修煉して1年の新しい学習者の修煉体験
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年3月2日】私は大法の修煉に入って1年の新しい学習者で、自分が1年歩んできた大法修煉体験を書き出したいと思います。

 濁った乱世に一朝得度

 私は2020年に法を得て大法の修煉に入りました。その時、ちょうど武漢肺炎で町が封鎖されていて、私達の商売も疫病により業務停止となり休みになり、修煉の基礎を作る良い時間となりました。私は家で明慧ネットを通して、師父の各地の説法を貪るように読みました。

 学法を通して、疫病は淘汰のために来たと分かり、救われる資格がない人を淘汰し、私も師父の切羽つまったご意志を感じ、師父は説法の中で繰り返し「人を救う」ようにと仰っています。私はそれが分かってから、人に会って法輪功迫害の実態を伝え始めました。最初真相を伝える時、内心は恐れ、人に通報されること等を恐れていました。

 師父は私が人を救いたい心をご覧になり、私のために衆生を按排してくださり、彼らとの会話が弾み、三退の話まで来た時、彼らはすぐに同意し、大法に対してとてもポジティブに見ていると分かりました。

 しかし何人かに脱党を勧めた後、私の自我が膨れ始め、自分の話は良く出来ていると思いこみ、人に会った時、聞かない人が出てきて、悪口を言われたり、大法への誤解が深かったり、恐怖心や、心配の心がすぐに沸き起こりました。私はこれは私の心が正しくないために出て来て、隙につけ入れられたと思い、すぐに発正念してそれらを否定し、師父に加持を求めました。帰宅して内に向けて探してみると、自分には大きな自我があり、天の功をむさぼり、目の前の功利を求め、有頂天になっていて、また強烈な党文化もあり、人に言わせない、良い話を聞きたがる、顕示心、自我を実証する等々を発見しました。この1年来の修煉もでこぼこで安定していませんでしたが、全て師父の加持と慈悲の守りがありました。

 私の父母(同修)は1999年7.20前に法を得て、先年中共の狂ったような迫害で、父は何度も迫害され、母は私を遠くの祖母の家へ送り、1人で立ち向かうことを選びました。祖母は修煉してらず、私も修煉の環境を失い、常人の染め物がめに落ちてしまいました。

 染め物がめに20数年間浸かり、私は多くの悪い習慣を身に着けました。嘘をついたり、殴り合いの喧嘩をしたり、アダルトビデオを見たり、喧嘩っ早く、恩知らずで、何をするのも自分中心で、時々仕事で、こっそり抜け出してさぼったり、自分は賢いと思っていました。更に恥ずかしいことに、私は父母と言い争い、下品な言葉を彼らに言うこともありました。今思えば本当に穴があったら入りたいです。

 私の心は真・善・忍から遠く離れていました。それで私の身体はどうして良くなるといえるでしょう? 暴飲暴食、体重が急増し、水太りで、脚の痙攣、胃が痙攣を起こし、アレルギー、頻繁に感染症胃腸炎になり、いつもインフルエンザが流行る時期になると、私は風邪をひいて熱を出しました。免疫力、抵抗力がとても低く、学生時代、私の身近にいる同級生が何かの病気になったら、たちまち私も感染し、ヘルペスなどになりました。

 仕事の時、私はいつも早朝に眠くなり、現在中国の若者はオンラインゲームにはまっており、私も例外ではありませんでした。ゲームをしたり、小説を読んだりで、いつも夜更かししていました。この日々は退屈でつまらなく、いつ終わるんだろう? と思うこともありました。一種の超常的な解脱方法を探し求めていましたが、現実の既得権益や、無神論、目で見える確実な物の観念が私を阻害していました。

 幸いにも、父母が大法を修煉しており、私自身も大法の奇跡を目の当たりにしたことがあり、父母は長年修煉しており、基本病院には行ったことはありませんでした。ある日、伯母の家で祖父と口論になり、私は泣きわめき、この時祖母が私の状態を見て異常だと思い、青ざめ、顔が無いと言い(注:一種の憑き物)、祖母はお祈りを始めました。祖母はキリスト教徒で、その時思ったのは、「ふん、祈ったって無駄だ」祖父母は様々な方法を用いても効果が無いと見て、私の父母に電話をかけました。不思議な事に、父母が伯母の家の下まで来た時、私は良い状態になり落ち着きました。大法は私の心に良い印象を残し、この危険な状況の時、私も「心からの9文字」を念じることにしました。しかし、恐怖心があったため、ずっと修煉に入っていませんでした。

 このようになっても、師父は私を見捨てず、母が私を引っ張ってくれて、いつも時間がある時は私に交流文章を読んでくれたり、神伝文化などを教えてくれたりしました。

 ある日の朝、車で出かけて赤信号を待っている時、頭の中に突然歌声が聞こえました。「得度、得度、機縁を逃さないで……」私は修煉に入る決心をしました。

 日常生活の中で心を修める

 私達の家では小さな商売をしていて、普段、私は車で荷物を配送して、母が販売し、父が倉庫を管理していました。私は配送しながら、時間を利用して、内装業者の人や事業主に真相を説明し、大法を実証し、毎日が充実していました。

 ある日、配送に行って現場に着くと、そこの荷卸し作業員が荷物を降ろしてくれず、直接上まで持って行かなければなりませんでした。私は「上まで持って行くのに何時間かかるんだ。事前に言うべきだろう」と言いました。彼らは理不尽にも「私達は知らない、あなたが自分でやって」と言いました。私の心は不満でいっぱいになりましたが、考えを変え、現在の社会の気風は乱れ、道德水準が低下し、人々は皆自分のことばかりを考えている。私は修煉者であり、真・善・忍を修めており、彼らと同じようにしてはいけない。私は荷卸しを終え、彼らに挨拶してから立ち去りました。

 車で帰る道、私が思ったのは、現在の人は本当に可哀想で、私が大法に出会っていなければ、その時必ずその場で事業主に商品の値上げを要求していたでしょう。

 師父は説かれました。「本当の修煉は自分の心を修煉しなければならず、それは『心性を修める』ということです。例えば、人間関係でトラブルが生じた時、個人の七情六欲や諸々の欲望を抑えなければなりません。私利私欲のために争っていながら、功を伸ばそうとするなど、とんでもありません!」[1]

 法理がはっきり分かってから、このようなことが出現しても、いつも黙々と荷物を降ろしてからその場を去りました。

 私は人に、利益心、嫉妬心、怨恨心を動かされた時、自分は不公平に思い、なぜ人に無駄に荷物を降ろしてあげないといけないのかと思います。しかし真に冷静になった時、これらの人心を深く掘り、それらの物を取り除くことが出来ます。私は若い男性で、面子の心、虚荣心、高望み、闘争心、色欲、これらの心が重く、同時に自分の党文化も自分の法を実証することを妨害しています。

 私は配達の時、一部の事業主と顧客は私が店主の息子であると知っていて、皆私が苦労していると言い、なぜ少しでも技術を学ばないのかと言いました。それから私の母に「あなたは本当に、息子によくこんな仕事をやらせますね」と言います。この時いつも、私の面子の心、虚栄心、嫉妬心が現れてきて、肩身が狭くなりましたが、自分は修煉の角度からこの問題を見ると、全て私への試練だと感じ、また私の人心を取り除くと、だんだんと私も心が動じなくなりました。

 私の祖父も作業員をしていて、私と一緒に仕事することもあり、祖父は年寄りで頑固で、私の家が迫害を受けた時、祖父とその家族はマイナスな役割を演じ、大法を敵視し、私の父に圧力を加え、師父を罵り、それで私は彼らを敵視し、軽蔑するようになりました。祖父にはとても重い党文化があり、私達は何度も彼らに真相を伝えましたが、彼も大法は邪党が言っているようのものではないと知っていますが、彼はとても「毛沢東」を敬服していました。彼らが心から変わることを願って、私達は相談して彼らのために新唐人衛星テレビを設置しました。だんだんと彼らの凝り固まった心が、真相の鋭い剣で少しずつ変化し浸透していきました。

 祖父は邪党の毒害を重く受けていて、無神論で、科学こそ真理だと思い、またこれらの目に見える利益こそ確実だと思い、性格も短気で、思いどおりにいかない人を見ると、彼は大口を開けて罵り、私に対しても例外ではなく、私が彼の観念に合わない事をすると、彼は同じように叫んだり罵ったりします。私は心性を守れず、彼と言い争いになります。しかし考えを変えると、この人は本当に可哀想で、共産党によってこのように害されたのであり、本当に悲しいことです。まだ私は良いことに大法を修煉していて、大法の指導があり、自分を抑制し、彼らと同じようにはなりません。

 個人の次元に限りがあり、もし法に則っていないところがあれば、同修からの是正をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/22/439085.html)
 
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