、吉林省15人、河南省9人、北京市8人、上海市8人、湖南省7人、江蘇省7人、山西省7人、天津市7人、海南省6人、安徽省5人、地域不明5人、新疆5人、浙江省4人、中共高官および甘粛省にそれぞれ3人、広西省、江西省、陝西省、寧夏自治区、チベット自治区、重慶市にそれぞれ2人、貴州省、青海省にそれぞれ1人。

 二、法輪功への迫害により悪報に遭った中共関係者の分類統計(表2)

悪報形態

障害

重病

がん

死亡

自殺

処罰

精神異常

経済損失

失踪

総人数

安徽
 
 
 
 
 
5
 
 
 
5
北京
 
 
1
 
 
6
1
 
 
8
福建
 
 
 
 
 
1
 
 
 
1
甘粛
 
 
 
 
 
2
1
 
 
3
広東
1
2
0
3
1
21
 
 
1
29
広西
 
 
 
 
 
2
 
 
 
2
貴州
 
 
 
 
 
1
 
 
 
1
海南
 
 
 
2
 
4
 
 
 
6
河北
4
9
6
24
1
28
11
2
 
85
河南
 
 
 
 
 
9
 
 
 
9
黒龍江
1
 
2
8
 
78
2
 
 
91
湖北
3
4
1
11
0
34
2
 
 
55
湖南
 
 
 
 
 
7
 
 
 
7
吉林
 
 
1
4
 
9
1
 
 
15
江蘇
 
 
 
 
 
7
 
 
 
7
江西
 
 
 
 
 
2
 
 
 
2
遼寧
 
 
 
6
2
24
 
 
 
32
某省
1
 
 
 
 
1
1
2
 
5
内モンゴル
 
 
1
1
 
16
 
 
 
18
寧夏
 
 
 
 
 
2
 
 
 
2
青海
 
 
 
 
 
1
 
 
 
1
山東
 
 
1
4
2
65
 
 
 
72
山西
 
 
 
 
 
7
 
 
 
7
陝西
 
 
 
 
 
2
 
 
 
2
上海
1
 
1
2
 
3
1
 
 
8
四川
1
 
 
3
 
30
 
 
 
34
天津
 
 
 
 
 
7
 
 
 
7
チベット
 
 
 
 
 
2
 
 
 
2
新疆
 
 
 
1
 
4
 
 
 
5
雲南
 
1
 
 
 
22
 
 
 
23
浙江
 
 
 
 
 
4
 
 
 
4
中共
 
 
 
 
 
3
 
 
 
3
重慶
 
 
 
1
 
1
 
 
 
2
総計
12
16
14
70
6
410
20
4
1
553
百分率%
2
3
2
13
1
74
4
1
 
100

图3:2021年中共人员参与迫害法轮功遭不同类型恶报人数统计

2021年、迫害に関わった中共関係者の悪報形態別人数統計

 法輪功への迫害に関わった人員が受けた悪報の形態は概ね9種類に大別できる。処罰:410人(74%)、死亡:70人(13%)、精神に異常をきたした:20人(4%)、重病:16人(3%)、がん罹患:14人(2%)、障害:12人(2%)、自殺:6人(1%)、経済損失:4人(1%)、失踪:1人。

 三、法輪功への迫害により悪報を受けた中共関係者の所在部署の分類統計および実例(表3)

分類
障害
重病
がん
死亡
自殺
処罰
精神異常
経済損失
失踪
総数
百分率%
本人
巻き込まれた家族
政法委
 
1
1
3
 
81
     
86
16
2
2
610
2
3
1
8
1
13
3
   
31
6
4
4
公安局
4
4
5
20
1
127
5
   
166
30
9
12
検察庁
 
 
 
1
 
13
 
   
14
3
 
 
裁判所
 
1
1
1
3
40
 
   
46
8
 
 
司法系統
 
 
   
 
38
 
   
38
7
 
 
党・政府関係者
2
1
3
21
1
62
5
4
1
100
18
7
8
公的機関
2
3
3
11
 
23
3
 
 
45
8
6
7
民間企業
 
3
 
2
 
12
2
 
 
19
3
2
2
末端組織
2
 
 
3
 
1
2
 
 
8
1
2
2
総数
12
16
14
70
6
410
20
4
1
553
100
32
37

 悪報に遭った人員は以下の10部門に分類できる。公安局が最も多く、166人(30%)、党・政府関係者100人(18%)、政治・法律委員会86人(16%)、裁判所45人(8%)、公的機関45人(8%)、司法系統38人(7%)、「610」の人員31人(6%)、民間企業19人(3%)、検察庁14人(3%)、末端組織8人(1%)となっている。

 (一)政法委(表4)

分类
重病
がん
死亡
処罰
総人数
百分率%
本人
巻き込まれた家族
政法委
1
1
3
81
86
16
2
2

 各省・市・自治区の悪報に遭った者には重病1人、がん罹患1人、死亡3人、処罰された81人の計86人となっており、うち2人が2人の家族を巻き込んだ。

 1、悪報に遭った政法委員に関する情報

 (1)安徽省3人

 凌勇:同省宿松県政法委員会書記兼公安局長で、2021年に重大な規律違反を犯した疑いで調査を受けた。

 許剛:同省政法委員会の常務副書記で、2021年に一審で懲役13年6カ月、罰金70万元(約1,267万円)の判決を受けた。

 侯化:同省宿州市委員会の元常務委員兼政法委員会書記で、2021年に重大な規律違反を犯した疑いで調査を受けた。

 (2)北京1人

 王宇:北京市密雲区政法委員会の元書記を経て、陳情事務室の副主任を務めていたが、2021年に重大な規律違反の疑いで調査を受けた。

 (3)福建省1人

 呉栄才:南平市の常任委員会委員兼政法委員会書記、2021年に重大な規律違反の疑いを受けて自ら出頭し、調査を受けた。

 (4)広東省8人

 彭定邦:2020年に重大な規律違反を犯した疑いで起訴された、広東省河源市の元政法委員会書記兼公安局長。

 伍永勝: 元広東省雲浮雲安区政法委員会書記、後に県レベルの羅定市常任委員会に異動され、その後はさらに羅定市職業専門学校の校長に降格された。

 陳文敏:広東省「安定維持事務所」の元所長、政法委員会の元専任副書記で、2021年に退職金が取り消され、違法所得が没収され、検察当局に移送されて検査・起訴された。

 陳俊欽:広東省梅州市の政法委員会の書記で、重大な法律違反の疑いがあり、2021年に審査された。

 江楷鑫:広東省委政法委員会副書記、2021年に党から除名され、公職を解かれた。

 黄逸彬:広東省普寧市委員会常務委員、市政法委員会書記、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、自ら出頭し、現在は調査を受けている。

 鄭佳:広東省汕尾市常務委員会委員、政法委員会書記で、2021年に重大な規律違反の疑いがあり、自ら出頭して調査を受けている。

 丘孝良:広東省梅州市梅県区委員会委員および政法委員会書記で、2021年に重大な規律違反の疑いのため調査を受けている。

 (5)広西省1人

 李水恒:広西チワン族自治区貴港市人民代表大会常務委員会主任(政法委員会書記)、2021年に重大な規律違反の疑いがあり、現在取り調べを受けている。

 (6)海南省2人

 陳小亜:元海南省三亜市委員会常任委員、秘書長、政法委員会書記で、2021年に提訴され、調査を受けた。

 李徳深:海南省東方市委員会政法委員会の元執行副書記、市司法局の元局長で、2021年に取り調べを受けた後、公職から解任された。

 (7)河北省2人

 紐興輝:河北省衡水市政法委員会の現書記で、2021年に癌を患った。

 尹惠強:河北省石家荘市平山県の中共常務委員兼政法委員会書記で、2021年に罷免された。

 (8)河南省3人

 于東輝:河南省鄭州市常務委員兼政法委員会書記、2020年に重大な規律違反により調査を受けた。

 甘栄坤:河南省政法委員会書記、元中共黒龍江省委員会常務委員、政法委員会書記で、2021年に重大な規律違反の疑いがあり、調査を受けた。

 馬建松:河南省鄭州新密市政法委員会副書記で、2015年に無期懲役の判決を受けた。

 (9)黒龍江省8人

 何健民:黒龍江省政法委員会副書記、2021年に重大な規律違反の疑いがあり、現在調査中である。

 楊剛:元黒龍江省大興安岭地方委員会委員、政法委員会書記、2021年に重大な規律違反の疑いがあり、現在紀律審査と監察調査を受けている。

 孫波:黒龍江省双鴨山市委員会常務委員、黒龍江省政法委員会書記、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在規律審査と監察調査を受けている。

 杜香山:黒龍江省嫩江市常務委員会委員および政法委員会書記で、2021年に重大な規律違反の疑いで現在、規律審査と監察調査を受けている。

 李力:黒龍江省「8511農場」政法委員会書記、2020年に脳腫瘍で死亡。

 王恩竜:黒龍江省肇州県党書記、元大慶市龍鳳区党委員会副書記兼政法委員会書記で、2021年に重大な規律違反を犯した疑いで調査を受けた。

 沃岭生:黒龍江省党委員会政法委員会の元副書記、2021年に重大な規律違反の疑いがあり、紀律審査と監察調査を受けている。

 于忠元:黒龍江省大慶市肇源県政法委員会の執行副書記兼一級主任で、2021年に重大な規律違反を犯した疑いで調査された。

 (10)湖北省7人

 李慶平:2020年に調査・起訴された湖北省武漢原市黄陂区の政法委員会副書記兼公安分局局長

 李東輝:湖北省武漢市洪山区委員会副書記兼政法委員会書記、2020年に重大な法律違反の疑いがあり、調査された後、身柄拘束中

 陳月生:湖北省宜昌市委員会政法委員会の元副書記・第一級研究員で、2020年に重大な職務上の違反の疑いで調査・投獄された。

 金官印:湖北省通城県政法委員会副書記、県司法局の党委員会書記兼局長で、2013年に通城県裁判所で懲役7年の判決を受けた。

 李東輝:元湖北省武漢市洪山区党委員会副書記兼政法委員会書記、2020年に調査された。

 朱正興:湖北省武漢市武昌区委員会政法委員会書記、武昌区分局元党委員会書記、局長で、2021年に司法当局に移送された。

 趙長喜:湖北省宜昌市軍区政法委員会副書記、2021年に調査された。

 (11)湖南省2人

 袁衛祥:湖南省郴州市元常務委員、政法委員会書記、2021年に起訴され、調査を受けている。

 陳立君:湖南省隆回県委員会の常務委員兼政法委員会書記で、暴力団勢力の「後ろ盾」の役割を果たしたとして調査された。

 (12)吉林省4人

 耿維厳:吉林省永吉県万昌鎮の政法委幹部で、2021年に2台の車に轢かれて死亡。

 張凱楠:吉林省長春市農安県政法委員会の書記で、重大な規律違反の疑いにより2021年に調査を受けた。

 田野:吉林省四平市の政法委員会書記で、2021年から規律審査と監察調査を受けている。

 夏明君:吉林省長春新区の政法委員会書記兼公安分局の局長で、2021年に重大な規律違反で起訴され、調査を受けた。

 (13)江蘇省2人

 王立斌:江蘇省連雲港市政法委員会の書記で、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在調査中である。

 王立科:江蘇省党委員会政法委員会書記兼公安庁庁長で、2021年に逮捕の決定を受けた。

 (14)江西省1人

 龔建華:江西省南昌市政法委員会書記で、2021年に調査された。

 (15)遼寧省6人、うち2人が2人の家族を巻き込んだ

 張明友:遼寧省撫順市新賓県の元政法委員会書記で、2021年に懲役18年の判決を受けた。妻が巻き込まれ、2018年に死亡した。

 楊玖英(女):遼寧省錦州市政法委員会の元書記、2021年に調査を受けた。夫の薛蘅(元遼寧省政治協商会議副主席)は、2021年に汚職で自首した。

 尹遜:遼寧省錦州市古塔区元政法委員会書記で、2021年に法律違反の疑いにより調査を受けた。

 丛志鴻:遼寧省朝陽市政法委員会副書記で、2021年に古い家から転落して死亡。

 (16)内モンゴル自治区3人

 武国瑞:内モンゴル自治区党委員会政法委員会の元執行副書記、2021年に重大な法律違反の疑いで調査された。

 李鶴:内モンゴル自治区フフホト市政法委員会書記、2021年に党から除名され、逮捕された。

 蘇義拉巴図:内モンゴル自治区スニト右旗の党委員会常務委員兼政法委員会書記、2021年に党と公職から追放。

 (17)寧夏回族自治区1人

 謝国旺:寧夏呉忠市党委員会政法委員会副書記、2021年に党員資格を剝奪され、公職から追放され、法廷審問を受けた。

 (18)山東省16人

 劉茂德など14人:山東省威海市委員会政法委員会の元書記などの政法系統の関係者で、2021年に規律審査および監察調査を受けた。

 王行華:山東省臨沂市常務委員兼政法委員会書記で、重大な規律違反の疑いにより、2021年から調査を受けている。

 王鵬:山東省濰坊市委員会政法委員会の元一級主任で、2021年に司法当局に移送され、関係財産も一緒に移管された。

 (19)山西省1人

 李小明:山西省呂梁市委員会政法委員会の書記および秘書長であり、2021年に重大な規律違反の疑いで追放された。

 (続く) 

 
(中国語: https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/14/436808.html)
 
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