【明慧日本2022年2月18日】(前文に続く)
四、裁判官・朱正渝の悪行
朱正渝は、昆明市高等裁判所第二刑事裁判廷の副廷長、裁判官である。彼は裁判長、裁判官、助手裁判官の在任中、少なくとも27人の学習者に懲役1年から4年の実刑判決を言い渡した。朱正渝の主な犯罪事実は、以下の通りである。
1、李麟書さんは公園で連行され、不当判決される
李麟書さんは2007年10月16日、妻および数人の学習者と一緒に白沙河生態公園に遊びに行ったところ、王家橋派出所の警官により連行され、家宅捜索を受けた後、五華留置場に拘禁された。
2008年2月26日、李麟書さんは昆明市検察庁によって起訴された。裁判長・朱正渝は、事実や法律の根拠もないことを知りながら、李麟書さんに懲役3年の実刑判決を宣告した。
2、技術学院の教師・董志昆さん 不当な判決を宣告される
雲南省林業職業技術学院の教師・董志昆さん(50代)は、2008年のオリンピック前に盤竜区金殿派出所の警官により連行され、2009年9月、昆明高等裁判所に秘密裏に懲役3年の実刑判決を宣告された。雲南省第一刑務所に送られた董志昆さんは、家族に知らせるための判決執行票しかもらえなかった。当時の裁判長は朱正渝、裁判官は楊暁萍、楊捷、書記官は彭超であった。
3、弁護士の弁護もなく、家族もいない状況下で張静如さんに懲役4年の実刑判決を宣告した
張静如さん(70)は2002年5月5日、「偽りの天安門焼身自殺事件」を暴露する資料を配布したとして、自宅に侵入してきた勤務先の保安課、海口派出所および昆明西山区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の関係者に連行され、家宅捜索を受け、大量の家財を押収された。その後、昆明市高等裁判所は張静如さんに対して裁判を行い、傍聴する家族がおらず弁護士も出席していない状況下で、急いで裁判を終わらせた。裁判長・朱正渝、裁判官・荆志遠、張兆竜、書記官・張瑩は、張静如さんに懲役4年の実刑判決を言い渡した。
4、党委員会に手紙を書いた叶保福副院長一家3人が、実刑を宣告される
2005年、雲南省林業中央病院の元副院長・叶保福さんは、定年退職の条件に達したが、勤務先は610弁公室が許可しないという理由で、退職の手続きをしてくれず、叶保福さんを283日間軟禁した。これに対して、叶保福さんは病院の党委員会に手紙を書いて状況が反映した。党書記の李悦が610弁公室に叶保福さんを誣告したことで、叶保福さん一家3人は盤竜区国保の警官らにより連行された。
昆明市高等裁判所で裁判が行われた時、裁判長・朱正渝、裁判官・唐勇、徐建斌、書記官・段雲萍は、叶保福さんに懲役5年、叶保福さんの妻と娘に懲役3年の実刑判決を宣告した。
朱正渝は裁判長を務めた期間中、以下の学習者への迫害に関与した。趙晨宇さん3年、王嵐さん4年、毛丹心さん1年6カ月、趙咏梅さん3年、左立新さん1年6カ月、李君萍さん1年6カ月、高虹さん1年6カ月、田雲波さん1年6カ月、龍華鮮さん3年、周晋さん3年、桂明珍さん3年、童先珍さん(刑期不明)、王志梅さん4年、林天青さん5年、楊木花さん3年、張静如さん4年、 何家華さん1年、董志昆さん3年、耿淑華さん1年、高明仙さん1年3カ月、王洪芬さん4年、王瓊華さん3年、孫永芬さん3年、李麟書さん3年、朱玉蓮さん2年、鄧桂英さん3年、叶保福さん5年、楊明清さん3年、叶茂さん3年などである。