7年の冤罪を受けた湖南省の向懐香さん 経済的迫害も受ける
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年3月14日】湖南省郴(チェン)州市の法輪功学習者・向懐香さんは、心身を鍛える気功「法輪大法」を放棄しないとして、中国当局に懲役7年の実刑判決を不当に下されたことがある。出所した後、経済的な迫害も受け、定年退職後の年金は2014年9月からずっと停止されている。向さんの娘は留置場で迫害されて精神的な病に陥り、2004年11月に無実の罪を着せられたまま死亡した。

向怀香

向懐香さん

 向さんは1950年8月に生まれ、湖南省財務中等専門学校卒、郴州市建設銀行を幹部として定年退職した。銀行で働いていた間、向さんは市、省の優秀者として選ばれたことがあり、所在部署も国家レベルの優秀賞を受賞した。

 1996年4月、向さんは体を忙しい仕事に耐えられるようにするため、法輪大法(法輪功ともいう)を習った。 法輪功の奇跡的な効果により、向さんは病気や疾患が治り、注射や薬を飲む必要もなくなった。

 1999年7月20日以降、向さんと家族は中国共産党からさまざまな迫害を受けた。向さんの娘・陳麗娟さんは2000年ごろはまだ20代の大学生で、天安門広場で煉功したとして不当に連行され、郴州市に連れ戻されてから留置場に入れられた。警官から残酷な拷問を受けて精神障害を負った陳さんは、その後保釈され帰宅したが、2000年7月に精神科病院に入院し、ますます病状が重くなり、2004年11月に亡くなった。

 市内の住宅区の主任は向さんが法輪功の資料を配布したと通報して、2010年7月19日、郴州市公安局の警官らが向さんの家に押し入り、病気で寝たきり状態の夫を無視して向さんを連行し、家宅捜索をし、現金17,100元(約31万5千円)、パソコン、プリンター、レコーダー、法輪功の書籍、法輪功の関連資料などの個人財産を押収した。

 2010年11月5日から2011年4月7日にかけて、向さんは4回にわたって裁判を受け、最後に「法律の実施を破壊した」という罪で懲役7年の実刑判決を不当に宣告された。

 向さんは2017年7月18日に出所したが、中国共産党からの迫害は続いた。2014年9月から、向さんは年金を停止された。それだけでなく、2010年9月から2014年9月まで、すでに受け取った年金も全部返すよう当局に命じられた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/13/438935.html)
 
関連文章