出発点を正しくし 自分の使命を全うする
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年3月7日】最近、我が地域では大法弟子が真相を伝えて、人を救っていたところを悪意ある人に告発されて、迫害を受けました。心を痛めるあまり、同修の参考になるように、自分の僅かな考えを書きたいと思います。もし妥当でないところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 師父は次のように説かれました。「大法弟子は自分の修煉のほかに、最大の責任は衆生を救い済度することです」[1] 三つのことをしっかり行なうことは我々大法弟子の責任であり、衆生を救い済度することは我々に付与された神聖な使命です。真に修める大法弟子はみな努力を尽くしています。しかし、どんな心構えで行なうかが肝心な問題になります。

 邪悪に、隙に乗じられないように、私は真相を伝える前に、まず自分を正し、自分にどんな心があるのかを探し、それから発正念して、自分を正して行きます。一度ある常人に真相を伝えたところ、彼は「またしゃべるのですか? しばらくしてあなたを捕える」と言いました。私は冷静になり、「私を捕まえないでしょう」と言いました。相手は「どうして?」と言いました。私は、「善には善の報いがあり、悪には悪の報いがあります。私は人を救っているし、やっているのは最も良いことです、徳を積み、善をなしているのですから。」と言いました。彼は「なるほど、こんな言い方もあるのですか」と言い、私の言い方を認め、それ以上何も言いませんでした。

 また、2020年、疫病の流行が落ち着き、住宅区の封鎖が少し緩和された頃、私はひとつの会社の住宅区に行き、疫病をどう避けるかについて書かれたチラシを配布しました。庭で工事をしている人がいました。私はせっかく来たのだから、配ろうと思い、1区画ずつ配布しました。4区画目の3階まで上がった時、下から人の足音が聞こえて来ました。私は立ち止まりました。上がって来たその人はドアに貼ってあるチラシを指さしながら、「これはあなたが配ったものですか?」と聞きました。私は「はい」と答えました。彼は、「あなたは今日、もうここから離れられません。ここは会社の住宅区です」と言いながら、携帯電話を取り出しました。

 「私が何を配布しているのかご存じですか? 今は疫病がこれほど深刻です。チラシに書かれている疫病をどのようにして避けるかという内容です」と私は伝えました。彼は「我々は疫病なんかを気にしません、あなたは今日、逃げることができません。下にもあなたを遮る人がいるから」と言いました。私は、「私は逃げたりしません。なぜなら、私は偉大な善行をしているし、私は人々を救っている、徳を積み、善行をしているからです。そうでなければ、私は何を望んでいるのでしょうか? 暑い日に、上へ上ったり、下へ降りたりして」と答えました。その時、私は怖くありませんでした。

 恐らく私の言葉が彼の善の心に触れたのか、彼の荒い鼻息は消え去り、彼は手を止めて「だったら、僕も善行を積もうかな」とつぶやきました。そして、「早く帰ってください」と言いました。私は、「ありがとうございます。あなたは大きな善行をなしました。今度チラシを見たら、そっとしておいてください」と言いながら、私たちは階下に降りてきました。外で待っていた人は、「何をやっている人ですか」と質問しましたが、彼は「大丈夫です、小さな広告を貼り付ける人でした」と答えました。こうして、私はその住宅区から無事に脱出することができました。師父に感謝申し上げます、私のためにこの魔難を解決してくださったのは師父です。

 衆生を救い済度することは、歴史上かつてなかったことです。師父は弟子たちを鍛え、成就させるために、このような困難な大きな事柄を与えて下さいました。そうして我々は法に則って修め正念を以って、自分の使命を果たすべきです。

 古来より、邪は正を圧することができません。私の体得したのは、人を救う際にトラブルに遭遇したら、恐れず、慌てず、自分がやっていることが最も正しいことであると確信することです。自分の正念の場により邪悪を抑制し、迫害を解消することができるのです。

 注:
 [1] 李洪志師父の著書:『各地での説法七』「二〇〇六年カナダ法会での説法」 

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/22/439262.html)
 
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