【明慧日本2022年3月21日】上海市のソフト開発エンジニアで法輪功学習者・何氷剛さん(46歳男性)は、「法輪功」を学んでいるとして、2021年10月9日に長寧の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らにより連行され、現地留置場に拘禁された。2022年2月15日、国保の担当警官が偽造書類を作成して検察庁に提出した。
何氷剛さん |
何さんは留置場で健康状態が悪化した。前回の迫害で頸椎を負傷し、両手足の半分に障害を負い、今回さらに留置場で悪化して全身に障害を負って歩けず、横たわることしかできない。頸椎の問題で頭痛、眩暈、不眠症、大小便失禁となった。
何さんは、復旦大学の大学院卒。1991年、15歳の時に「盲人用コンピュータ音声アシストシステム」を開発し「第6回上海亦陀青年発明賞」と「第6回国家発明賞銀賞」を受賞した。16歳でコンピュータ応用ソフトウェア技術者(ジュニアプログラマー)の資格を取得し、1994年に試験免除で復旦大学に入学を要請された。1998年、22歳の時にまた同大学の大学院に試験なしで進学した。
法輪功の修煉を堅持していたとして、何さんは2000年に復旦大学に休学を強要され、拘禁された。2001年上海徐匯区裁判所に懲役6年の実刑判決を言い渡された。2007年に出所した何さんはパソコン関係の会社を設立した。2010年4月、何さんは再び連行された。拘禁されていた期間、迫害されて頸椎を損傷し、手足が不自由になった。2011年4月、手足が半分機能しなくなったにもかかわらず、再度懲役5年の実刑判決を言い渡された。
2021年10月9日午前9時、仙霞路派出所と長寧国保の警官らは何さんが宅急便を受け取っていた際に室内に押し入り、何さんを連行し、家宅捜索を行った。上海市黄浦区在住の学習者・張軼博さんも同日に連行され、家宅捜索をされた。
警官らは「国家安全のため」という理由で弁護士と当事者との面会を断った。2021年11月15日、担当警官が2人の書類を検察庁に提出した。2022年3月10日、弁護士はやっとインタホンで2人との通話ができた。2人との会話で弁護士は「何さんは横たわっており、張さんは両親の安否を非常に心配している」ということを知った。
張軼博さんは46歳女性で、修士だった。かつて何種類もの病気に罹り、煉功を通して健康を取り戻した。張さんは外資企業でマネージャを務めており、業務能力が優れてボスによく称賛されていた。張さんは2009年に懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡されたことがある。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)