不当に拘禁された金栄さんの控訴状が消えた
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 【明慧日本2022年3月7日】(陝西省=明慧記者)陝西省西安市の法輪功学習者・金蓉さん(女性)は、2020年4月21日に連行され、2021年12月2日に同市灞橋区(はきょうく)裁判所で懲役6年の実刑判決を不当に言い渡され、2022年2月22日に陝西省女子刑務所に移送された。

 金さんは、2014年9月に中国共産党の裁判所から懲役4年の実刑判決を受け、今回が2回目の判決である。刑務所から解放されてわずか2年後、金さんは再び連行された。

 金さんが判決を受けた後、家族は彼女に会うことができず、判決を不服として控訴しているのかを知りたいと思い、一審の担当弁護士、灞橋区裁判所、高等裁判所に問い合わせを続けていた。家族が灞橋区裁判所に問い合わせたところ、段文文裁判官の書記官である賀涛は「弁護士にしか言わない」と言って、家族には伝えようとしなかった。家族は再度弁護士に尋ねたが、弁護士も知らないという。

 家族は、高等裁判所の裁判官と書記官に再度尋ねたが、やはり教えてくれなかった。弁護士は、同裁判所の駱(ラク)裁判官に尋ねた。駱は、手元にこの案件がないと言い、なぜ自分に電話したのか不思議だと言った。弁護士は再び事務員に電話した。事務員はやはり駱の番号を教えたが、同案件を持っているかどうかは教えようとしなかった。しばらくして、弁護士が再び事務員に電話したところ、事務員は「駱がそんな案件がないと言えば、同案件はない」と言った。

 では、金さんは控訴したのか? それとも控訴しなかったのか? 2022年1月31日、家族は臨潼区(りんどうく)留置場の刑務官から電話を受け、金さんが控訴したことと、弁護士を依頼してもらうことを告げられた。

 いま、金さんの控訴状を持っているのはどの裁判官でしょうか? なぜ裁判所側は、控訴したかどうかを家族や弁護士に知らせなかったのか?

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/4/439655.html)
 
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