迫害され5年間の放浪生活を余儀なくされた姜雲英さんが死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年3月22日】遼寧省大連市の法輪功学習者・姜雲英さん(女性)は法輪功を学び続けているとの理由で、中国共産党当局に迫害を加えられ、年金支給も停止された。5年間、余儀なく放浪生活を強いられた姜さんは、2021年12月22日に死亡した。享年78歳。

 姜さんは大連市中山区武昌街に在住だった。夫の病気治療を手伝うきっかけに、1999年12月、法輪功を学び始めた。その当時、重い病気を患っていた夫は、法輪功の煉功動作を行って健康を増進することができなかった。姜さんは法輪功の書籍『轉法輪』を夫に読んで聞かせた。そのうち、夫は徐々に回復でき、煉功ができるようになった。

 2015年6月、姜さんは法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴した。告訴状で「法輪功が夫に新たな命を与えられ、私たち家族は本当に喜びました。しかし突然、政府から法輪功を学んではいけないと言われ、私たちはどうしても理解できませんでした。法輪功の本の中で、殴られても、殴り返さず、罵られても返さないようにと書かれています。真・善・忍に従ってより良い人になることは良いことではありませんか? 夫は法輪功を学んでから3年も入院しておらず、医療費も節約できました」と書いた。

 2002年4月8日午後5時ごろ、大連市中山区昆明街派出所の警官数人は姜さんの家に押し入り、「まだ、法輪功を学んでいるのか」と聞いた。「学んでいます」と答えた姜さんは、家宅捜索され、法輪功書籍を押収された。派出所に連行された姜さんはその後、留置場に送られ、2カ月間拘禁された。その後、姜さんはさらに、1年労働教養処分を科され、馬三家労働教養所に送られ、拘禁された。

 姜さんが連行されたことで、夫はショックを受けたため、病気が再発した。その結果、姜さんが教養所に拘禁されて1週間後に、夫は亡くなったという。

 教養所で姜さんは、朝4時から夜10時まで強制洗脳を行われたり、強制労働を強いられたりした。「転向」しなかった姜さんは監視され、睡眠をはく奪されることがあった。

 教養所から帰宅してからも、姜さんは警官やコミュニティーの役人に嫌がらせを受け続けた。

 2016年6月28日、姜さんは大連市の学習者30数人と同じ日に警官に連行された。警官は姜さんの家からパソコンやプリンター、法輪功創始者の写真、法輪功の真相資料などを押収した。

 姚家留置場に送られた姜さんは、1カ月後に「保釈」され、帰宅した。しかし、その後、昆明街派出所の警官2人は常に姜さんの家に行き、騒いだ。ある日、警官は姜さんの家に行って、姜さんにパソコンのログインパスワードを聞いた。「忘れました」と姜さんは答えたが、「お前を国内安全保衛部門に送ってやる」と脅された。

 それから、姜さんは迫害から避けるため、家を離れるしかなかった。2016年10月、警官は姜さんの家に行ったが、姜さんはいなかった。その1年後、姜さんの年金支給が違法に停止された。

 姜さんは5年の間、住所不定な生活を余儀なくされて、安心して暮らせなかった。2021年12月22日、姜さんはこの世を去ったという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/19/440224.html)
 
関連文章