山東省徳州市留置場 学習者に不明な薬物を強制
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 【明慧日本2022年2月28日】山東省徳州市の法輪功学習者(以下、学習者)・張秀琴さんは2021年11月7日午前の買い物の帰りに、自宅トランクルームの入り口で、徳城区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)及び新河東派出所の関係者に身柄を拘束された。そして12月14日夜、一時的に出所して娘に家まで送られた。

 徳州留置場に拘禁されていた間、張さんは無理やり血圧を下げるなどの不明な薬を飲まされた。飲まなければ手枷と足枷をかけられたという。同じ牢屋にいる徳州平原県の学習者・秦蘭香さんも、不明の薬を飲まなかったために手枷と足枷をかけられた。張さんは家に戻ってからしばらく、足が腫れて化膿し始めた(下記の写真)。今になってようやく徐々に回復した。

 徳州公安局および平原県公安局は2021年11月2日、パトカー5台と警官十数人を派遣し、リストに基づき平原県在住の多くの学習者の身柄を拘束し、家財押収、嫌がらせをした。当時、不当に連行されたのは秦蘭香さん、于永萍さん、李暁霞さんなど9人である。11月6日前後、学習者・曹暁燕さんも身柄を拘束され、母の自宅の家財も押収された。情報によると、李さんへの逮捕令が発布され、李さんは現在、徳州市留置場で拘禁されている。

 12月16日、聊城市高唐県の琉寺郷南陳村の学習者・陳成華さんは禹城キョ鎮で法輪功の無実を伝えた時、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、キョ鎮派出所と琉寺郷派出所の関係者に自宅で身柄を拘束され、現在も徳州留置場で拘禁されている。

 学習者・臧書玲さんは山東省楽陵市の黄夾鎮に在住。2021年3月24日、河北省塩山県で楽陵市公安警官に身柄を拘束され、身の回り品を押収された。臧さんは徳州留置場で拘禁されている。同年10月16日、臧さんは楽陵市裁判所に懲役3年6カ月の不当な判決を宣告された。

 徳州市の学習者・徐世英(70)さんは2021年9月29日、徳城区公安支局の国保の張希坤、劉大偉などに不当に連行された。同年10月18日、済南女子刑務所に送られ、懲役2年6カ月の実刑判決を宣告された。

 明慧ネットの概括的な統計によると、2021年、山東省で2,835人がさまざまな迫害を受けたという。そのうち、8人は迫害で死亡、101人は不当な判決を宣告、964人は身柄の拘束、412人は家財押収、544人は拘禁、1,562人は嫌がらせを受けた。28人は放浪生活を余儀なくされ、234人は洗脳班に拘禁された。2021年、徳州市の114人が迫害を受けた。

 (注:学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/22/439260.html)
 
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