昆明高等裁判所12人の裁判官 195人の学習者に不当判決(二)
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 【明慧日本2022年2月17日】(前文に続く)

 2、晋寧県古城鎮の李文波さん 不当に懲役5年の実刑を宣告される

 昆明市晋寧県古城鎮の李文波さん(46歳男性)は、2年間の労働教養を強いられたが、4カ月余り超過して拘禁され、労働教養所で拷問を受けたため、両目の視力が低下し、前歯6本が打ち落され、左足に約20cmの傷跡が残った。

 2008年6月21日に帰宅した李文波さんは、晋寧県関連部門の違法行為と村民の誤解に対して公開手紙を書いたとして、晋寧県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らに連行され、家宅捜索を受け、拘禁された。

 2009年10月12日、晋寧裁判所で、裁判官・楊捷と裁判長・楊暁萍は共謀し、家族に知らせない状況下で、秘密裏に李文波さんに懲役5年の実刑判決を宣告した。李文波さんは雲南第一刑務所で、精神的にも肉体的にもひどく痛めつけられるなど様々な拷問を受けた。2013年5月3日、李文波さんは雲南省第一刑務所病院と、昆明市延安病院で消化管からの出血(十二指腸潰瘍による出血の可能性がある)や、失血性貧血、十二指腸閉塞と胃もたれ、逆流性食道炎などと診断された。

 3、羅民湖さんは懲役3年を宣告され刑務所へ 家族は全く知らず

 羅民湖さん(50歳女性)は2011年6月23日の午前、西山公安支局国保の警官により勤務先から連行された。その後、家宅捜索を受け、拘束された。昆明市西山区留置場で1年あまり拘禁された羅民湖さんは、2012年8月23日に雲南省第二女子刑務所に移送され、「厳しく管理監区」で迫害された。

 情報を一切知らない羅民湖さんの家族は、裁判長・楊捷に電話してもつながらなかった。第二女子刑務所の入所通知を受け取って初めて、昆明高等裁判所が家族に内緒で裁判を行い、羅民湖さんを刑務所に移送していたことを知った。 家族は裁判所からの判決書を受け取っておらず、刑務所の通知から羅民湖さんが懲役3年を宣告されたことを知った。

 三、裁判官・張兆竜の悪行

'张兆龙'
張兆竜

 張兆竜は1969年12月6日生まれ、昆明市高等裁判所民事裁判第五廷の副廷長、立案廷の副廷長、刑事裁判一廷の副廷長を歴任した。現在、昆明高等裁判所執行局緊急指揮センターの主任、裁判官を務めている。2020年に悪報に遭い、調査を受けた。以下は、張兆竜の主な犯罪事実である。

 張兆竜は裁判長を務めた数年間、裁判官・唐勇、裁判官助手・徐建斌、書記官・段雲萍と結託して、十数人の学習者に懲役3年から7年の重刑を宣告した。

 1、学習者の弁護を妨害し 韓震坤さん、郭娟さん夫婦に重刑を下す

 雲南省テニスチームの選手だった韓震坤さんは、1991年に昆明錦華ホテルでウェイターとして働き始めたが、2003年に法輪功を学んだという理由で、辞職を余儀なくされた。

 2004年4月23日、韓震坤さんと妻の郭娟さんは五華公安支局の警官らにより自宅から連行され、7月に昆明検察庁に起訴された。

 2004年8月24日、昆明市裁判所は「韓震坤と郭娟に対する公開裁判を行う」と称したが、傍聴に参加させなかった。裁判に関心を持つ親族と学習者たちは裁判所の外で待っていたところ、各区の国保の警官からの嫌がらせを受け、ビデオ撮影をされた。警官はそのビデオに基づいて楊蘇紅さん(身体障害者)を含めて、数人の学習者を召喚、連行、拘禁した。

 裁判中、張兆竜は学習者の弁護を禁止し、何度も話を中断させ、最後には弁護士の弁護を打ち切った。韓震坤さんに懲役7年、郭娟さんに懲役3年の実刑判決を言い渡した。

 2、安寧市の高恵仙さんに対して秘密裏に開廷する

 2004年3月、昆明高等裁判所の裁判長・張兆竜、裁判官・徐建斌、書記官・段雲萍は安寧留置場に行き、家族に知らせず、高恵仙さんに対して秘密に裁判を行った。張兆竜はその場で高恵仙さんに懲役3年の実刑判決を宣告した。

 3、警官が誤って同名の妻を連行、夫の程洪疇さんに懲役3年の不当判決

 2011年6月2日午前、昆明市西山区国保の警官らは、法的根拠もなく、相手が誰であるかも分からないまま、学習者・趙海鷹さんの自宅に押し入った。当時、趙海鷹さんは野菜市場に買い物に出かけ、夫だけが自宅で明慧ネットを閲覧していた。警官は部屋に突入して家宅捜索を行い、物をひっくり返している最中、帰宅した趙海鷹さんを見て連行しようとしたが、聞いてみると、逮捕したいのは趙海鷹さんではなく、同名の別人であることが分かった。

 誤って侵入したことが分かった警官は、夫が明慧ネットを閲覧していることを理由に、趙海鷹さんの夫を連行した。また、趙海鷹さんに「誤認で夫を逮捕した事は言うな、さもなければお前も逮捕するぞ」と脅した。

 西山区留置場に拘束された夫の程洪疇さんは、身体が極度に衰弱し、両足が浮腫んだため、「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで釈放された。

 2012年3月13日、昆明市裁判所の裁判長・張兆竜、裁判官・唐勇、徐建斌、書記官・段雲萍は、程洪疇さんに懲役3年、執行猶予3年を言い渡した。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/5/438580.html)
 
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