広東省の黄盛偉さん 不当に懲役5年6ヶ月の判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年2月14日】広東省汕尾市在住の法輪功学習者・黄盛偉さん(50歳男性)は先日、懲役5年6ヶ月の実刑判決を不当に言い渡された。

 黄さんが2020年4月9日に連行されたとき、妻は妊娠6カ月だった。妻は現在、生後数カ月ほどの幼児と70代の義母の介護に奮闘している。

 2020年2月上旬、汕尾市のある地区で、法輪功に関する情報を記載した小冊子が数冊発見された。コミュニティの書記が警察に通報し、警察はこれを大きな事件として扱った。数カ月の捜査の後、警官らは8人の学習者が小冊子を配布した疑いがあるとし、強制連行した。現在、8人の学習者は汕尾市拘置所に拘禁されている。

 黄さん、荘蝦昌さん、呉義国さん、曾少蘭さん、陳顕鎮さんは2020年4月9日午後10時頃、荘さんの自宅で法輪功の本を学んでいたところを連行された。もう2人の学習者、梁聖強さんと余少良さんも同時刻に連行された。8人目の学習者、葉暁潔さんは2020年6月9日に連行された。

 警官らは黄さんの鍵を奪い、誰もいない時に自宅を家宅捜索した。妻の貴重品である十数個の金のアクセサリーと宝石、現金7500元、パソコン、銀行のカードなどが、警官らの家宅捜索の後で所在不明となった。警官らは2日後にも黄さん宅を捜索し、手袋とタバコの吸殻を残していった。黄さんの家族は警察に通報したが、警察は貴重品の持ち去りを否定し、明らかな略奪行為の調査も拒否した。

 2020年4月21日、黄さんの妻が釈放を求めて派出所を訪れた際、警官の鍾偉成は黄さんの妻にこう叫んだ。「私は黄さんを罪に陥れようとした」

 また、警官は黄さんの妻を脅迫し、捏造された容疑を認めさせるために、ビデオを録画した。汕尾市裁判所の裁判官・黄偉郡はその後、黄さんに5年6カ月の懲役を言い渡した(荘さんも5年6カ月の不当判決)。

 会計士である黄さんが不当判決を受けたのは今回で5回目である。過去には2001年6月に1年6カ、2004年11月に3年、2007年8月に1年半、2011年に2年の計4回の強制労働収容の刑期を言い渡されている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/12/436727.html)
 
関連文章