武漢の周秀華さん 信仰を理由に懲役6年の不当判決
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 【明慧日本2022年3月27日】湖北省武漢市の法輪功学習者・周秀華さん(73歳女性)は、法輪功を修煉したことで2022年1月26日に懲役6年の刑を宣告され、上訴した。周さんの家族は翌日、周さんは不当判決を受けたとして、漢陽裁判所の裁判長・鄧瑋(女)を訴えた。周さんが学んでいる法輪功は、中国の伝統修煉法で心身の健康に高い効果をもたらす気功である。

 周さんは2020年7月15日、自宅で連行された。夫と一緒に呉家山街派出所に連行され、取り調べを受けた後、警官は家族の誰もいない時に、何時間もかけて自宅を家宅捜索した。翌日、夫妻は釈放された後、法輪功の本と50年もかけて集めた貴重な切手収集本2冊がなくなっていることに気がつきいた。周さんの強い希望で、警官は押収品のリストを提供することになり、その中には切手帳は含まれていなかった。捜索に当たった警官の名前も署名も、印鑑も日付さえもなかった。

 周さんは2021年1月28日、派出所に呼び出された。周さんが到着すると、警官は病院で身体検査を行った、周さんは4回連続で身体検査の基準に満たさなかったが、それでも警官は武漢市第一拘置所に周さんを受け入れるよう強要した。2021年2月、周さんの事件が東西湖区検察庁から漢陽区検察庁に移された後、周さんは武漢市第一拘置所に移された。

 周さんは起訴され、2021年6月に漢陽裁判所に提訴された。2021年12月22日、周さんは20分間のオンラインで審理を受けた。周さんの家族は弁護士ではないが弁護人として法廷での弁護を申請していたが、裁判長は弁護士の選任を主張し、周さんのために有罪を主張するよう指示された。

 武漢市中級裁判所の書記官である楊濶は今年1月26日、周さんの家族に懲役6年の刑期を言い渡したことを通知した。楊はまた、自ら拘置所に行き、周さんに判決を伝えた。周さんはその日のうちに判決を不服として上訴した。

 翌27日、周さんの家族は漢陽区検察庁、武漢市検察庁、湖北省検察庁、漢陽裁判所、武漢市中級裁判所に、漢陽裁判所の鄧瑋という裁判官に対して訴状を提出した。

 周さんの家族は訴状で、中国の法律では、被告がすでに法的代理人を持っている場合、裁判所は追加の法的代理人を任命してはいけないと指摘した。しかし、鄧裁判官は周さんが家族に弁護を任せたことを知っていても、家族の同意を求めず、家族にも知らせず、周さんの弁護士を選任した。また、警察は周さんの所持品を不当に押収し、家族の立会いがないまま家宅捜索を行い、家族に裁判のことを知らせなかった。

 周さんの家族は1月28日、高等裁判所に控訴審理の代理人を申請した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/2/438374.html)
 
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