山東省の杜振田さんに懲役4年の不当判決を宣告
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 【明慧日本2022年4月12日】山東省招遠市在住の法輪功学習者・杜振田さん(35歳男性)一家5人は2021年9月8日、別々の場所で招遠国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)に連行された。杜さんは地元でコロナウイルスが発生し、濰坊刑務所側が受け入れを拒否したため、龍口市拘置所に拘禁されている。杜さんの代理人弁護士は最近、杜さんが法輪功を修めたとして、懲役4年と15000元(約29万円)の罰金を宣告されたことを知らされた。

 法輪大法は法輪功とも呼ばれ、世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。

 杜さんは、2021年9月8日に連行された。警官は手錠をかけ、黒いフードで頭を覆い、廊下に立たせたまま、誰もいない時に自宅を家宅捜索した。1万元(約19万円)近い現金をはじめ、多くの私物と自家用車も押収された。

 杜さんの2人の姉妹と両親も同じ日に連行されたが、間もなく釈放された。

 警官は、杜さんを連行する前に半年以上尾行したことを明らかにした。翌日、杜さんは龍口市の欣陽ホテルに連行され、42日間拘禁された。杜さんの家族は派出所と国保に何度も足を運び、杜さんのことを尋ねたが、機密事項であると言われた。その後、弁護士を雇って面会させたが、その弁護士も面会を拒否された。

 ホテルに拘禁されている間、杜さんの両親は急速に老いていった。両親は、法輪功を修煉して治った杜さんのうつ病が再発しないか心配した。

 杜さんは、法輪功を学ぶ前に、母親が法輪功を信仰していることを理由に何度も連行されるのを目撃し、ひどい鬱病になった。杜さんは、内向的になり、他人とのコミュニケーションも難しくなった。杜さんは学校を退学し、町のいくつかの病院を訪ねたが、どこもあまり役に立ったなかった。杜さんは、母親に励まされ、法輪功の修煉を始め、徐々に回復していった。

 1カ月半、杜さんは拘禁され、10月20日に、杜さんの家族は連行されたことを知らされた。また、杜さんは龍口市の張家口留置場に移送され、そこには他の20人の学習者も拘禁されていると告げられた。

 龍口市裁判所は2021年12月17日、杜さんの事件の審理を予定していたが、弁護士が12月14日に裁判所へ行き、事件の書類を確認したところ、突然中止となった。裁判所は2月18日にオンラインで再度審理を予定していた。杜さんが判決を受ける前に審理が行われたかどうかは不明である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/26/440503.html)
 
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