労働教養所で薬物注射を受けた彭淑純さんが死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年3月1日】(湖南省=明慧記者)湖南省岳陽市君山区、采桑湖鎮文家湾村の法輪功学習者・彭淑純さんは、2000年4月~2001年4月までの間、白馬壠労働教養所で立ったままの姿勢を強要、灌食、薬物注射などの拷問を受け、解放された後に植物人間になった。その後、改善されたとはいえ、もはや話しやすく達筆で、闊達な彭さんではなくなり、20年間の苦しい生活の中で、労働教養所で拷問された場面をどうしても記憶から消し去ることができず、2022年2月6日に亡くなった。享年80歳。

彭淑純さん

 彭さんは1999年4月に法輪大法を学び始め、学法煉功を通じて、100日以内に多くの病気が治った。彭さんは「真・善・忍」に従って物事に対処し、何事でも他人のことを優先に考え、利益に対しても淡泊になり、家庭は睦まじくなった。法輪大法がもたらして下さった恩恵に、彭さんは言葉では言い表せないほど感謝していると言っていた。

 2000年4月、彭さんは「法輪大法は素晴らしい!」というステッカーを8枚書き、貼り付けたとして、君山区公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)および銭糧湖鎮派出所の警官らにより連行され、湖南省株洲市白馬壠労働教養所に拘禁された。

 白馬壠労働教養所で、彭さんは強制的に洗脳された。18日間断食して迫害に抗議したが、無理やりに灌食され、薬物を注射された。

酷刑演示:注射不明药物(绘画)

拷問のイメージ図:詳細不明な薬物を注射される

 彭さんは白馬壠労働教養所で1年間迫害され、2001年4月末に帰宅した。3カ月後、彭さんは簡単な考えすらできなくなり、満腹を知らず、出した分をいくらでも食べ、自力でトイレの始末もできなくなり、植物人間になった。

 2008年になって、彭さんはようやく完全な認知状態から徐々に、自分の身の回りのことができるまで回復した。しかし、以前のような、話すことも書くこともできる熱心な彭さんは、もう二度と戻ってはこない。自分が受けた迫害の詳しいことは思い出せなくなり、その記憶を失っていた。

 しかも、彭さんは誰とも口をきかず、どこにいても、労働教養所での立つ姿勢を保っていた。この状態は、2022年2月6日に亡くなるまで続いた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/22/439263.html)
 
関連文章