着実に修めることを学ぶ
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文/中国四川省の大法弟子

 【明慧日本2022年4月13日】私は、法輪功の修煉者として法を得てから22年が過ぎました。その間、非合法な拘束、強制労働、不法な判決、洗脳による迫害を幾度となく受けてきました。今振り返ってみれば、すべて自分を修め、内に向けて探すことができず、執着心を見つけることができなかったため、これだけ多くの魔難に遭遇してしまったのだと思います。

 法を暗唱する

 私が非合法な判決を言い渡されて、刑務所に拘禁されてから開放された時、同修は私に法を暗唱することを勧めてくださいました。私は学生時代から暗唱するのが苦手で、暗唱することを怖がり、暗唱しなければならない科目は大変時間をかけて暗唱していましたが、試験が終わったら三日も経たないうちに忘れてしまいました。

 私は今まで2回法の暗唱をはじめたことがあります。1回目は8ページまで、2回目は11ページまで暗唱したのですが、いずれもその後は続けられなくなりました。昨年は、同修の度重なる励ましと、法の暗唱を続けた同修の修煉体験に励まされました。また、毎週読んでいる明慧週刊で、法の暗唱に関する交流文章がありました。これらを読んで、本当に自分が恥ずかしくなり、思わず『轉法輪』を手に取り暗記をし始めました。今回は『轉法輪』を最後まで暗唱できるように、師父に正念を加持して下さるようお願いしました。

 私は1日1段落、長い段落は2~3日を目標にしていましたが、少し長い段落は3日かかったり、1日で2段落暗唱できるときもあって、一度だけ1日で5段落を暗記したこともありましたが、それは短い段落でした。毎回法の暗唱が増えるたびに、「あなたは進歩した、また進歩した、もう少し進歩しなければならない」と自分自身を励ましました。

 振り返って見れば、以前法を暗唱していた時は、学法と法の暗唱の量をよく把握できていなかったのでした。毎日法を暗唱するだけで法を読むことはせず、暗唱の量も少なく、自分でも毎日の学法の量があまりにも少ないと思っていました。そして、思想業力に絶えず邪魔されるなか、常人の仕事もあったため法の暗唱をやめていました。
 今でも法を暗唱するのが、とても難しいと感じる時が何度もあります。その思想業力が私に「暗唱したくない、あまりにも難しい」と言ってきます。そんな時私は「いや、私は暗唱を続けなければならない。今回はそんなことを聞いちゃいけない、それを聞いて2回も間違ってしまった。私は困難に立ち向かう」と心に決めるのです。現在、第6講まで暗唱できていますが、私は最後のページの最後の文字まで暗唱を続けます。

 今、私は毎朝煉功を終えたら一講を通読し、昼は時間のある時に少し法を書き写し、夜は地元で10時の発正念の後に暗記を始め、12時の正念を発してから就寝しています。
 毎日こうやって法を暗唱することにより、大脳も心も空になり、雑多な考えが少なくなり、内に向けて探すことにとても大きな改善がみられ、大きく前進できました。

 同修の言葉が内に向けて探すことを学ばせる

 刑務所から出所後、ある同修に「あなたはこの数年間、刑務所で無駄な時間を過ごしましたね」と言われたその時、私は何も言えなかったのです。ショックのあまり心が氷の穴に落ちたような気がして、その氷や寒さを表現する言葉がありませんでした。当時、私は必ず内に向けて探すことを学ばなければならないと思いました。このことを通じて、毎回発正念する度に私は自分が大法に同化することを妨害し、阻止し、隔たりを造っているすべての邪悪な生命と要素を解体するようにという念を入れました。

 同時に次のように自分に対する自戒の念を込めました。この様な言葉を使って、ほかの同修を傷付けることがないようにしよう、私は内に向けて探すことを身につけ、真の大法弟子になりたいです。

 当時の状態は、どんな問題を考えても、何をやっても、何を言っても、何かに隔てられているような気がして、修煉状態に入ることができませんでした。その後、学法を続ける中、刑務所にいた時にあの高圧の下で、私の考えや身体と空間場のなかにいた邪党の要素が私を包み込んで、普通の人間の思考ができないようにさせていることに気付きました。また非常に強い面子の心や、虚栄心、人に言われたくない心、褒め言葉を聞きたがる心があったため、氷の穴に落ちたような、あの氷…はじめてその寒さを感じました。

 ここで私を助け、心性を向上させてくださった同修のみなさんに感謝いたします。

 現世で報われるなか、内に向けて探し、自分を正すことを学ぶ

 一度、自宅で夕食後に食器を洗っていたら、気分が悪くなったため、慌ててキッチンを片付けた後、急いでトイレに行きました。嘔吐が止まらず、嘔吐が終わって立ち上がろうとすると、一瞬にして目がまわり、しっかり立つことができませんでした。慌てて壁に身体を寄せ、手でドアをつかみ、すぐに発正念をして、私の身体を妨害し、迫害しているすべての邪悪な要素を取り除きました。

 落ち着いてから内に向けて探すと、当時同修である家族に対して、恨む心が見つかりました。妻は今まで出来合いの料理を出し、家にいても家事をしませんでした。さらに探していくと、妻に対する嫉妬心や非常に強い闘争心、また不満の心、何もしたくない心、最後に深く隠されている自分勝手な私心や自我が見つかりました。これらのたくさんの良くない心を見つけてから、すぐに発正念をして、私を妨害しているこれらの良くない心を取り除き、自分を正しました。誰が何をすべきで、誰が何をすべきではないか、それはあなたが一生のうちに背負う徳の大きさによって決まりますので、人のせいにしたり恨んだりしてはなりません。しかし、当時はどうしても我慢できなかったのです。それ以降は、同修である家族を恨まなくなりました。

 ある日、ある同修の家に用事があって行ったのですが、その部屋に携帯電話が置かれていたため、セキュリティーの問題で私たちは身振り手振りで会話をし、帰り際に私はその同修の耳元で小声で話しかけましたが、同修ははっきりと聞こえなかったらしく、玄関までついて来たので私はもう一度話しかけました。それから電動自転車に乗って帰る途中、危うく自転車ごとどぶに落ちそうになりました。当時私はとても驚いてすぐに警戒しました。それから慌てて内に向けて探し、何が間違ったのかを探しました。すると、私は色魔に妨害されていたのでした。私は同修の前では勝手気ままでした。同修は異性で、表面的には携帯電話を持っていたので、私が同修の耳元(小さい声)で言いましたが、無意識のしぐさが色魔に隙に乗じられたのです。実際は私の空間場の中に色魔がいました。見つけてからすぐ発正念でそれを解体し、自分を正しました。後日、私がその異性の同修に会った時謝りました。その同修の家庭に良くない影響をもたらしてはなりません。

 今、私は法を実証することと家庭のことを両立させるために、やるべきことに日々追われています。

 私の次元に限りがあり、法理に基づいていないところがあれば、同修の御指摘をお願いいたします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/31/440053.html)
 
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