黒龍江省の鶏東県裁判所 個人口座から巨額の罰金を差し押さえ
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 【明慧日本2022年2月18日】黒龍江省鶏西市鶏冠区の法輪功学習者・鄭金萍さん(62歳女性)は2018年4月17日、鶏東県裁判所により懲役4年4カ月の不当判決を言い渡され、罰金5万元を科された。さらに、鄭さんは個人銀行口座から5万元(約95万円)を鶏東県裁判所から強制的に差し押さえられ、年金も当局に剥奪されたことが分かった。

 2018年9月、裁判所の職員2人がハルビン女子刑務所に行って鄭さんを「喚問」した。「5万元の罰金を強制的に執行する。罰金を払わない場合は延滞金を支払ってもらう。さらに、ブラックリストに入れて今後お金を使う時に金額を制限する」と言った。 その後、裁判所は鄭の銀さんの銀行口座から5万元を強制的に引き落とした。

 2021年12月29日、鄭さんは刑期満了で解放された。 2022年1月5日に年金を申請したところ、刑務所で不当に拘禁されていた間に受け取った給与約5万元(上に述べた5万元の罰金ではない)が2022年1月から2028年末までの月々の年金から差し引かれ、その間は1000元しか支給できないとされた。

 事件の経緯

 2017年8月18日、鄭さんなど5人の法輪功学習者は、鶏東県銀峰給油所と石河北村の間の道路の両側の樹に横断幕を掲げた。鶏東県公安局は監視カメラを調べたり、尾行したりして、2017年8月30日に鄭さんたちを強制連行した。

 娘が連行されたことを知った鄭さんの老父は、焦燥して血がのぼり、急性疾患を患い、3日後に息を引き取った。

 2018年3月28日、鶏東県裁判所刑事法廷の副法廷長・外秋海、鶏東県検察院公訴課の尹紹道と共に、鄭さんの家族に知らせず、裁判所で秘密裏に開廷した。2018年4月17日、裁判所は鄭さんに懲役4年4カ月の実刑判決と、5万元の罰金を宣告した。

 鄭さんは身体検査で基準を満たさなかったにもかかわらず、2018年5月16日午前3時、黒龍江省女性刑務所に収監された。 当時、レントゲン検査で鄭さんの胸部に影があることが判明し、血圧検査で最低血圧は135mmHgで、最高血圧は異常値に達していることが確認できた。

 鄭さんは刑務所で、長時間にわたって特定の姿勢で座ることを強要され、平手打ちなど様々な拷問を受けた。また、法輪功を誹謗中傷する動画を見るよう強要された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/14/438954.html)
 
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