遼寧省の法輪功学習者3人 不当に3カ月間拘禁
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 【明慧日本2022年3月23日】遼寧省錦州市の法輪功学習者・劉玉栄さん(60)、金暁梅さん、陳文学さん(80)3人は、心身を鍛える気功の法輪功を実践しているという理由で不当に連行され、3カ月間拘禁された。そのうち1人は起訴された。

 元教師の劉さんは2021年11月27日夜、別の学習者である康さんの家を訪れ、劉さんは康さんに仕事を探すのを手伝ってほしいと頼んでいた。劉さんは、警官らが午前中にすでに康さんを連行し、面会に行った他の学習者を連行するためにそこで待ち伏せていることを知らなかった。

 同日、劉さん、金さん、陳さんを含む計10人の学習者が不当に連行された。他の学習者は保釈され、法輪功を放棄する供述書を書くように命じられたが、劉さん、金さん、陳さんは派出所で取り調べを受けた後、拘置所に連行された。

 劉さんは2008年に霊海市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)に連行され、5月に霊海市裁判所から懲役6年の実刑判決を受け、遼寧省女子刑務所に入れられた。劉さんが2013年に脳卒中で倒れたため、刑務所は仮釈することを認めた。

 家族は劉さんを錦州市第一付属病院で検査させたところ、「脳出血、高血圧レベル3」と診断され、病院側は薬の注射ができないので退院させることに同意した。親族に担がれて退院した後、劉さんは李洪志先生の教えを聞き、法輪功の修煉を続けることで自力で回復したが、まだ左半身に痺れがあり、思考が鈍い状態だった。

 太和国保の警官は劉さんが就職活動のために検査したと知っている。元教師の14年の勤続年数が服役のために消え、年金ももらえなくなったからである。60代になった劉さんは、老人の介護などの雑用で生計を立てなければならない。

 霊海市検察庁の検事は2022年1月24日、劉さんの弁護士に対し、釈放する方法はないが、より軽い判決を検討する可能性があると通知した。臨海市検察庁の検事長は、劉さんを「犯罪未遂」で起訴するよう指示した。弁護士は、「なんというばかげた不条理な論理でしょう。銀行の入り口を通りかかった人を、銀行強盗の動機があるのではと疑って逮捕するようなものです。疑惑だけで人を逮捕し、判決を下すのは、善悪という人間の最も基本的な基準を完全に失っており、司法関係者の基準にはそぐわないことです」と弁明した。

 劉さんを連行し、検察庁に事件を提出した太和国保の李蕾と劉長傑は、長年にわたって迫害に積極的に加担している。同地区のほぼすべての学習者が迫害の対象となり、多くの人が転居を余儀なくされた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/24/439330.html)
 
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