法輪功を実践した広東省の学習者2人に不当判決
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 【明慧日本2022年4月3日】広東省清遠市の法輪功学習者・邵艶芳さん(36歳女性)と頼成妹さん(57歳女性)2人は、気功「法輪功」を学んだとして不当に実刑判決を受けた。邵さんは2021年10月28日、英徳市裁判所から懲役5年、3万元の罰金を言い渡された。頼さんは懲役2年6カ月、1万元の罰金を受けた。法輪功は中国の伝統修煉法で心身の健康に高い効果をもたらす気功である。

 邵さんと頼さんは同年4月11日夜、唐栄珠さん、黄増友さん、劉玉秀さん、頼蘭英さん、蘭秋香さん、鄧さん、花さん、氏名不詳の2人など法輪功学習者9人とともに連行された。現在、9人の状況は明らかになっていない。

 邵さんの自宅には32人の警官が数台の車とバスで到着した。邵さんは、13歳の娘と11歳の息子と一緒に夕食をとっているところだった。邵さんが警官らの侵入を拒否すると、警官らはドアを壊し、ブレーカーを何度も切った。自宅の電気がついたり消えたりして、2人の子どもは恐怖を感じたという。

 警官は押し入り、邵さんに黒い頭巾をかぶせようとしたが、息子が阻止した。邵さんは「法輪大法は素晴らしい」と叫びながら、抗議を続けた。警官は、邵さんの口に布を詰めようとしたが、邵さんの娘の強い抗議でやめた。

 この事件を聞いた邵さんの夫は急いで家に帰ったが、警官らは外まで封鎖していた。

 警官らは4時間かけて邵さんの家を捜索し、パソコン、プリンター、裁断機、ラミネーター、コピー用紙など多くの事務用品を押収した。警官は、邵さんがこれらの機器を使って法輪功の資料を作成したとみなした。邵さんは手錠をかけられ、連行された。

 警官は頼さんの自宅へ行き、手錠をかけ、頭に黒いフードをかぶせてから、頼さんを連行した。

 邵さんと頼さんは、総合的な身体検査を受け、1.5ページの書類を読むように命じられた。邵さんと頼さんは、警官が監視のために自分たちの声を録音しているのではと疑っていた。その後、2人は陽山県拘置所に連行され、5月18日警官は英徳市検察庁に事件を提出した後、英徳市拘置所に移された。

 邵さんは2021年10月28日、英徳市裁判所から懲役5年、3万元の罰金を言い渡された。頼さんは懲役2年6カ月、1万元の罰金を受けた。

 今回の判決の前に、頼さんは2004年3月に15日間拘束され、2011年11月11日に法輪功について人に話したとして、1年間の強制労働を言い渡された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/27/437332.html)
 
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