山西省晋中市の唐華峰さんは2度目の3年6カ月の判決を下される
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 【明慧日本2022年2月26日】山西省晋中市楡次区の法輪功学習者・唐華峰さん(62歳女性)はすでに6カ月不当に拘禁された。そして、先日、当局の裁判所は秘密裏に唐さんに懲役3年6カ月の判決を宣告した。唐さんはかつて、2014年に懲役3年6カ月の判決を言い渡されたことがあり、今回が2度目だった。

 2021年6月12日、唐さんは地元の農業貿易市場で買い物をしたとき、法輪功の資料を配った。その時、当局による法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じた人に通報され、派出所の警官に連行され家宅捜索された。警官は唐さんが法輪功の本を写したものと法輪功創始者の写真を押収し、唐さんを15日間拘留した。

 その後、晋中市留置場に拘禁された唐さんは家族との面会を許されなかった。国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と610弁公室の警官は、唐さんがかつて、判決を受けたことがあることを理由にして、唐さんを陥れ、「法輪功の内容のUSBを人に渡すことは有罪になる」と言った。

 唐さんは晋中中学校の教師だった。1998年から法輪功を学び始めた唐さんはその後、偏頭痛、リュウマチなどの病気が完治し、健康を取り戻した。それから、唐さんはいつも人のことを優先に考え、自分が担任しているクラスの成績不振の学生に無償で補習をしたり、親の世話を受けられない学生を自宅に招いて、世話をしたりした。

 しかし、唐さんは法輪功への信仰を放棄しないため、当局に連行や拘禁などの迫害を加えられた。2006年3月、610弁公室と派出所の警官は、授業中の唐さんを連行した。ある生徒は涙ながらに、親に「唐先生はどこへ連れて行かれたの? いつ戻って授業してくれるの?」と聞いた。唐さんはその後、労働教養処分を科され、山西省女子労働教養所に2年間拘禁された。

 2008年、唐さんは教養所から解放され職場に戻った。地元の610弁公室が勤め先に圧力をかけたため、唐さんは32年間続けてきた教師を退かされ、厨房の仕事に異動されていた。

 2014年2月22日、唐さんは法輪功学習者・鄭健美さんの家を訪ねた際、7~8人の警官に囲まれ、名前を聞かれた後、無理やりパトカーに乗せられた。国保の警官は「お前の心臓、肝臓、腎臓を摘出してやる」と脅迫した。その後、唐さんは懲役3年6カ月の判決を言い渡された。

 2021年6月12日、人に法輪功が迫害されている実態を伝えたため、唐さんは再度連行された。唐さんの夫は高血圧症で眩暈を起こし、両足が腫れて歩けない状態で、世話人が必要だが、唐さんは世話することができなかった。

 カナダに在住の唐さんの娘は、「2006年から2008年まで、母は労働教養処分を受け、拘束されました。2015年には、3年6カ月の懲役を言い渡されました。中国共産党は母の公民権、信教の自由、表現の自由を奪い、年金の受給も停止したのです。不当に拘禁されている間、母は心臓発作で倒れたこともありました」と話し、中国共産党に対して、母と不当に拘禁されているすべての法輪功学習者を直ちに釈放するよう要求した。 また、カナダ政府に対し、学習者の自由と人権の価値観を守り、人間の尊厳を守るための行動をとるように求めた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/7/438657.html)
 
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