耿引鳳さん(84)は刑務所に拘禁される
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 【明慧日本2022年2月22日】江蘇省靖江(せいこう)市の法輪功学習者・耿引鳳さん(84)は2021年中秋節の後、常州女子刑務所に収容された。現在、第22監獄区に拘禁されており、2025年6月に刑期満了になるという。

 耿さんは2018年、江蘇省靖江市裁判所に懲役3年の判決を下されたが、健康上の問題で刑務所の入所基準に満たず、残り2年の刑期のまま「保釈」された。しかし、その後、耿さんはさらに、南京市雨花区裁判所に懲役2年の判決を宣告された。2021年末、耿さんの夫は刑務所に行き、耿さんとの面会を求めたが、刑務所側に拒否された。

 1996年、耿さんは法輪功に出会って学び始めた。その後、法輪功の教え「真・善・忍」に従って自分を律し、道徳を向上し、周りの人に「良い人だ」と評価された。それに患っていた五十肩、坐骨神経痛、偏頭痛、関節リウマチ、婦人科系疾患などが完治した。

 1999年7.20から、江沢民グループは法輪功迫害を発動させた。耿さんは法輪功を学び続け、人々に法輪功が迫害されている真実を伝えた。そのため、警官は耿さんを数回も連行して拘禁した。ある日、派出所に連行された耿さんは警官に法輪功が迫害されている実態を話したが、一日中昼も夜も、縛られてドアの鉄格子に吊るし上げられ、その部屋に出入りする警官に平手打ちされ、蹴られ、ドア枠に叩きつけられた。その上、食事も水も与えられず、睡眠も許されなかった。

 その後、懲役3年の判決を言い渡された耿さんは、刑務所に収容され、さまざまな拷問を受けた。「転向」を拒否した耿さんは3日間、逆立ちの姿勢で吊るし上げられ、紐が筋肉に食い込んで骨が見え、大量の血が出て、意識不明になった。

中共酷刑示意图:“倒挂”

拷問のイメージ図:逆立ち状態に吊るし上げられる

 出所した後、耿さんの息子は迫害を避けられるように、南京市江寧区で両親に住宅を買って引っ越しさせた。しかし、2012年11月6日、靖江市610弁公室、江寧区610弁公室、靖江市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、江寧区国保の警官たちは耿さんの家に押し入って家宅捜索をし、耿さん夫妻を連行した。当時、家にいた耿さんの母親(94)が、警官の暴力行為を目の当たりにして、恐怖を感じ、その後死亡した。

 2015年6月、耿さんは最高検察庁と最高裁判所に、法輪功迫害を発動させた江沢民を告訴した。そのため、耿さんは絶えず、警官からの嫌がらせを受けた。かつて、軍人だった耿さんの夫はすでに86歳だが、当局が妻に対する絶え間ない嫌がらせ、連行、迫害をするのを見て、苦しみながら、恐怖の中日々を過ごしていた。

 2017年8月15日、耿さんは自宅で靖江市公安局と江寧公安分局の警官に連行された。16日間拘束された耿さんは、9月1日夜に帰宅した。しかし、同年12月7日、靖江市公安局の警官は再度、耿さんを自宅から連行し、靖江裁判所に送った。裁判所で耿さんは不当な開廷をされたが、当日、判決の結果は宣告されなかった。20日間拘束された耿さんは帰宅した。

 2018年3月22日午前9時半、裁判所は耿さんに対して再度、不当裁判を行い、当時、81歳の耿さんに懲役3年の判決を下した。入所の身体検査で入所の基準を満たさなかった耿さんは、泰興刑務所に入所を断られ、「保釈」で帰宅した。

 2019年8月26日午後、耿さんと法輪功学習者・段淑蘭さん、高美齢さん、黄さんの4人の高齢女性は、黄さんの家で法輪功の書籍を一緒に読んでいたとき、江寧区の警官に押し入られ、高新園派出所に連行された。耿さんの夫もその派出所に連行された。その後、長い間、連行された5人の行方がわからなかった。

 その後、南京市雨花区裁判所は耿さんに2年の判決を宣告したという。詳細はまだ、不明である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/20/439190.html)
 
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