文/聖芳
【明慧日本2022年4月6日】私は今年で66歳で、1995年に法輪功の修煉を始めました。この二十数年来、修煉の道を穏やかに歩むことができたのは、すべて師父の慈悲なる保護と大法による指導のおかげです。この場をお借りして中共ウイルス感染症が蔓延するなかを、どのように歩んできたかをお話したいと思います。
一、中共ウイルスは修煉の道を阻止できない
2020年初め、中共ウイルスの感染が急速に蔓延したため、コミュニティは人の流れを制限し、住宅区を閉鎖し、入り口を釘付けされたビルさえあり、状況は非常に緊迫していました。私たちはどうすべきでしょうか。
同修たちは切磋琢磨して、師父の法を正すことを手伝い、衆生を救い済度する使命があるからこそ、私達大法弟子は緊密に繋がり一体になれるという共通認識に至りました。
我々の今日の法を正す時期の修煉形式は史上に前例がないのですが、正法修煉は全ての大法弟子が互いに協力することを必要とします。出発点を正しくすれば、揺るぎない正念が自ずと出るのです。私達は協力形式を改め、数人1組での学法を2人1組に変えました。私達の住宅区には60数棟の建物があるので、1人が5棟を担当し、随時に法輪功の資料を配ることにしました。単独で行動し、自己判断に委ねました。家にいるときは頻繁に正念を発し、出来れば定時毎に正念を発し、更に時間があれば『轉法輪』を暗唱し、何かがあれば一対一で連絡し、皆で全体を協調しました。
その時から私は1日『轉法輪』を2段落暗唱し続け、今はもう2回以上暗唱しました。
二、夫の変化
私の夫は非常に正直な人で、家庭に対してとても責任感を持っており、私にもとても優しく、家では全てを私の一存で決めていました。しかし中共ウイルスによる感染症が蔓延してから、彼は別人になったようでした。彼はビルの責任者であるため、200あまりの世帯を管理していました。感染症の間、彼はよく番をするために出かけました。街道やコミュニティの宣伝教育を受けた夫は、毎日帰宅すると私に予防対策などの情勢を伝えてくれました。
中共ウイルスの感染の蔓延とともに、彼はますます洗脳され、毎日帰宅すると私と喧嘩しました。彼の身体の調子もだんだん悪くなり、毎日溜息をつくようになり、薬を飲んでも注射しても効きませんでした。私は大法を修煉しており、真・善・忍に従って良い人になることを目指しているため、毎日彼の愚痴に耐え、慈悲と善なる念で彼に対処しました。
私はまず内に向けて探しました。この数年間自分が夫を見下して、いつも彼の気が小さいことや意気地がないこと、大黒柱になれないことに不満を覚えていることを見つけました。私自身には邪党の文化が根強く残っていました。例えば、声が大きく、話し方が怒りっぽく、指摘するのが好きで、口ぶりが強硬で、夫のほんの少しの至らないところを掴むと離さず、彼のこれが良くない、あれが駄目だと指摘していました。闘争心や嫉妬心は恨む心を伴って出てきました。実際私が彼に道理を説くのは、心から彼を思いやっている本当の善ではなく、偽善でした。私は彼のためだと言いながら、自分の鬱憤を晴らしていました。彼のためというのは偽りで、私のため自分のためでしたが、これはまだ修煉者が修めるべき真なのでしょうか?
この点に気づいたとき、私はたちまち心の奥から長いため息が出てきました。私が再び法を暗唱するときに、一つの意念が脳に打ち込まれました。これは千年百年の恨みなのだと私はすぐに警戒しました。ああ、これは千年百年の恨みなのか! 毎回彼が私に喧嘩を売って来るとき、私は涙をこらえて忍んでいて、修煉者の基準に達していませんでした。今回私の心性が向上したことをみて、師父がこれらの恨みを排出してくださいました。師父に感謝致します!
法の中で私は悟りました。旧勢力、共産邪霊は恨みという腐敗した物を世間の全ての人に撒き、人々を互いに敵対させ、数え切れない業を作らせ、人類を滅亡させているのです。私はもう旧勢力の罠に引っかかるわけには行きません。
実際、夫は私の修煉を助けてくれています。私は人の観念を変え、大法で物事を測る基準としなければなりません。逆からみれば、夫はとても良い人であり、性格が温順で、善良で、誠実で、思いやりがあります。ただこの期間中に邪党に洗脳されたために別人に変わっただけです。私達はとても縁があり、私は邪党の罠に引っかかって、彼を壊滅させるわけにはいきません。私は、旧勢力の邪悪な按排を全般的に否定し、ただ師父が按排してくださった道を歩み、私と夫の空間場の邪党文化の毒素や全ての業力、腐敗した物を消滅すると強い正念を発しました。夫が真相をはっきりと知り、済度されるようにすべきです。
何日か正念を発したあと、夫は明らかに変わりました。一日中ため息をつくことはなくなり、徐々に彼も大法の書籍を手に持って読むようになり、身体の調子も良くなりました。
2021年7月10日の夜に私が家に帰ると、彼は嬉しそうにこう言いました。「今日、コミュニティと街道の担当者がワクチンを打っていない人を確認するために、我が家にやってきた。私がちょうどあなたのことを言おうとしたとき、最初のドアをノックしていたその人がわたしを掴み、小声で『あなたが1人で住んでいると言って下さい』と言った。それから私の携帯の健康コードを読み取り、後ろの人に見せながら、『やはりゴールドコード(訳者注:ワクチンを1、2回接種した人の健康コード)だよ!』と言った。彼らが去り、このことはこれで終わった。あなたは本当に幸運だね」といいました。私は「全ては師父が決められるものです」と説明しました。
三、中共ウイルスは私たちが使命を果たすことを阻止できない
大法弟子は毎日段取りを踏んでやるべきことを行っていますが、すべてのことが緊密につながっています。法の暗唱で私は愉悦になり、仕事をする時の効率も上がり、半分の労力で倍の成果をあげることができました。私は毎日朝8時から午後4時まで姉の家で介護をしているので、昼間は同修と一緒に真相を伝えることができません。私は外に出る時間が少なく、時間的にあまり余裕がありませんが、さまざまな機会を利用して、縁がある人に会うと漏れなく色々な方法で話しかけて真相を伝え彼らを救っています。心を込めてやりさえすれば、縁のある人とすれ違うことはありません。しかし、少しでも気を緩めるとすれ違って残念なことになります。人が救われなかったときは、事後自分が心を込めていなかったことを責めとがめます。
毎日、午前は姉と一緒に学法し、お昼か午後に時間を捻出して資料を配ったり、真相の書かれたステッカーを貼り付けたりして、真相を伝えて人を救っています。姉の家がある住宅区には80棟以上のビルがありますが、感染がひどく蔓延した時、外にはほとんど人がいませんでした。私は毎日二つの入口に行き、資料を配布し、戻って来たら漏れがないようにメモしていました。管理が非常に厳しい住宅区は普段入口のドアは閉まっていて、住人でなければ入れません。私は出かける前に、目的地のビルに対して発正念し、師父に加持してくださるようにお願いしました。それからそのビルに行って見ると、入口のドアは開いていました。縁がある人に会うと私は真相を伝えました。時には本当にちょうど都合が合った感じでした。普段私は一番上の六階から降りながら資料を配っていましす。
一度、私が六階まで登ると一人のおばあさんが私を見ながら微笑んでいました。私も微笑みながら真相資料を渡しました。彼女は資料をもらいながら「ありがとう」と言いました。続いて彼女は「何日もあなたを待っていましたよ。やっと来ましたね」と言いました。そして家に招きましたが私は知らない人なので「今は忙しいので遠慮させていただきます」と言いました。すると彼女は衣服から小さいメモを取り出して、私に見せながら「これはうちの家族4人(彼女本人と息子、嫁、孫)の三退リストですよ。私の代わりに発表してください。ありがとうね!」と言いました。彼女はまた「前回あなたがうちのドアにかけてくれた小冊子を見て、私たちは三退したら平安が保たれることがわかりました。そこで私は玄関口で待っていました。あなたはきっとまた来ると信じていました」と言いました。「私がここに来たのは初めてですが」と言うと彼女は「それなら誰が送ったのでしょうか? 内容は素晴らしく、どうやって疫病を避けられるかを教えていました」と言いました。私が「大法弟子が人を救っています」と答えると彼女は「本当にありがとうございます」と言いました。私が「すべては私たちの師父が人を救っていらっしゃいます」と伝えると彼女は合掌しながら「大法師父の慈悲なる済度に感謝します」と言いました。私は熱い涙があふれ、彼女に何個かのお守りを差し上げました。彼女の家族全員が真相を分かって救われたことを本当にうれしく思いました。
また一度、私は資料を配るために階段を上っていましたが、四階まで行くとおじいさんが階段に座って煙草を吸っているのが見えました。彼は私が上へ上るのを見て道を譲りながら、何をやっているかと聞きました。私は「人を救っています」と答えながら、手当たり次第に一枚の真相資料を渡しました。そして「福の報いがあるので、真面目に見てくださいね」と言いました。私が上から降りる時、彼は「見てわかりました。あなたは法輪功学習者でしょう。本当に素晴らしいですね。感染症がこれほどひどく、国がこれほど鎮圧し迫害している中でも、あなた達は個人の安否を顧みず、絶えず人を救っていますね。法輪功はこの世の望みであり、世界中の人の救世主ですね」と言いました。私は勢いに乗じて真相をはっきり説明して、彼を三退させました。彼は繰り返して感謝しました。私は降りて一階に着きましたが、彼はまだそこで「ありがとうございました」と叫んでいました。実はこれらすべては師父がしてくださったことであり、もし師父の保護がなければ、私たちだけでは何ができるのでしょうか?! 私たちだけで何をやり遂げられるでしょうか?!
結び
中共ウイルスが蔓延するなか、これらの魔難がやって来た時、法の暗唱によって私は修煉の道を穏やかに歩むことができました。私は時間を決めて暗唱するのではなく、時間があればいつでも『轉法輪』を暗唱しています。毎日二段落暗唱し、それからずっと頭の中でその二段落を暗記していました。仕事をする時も、歩いているときも、寝ているときも暗記していました。頭に法があって、いつも法に溶け込んでいます。
大法で自分の実際の行動や一つ一つの考えと念を照らしてみ、自分を正し、いつでも内に向かって探すと、法を暗唱する時、絶えまなく新しい法理が現れ、多くの場合、自分がやったことの足りない部分が見えました。
以上、法に符合していないところがあれば、慈悲なるご指摘お願いします。