不当に連行された河南省の劉延奇さんが行方不明
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 【明慧日本2022年3月14日】(河南省=明慧記者)河南省南陽市の法輪功学習者・劉延奇さん(68)は2022年3月2日、自宅で警官により連行され、家宅捜索を受けた。現在、劉さんの情報が一切なく、家族は非常に不安な状況である。

 法輪大法を学び、末期の肺がんから回復

 劉さんは以前、肺がんを患い鄭州病院に入院した時、医師から余命3カ月と宣告された。そのため、経営していた旅館を売却し、病気治療のためにお金も使い尽くしたので、仕方なく自宅に帰った。

 2005年、友人から『轉法輪』という本を紹介され、劉さんは一日中ベッドで本を読んでいた。知らずしらずのうちに体調が良くなり、痛みも消え、3カ月後には奇跡的に健康な身体に回復した。劉さんは師父の教えに従い、他人のために考える良い人になるように実践した。

 拾ったお金を持ち主に返す

 2007年頃、劉さんは道端で2万元(約30万円)を拾い、すぐに落とし物案内を書いて幸福村などの数カ所に貼り付けた。近所の人たちは「今頃、拾った金を自分のものにしない良い人が本当にいるのか?」と信じなかった。多くの人が紛失者を名乗って電話をかけてきたが、それぞれ勘で金額を言い当てることができなかった。最後に、レストランを経営する店主が、お金を落としたと判明した。紛失したお金が見つかった店主は「夢のようだ」と大喜びし、お礼として2000元(約3万円)を出したが、劉さんは断った。

 当時、劉さんは貯金をすべて治療費に使い、年金もなく、一番お金を必要とする時期だったことを、村民の誰もが知っている。

 連行され、行方不明になった

 3月2日午前、劉さんはパトカー2台に乗ってきた警官7、8人に連行され、法輪功の書籍、創始者の写真などの所有物を押収された。

 3日の朝、家族が派出所に行き、押収された固定電話の返還を求めたところ、警官は電話を返さず、「他のところに移送された」と言い、移送先も教えてくれなかったという。

 3日午後、警官らは再び家にやってきて、2回目の家宅捜索を行った。家族は食事も喉を通らず、不安と共に大変なプレッシャーを感じた。

 現在、劉さんは連行されて数日も経っているが、劉さんに関する情報が一切入っておらず、どこに拘束されているかも分からない、家族は非常に不安な状況下にある。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/11/439916.html)
 
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