父が迫害され死亡 娘は懲役7年の実刑判決を宣告される
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 【明慧日本2022年4月1日】山東省臨沂市蒙陰県610弁公室と国保の警官らは、2021年から所謂「ゼロクリア」の政策を徹底的に実行するため、当地の法輪功学習者に嫌がらせを加えた。学習者の孫玉嬌さんは自宅で不当に連行され、父の孫丕進さんは6月18日の6時頃、仕事中に連行され、迫害され翌日死亡した。孫玉嬌さんは臨沂留置場へ連行された。先日、孫玉嬌さんは懲役7年の実刑判決を言い渡された。

 孫玉嬌さんの母・于在華さんは、真・善・忍を信仰しているため、当地の警官に何回も迫害されている。于在華さんは警官の王偉に蹴られて、鎖骨を骨折し、洗脳班、留置場、労働教養所などで、何回も不当に拘禁され、さまざまな拷問を受けた。生死の難を辿り、身を落ち着ける場所がない生活が10年以上続いたが、2015年8月19日にこの世を去った。47歳だった。

 孫丕進さん、于在華さんは蒙陰県蒙陰鎮東儒来村の出身で、夫婦は法輪功を修煉する前、色々な病気を患い、子供も病弱だった。法輪功は中国の伝統修練法で心身の健康に高い効果をもたらす気功で、法輪功を修煉した後、大人も、子供も患った病気が知らないうちに回復した。孫さんの家族の中には法輪功を修煉した後の孫さんの変化を目の当たりにして、法輪功を修煉し始めた人もいた。

 1999年7月20日、前中国主席の江沢民が法輪功を弾圧し始め、法輪功を修煉している孫丕進さん、于在花さんは蒙陰鎮の王世シン、公丕宝、姜懐忠、王シンと蒙陰県610弁功室の類延成、房思敏、王シン(該鎮の中に喧嘩で有名なので、その後610で手先として募集された)らによって迫害を受けた。孫丕進さんは、2003年、懲5年の実刑判決を言い渡され、濰坊刑務所でさまざまな拷問を受けた。

 2021年、蒙陰県610弁功室補導当と国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)は「ゼロクリア」の政策を実行するために、当地の法輪功学習者に迫害を加え、6月10日、蒙陰県第一派出所の警官らは孫丕進さんの自宅に押し入り、私物の法輪功書籍、真相を伝える資料及びプリンター、パソコンを押収した。娘の孫玉嬌さんは派出所まで連行され、その後臨沂留置場に移送された。

 2021年6月18日の午後6時、蒙陰県国保、蒙陰県派出所の警官は、仕事中の孫丕進さんを不当に連行した。翌日、家族は孫丕進さんが死亡したとの知らせを受けた。午後2時30分、孫丕進さんの兄夫婦と弟が通知を受けて、死亡の確認を行った。その場には610弁功室の人員と警官が何十人もいて警戒体制をとり、物々しい雰囲気だった。警官らは孫丕進さんの家族を脅し、孫さんは建物から飛び降りて自殺したと伝えられたが、死亡に対して遺体の検査は拒否された。家族は孫丕進さんの片方の目が無くなっているのに気づき、そして頭半分と胸部が凹んでいることを確認している。当地の公安局は病院を封鎖し、情報が流れないようにして、孫丕進さんの遺体を蒙陰県の葬儀会社に置いた。

 死亡の真相を隠すために、孫丕進さんが暮らしていた村、及び孫さんの義父がいる村に当局と政府の多くの人員を密かに派遣し、監視させた。さらに、孫さんの兄と他の家族に、孫さんが死亡したことで、弁護士を雇って、嘆願すること、また他の法輪功学習者と接することも禁止した。多くのスパイは村の中に侵入して監視しており、村人たちは怯えていた。当月の26日、当局は強制的に孫丕進さんの遺体を火葬した。

 6月19日、孫丕進さんに対して迫害を加えてから、26日まで強制的に火葬するまでの期間中、孫さんの家族は告訴することも、弁護士を依頼することも許されなかったことから、蒙陰県の警官らは迅速に殺人事件を隠蔽したと言える。

 現在、孫丕進さんの娘は懲役7年の実刑判決を言い渡され山東省女子刑務所で拘禁されている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/11/439919.html)
 
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