浙江省の孟美珍さん、法輪功に関する資料を配布したことで実刑判決を宣告された
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 【明慧日本2022年3月10日】浙江省金華市在住の法輪功学習者・孟美珍さん(60代)が、法輪功に関する資料を配布したとして、懲役3年8カ月の判決を言い渡された。孟さんは判決を不服として控訴したが、金華中級裁判所は2022年1月、孟さんの控訴を却下する判決を下した。

 孟さんが法輪功を信仰していることを理由に判決を言い渡されたのは、今回が2回目である。2012年6月に懲役3年の判決を言い渡されたことがある。

 監視カメラには、2020年4月に孟さんが、共産党政権が迫害に使ったと同様の手口でパンデミックを隠蔽したことや、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という心からの九文字を唱え、コロナ患者が回復したことなどの内容の資料を配布する様子が記録されている。

  2020年4月17日、ブ城区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の孔岳さんら3人の幹部は、孟さんの自宅を家宅捜索した、孟さんの法輪功の本、情報資料、携帯電話、ノートパソコン、フラッシュドライブが押収された。孟さんは成中派出所の地下で取り調べを受け、高血圧のため、保釈金を支払い夕方に保釈された。

 孟さんは2021年6月28日、ブ城区裁判所で裁判を受けた。孟さんは「「邪教を利用して法律を破壊した」という罪状を言い渡された。孟さんはこの罪状に対して、法輪功は世界中で実践されており、中国で迫害されているだけだと主張した。弁護士も孟さんのために無罪を主張した。

 2021年8月上旬の2回目の審理後、警察は孟さんを拘束しようとしたが、やはり高血圧のため孟さんは入所しなかった。

 2021年9月2日、裁判官は3回目の審問を行った。裁判官は、次の出廷の後、孟さんを直接刑務所に連れて行くと脅した。孟さんは、法輪功の資料を所有したり配布したりすることは合法で、いかなる法律も犯していないと主張した。

 孟さんは11月16日、3年8カ月の懲役を言い渡された数時間後に、確かに拘置所に連行された。しかし、拘置所は孟さんの血圧が高いことを理由に、孟さんを拘禁することをやめた。

 孟さんは金華市中級裁判所に控訴したが、2022年1月中旬、金華市中級裁判所は、孟さんが自宅で法輪功の資料を作成しているとして、元の判決を支持する判決を下した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/27/437348.html)
 
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