河北省の宋淑花さん 信仰を訴えたため秘密裏に不当判決下される
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 【明慧日本2022年4月17日】河北省淶水県に住む法輪功学習者・宋淑花さん(63歳女性)は昨年6月16日、地域の市場で法輪功について人々に話したとして通報され、連行された。12月13日、宋さんは涿州市裁判所でオンライン審理を受けた。最近、宋さんはすでに今年2月25日に涿州市裁判所から懲役1年10カ月の不当判決と1万元の罰金を下されたことを家族は知った。しかし、宋さんの家族は未だに判決書を受け取っていなかった。

 法輪大法は法輪功とも呼ばれ世界中の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。

 昨年6月16日、宋さんの家を家宅捜索していた警官らは、宋さんの夫である法輪功学習者・李国林さんも連行した。淶水県留置場で15日間拘留された後、夫婦は「邪教を利用して法律を破壊した」という罪で拘禁された。夫妻の試練に加え、娘の李爽さん(29)も2019年8月11日に法輪功を実践した罪で連行されて以来、北京の西城区拘置所に2年以上も拘禁されている。

 李さんは昨年7月31日に保釈されたが、警官らは何回も李さんを派出所に呼び出し、宋さんは宝定市留置場に拘禁されていた。

 昨年12月13日、夫妻は涿州市裁判所で審理を受けた。李さんは裁判で本人が出廷した。宋さんはテレビ電話が接続され、顔はぼかされていた。裁判官は、「もしあなたがもう法輪功の修煉をしないと約束したら、家で家族と一緒に新年を迎えるために釈放することができる」と言った。

 宋さんはそれを拒否し、裁判官に「法輪功はカルトではありません。法輪功は私に健康を与え、良い人間になることを教えてくださいます。とても素晴らしいことなので、もちろん修煉を続けます!」と言った。

 裁判官は判決を発表することなく、閉廷した。

 宋さんの家族は今年3月7日、宋さんのために弁護士を雇った。弁護士は3月7日と8日に涿州市裁判所、検察庁、淶水県検察庁、淶水県公安局、永陽派出所を訪れ、法律意見を提出した。その時初めて、宋さんが、すでに2月25日に涿州市裁判所から1年10カ月、1万元の判決を受けたことを知った。しかも、上訴の期限を過ぎていることも知った。

 弁護士が判決書を要求したところ、裁判官は渡すことを拒否し、家族に自分で取りに行くようにと言った。また、裁判官は、宋さんの代理人として選任した弁護士にも、判決内容を伝えたという。しかし、宋さんの家族は、宋さんに国選弁護人がついていることは知らず、国選弁護人も宋さんの判決について連絡はしてこなかったという。さらに、2月25日の判決公判についても、裁判官は家族に知らせなかったという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/18/440174.html)
 
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