【明慧日本2022年4月17日】(前文に続く)
迫害の実例
1、黒竜江省の孫淑傑さんは懲役4年の不当な判決に
黒竜江省双鴨山市尖山区の法輪功学習者・孫淑傑さん(65歳女性)はかつて15回身柄を拘束され、懲役5年の実刑判決を宣告されたことがある。解放されてからしばらした後の2020年12月23日、再び身柄を拘束され、罪に陥られ、懲役4年の不当な判決を宣告された。現在、孫さんは黒竜江省女子刑務所で拘禁されている。
孫淑傑さん |
孫淑傑さんは双鴨山鉱業グループ会社林業課の森林保護ステーションの元ステーション長、兼生産技術課の副課長である。かつてひどい肺結核を患っていた。1996年7月に法輪功を学んでから病気は完治した。職場で数年連続「先進工作者」として選ばれ、技術と経済効果において会社に大きな貢献をし、論文は2等賞を受賞した。
1999年7.20以降、孫さんはさまざまな非人道的な拷問を受けた。孫さんは15回身柄を拘束され、3回労働教養処分を科され、懲役5年の不当な判決を宣告されたことがある。その期間、14種の拷問を受け、11回病院に搬送された。孫さんは殴打され、トラの椅子に座らされ、死人ベッドに固定され、スタンガンによる電撃、身体を引っ張られ、吊り上げられ、凍えさせられ、手枷と足枷をかけるなどの拷問を受けた。2003年、ジャムス労働教養所で不明な薬物を注射された結果、精神異常になってしまい、解放されてから法輪功を修煉して回復した。しかし、孫さんの幸せな家庭は離散した。
2021年8月21日、警官は再び孫さんを連行し、懲役4年の実刑判決を宣告した。具体的な情報はまだ調べる必要がある。孫さんは判決を不服とし、控訴したが、却下されて原審維持を宣告され、黒竜江省女子刑務所で拘禁されている。
2、大連市の呂春鈺さんは懲役3年3カ月の不当判決に
2022年3月1日の情報によると、大連市の呂春鈺さん(70歳女性)は懲役3年3カ月の不当な判決を宣告されたという。呂さんは2021年11月に、大連経済技術開発区裁判所にオンラインで開廷された。
呂さんは45年間の経験がある村の医者である。1995年から法輪功を学び始め、「真・善・忍」の教えに従いより良い人になることを目指し、医療技術も高く、みんなに信頼されて村中の人に良い人だと認められ、文句を言わず、村民が必要とする時は手助けをした。
しかし、1999年の7.20以降、呂さんは法輪功を諦めず、人々に法輪功の無実を伝えたとして、何度も身柄を拘束され、嫌がらせを受けた。
3、山東省莒県の崔建秀さんは懲役4年の不当な判決に
2022年3月上旬、北京の弁護士は十分な根拠を持って無罪の弁護したにもかかわらず、山東省日照市五蓮県裁判所の裁判官・楊傑は崔建秀さん(61歳女性)に懲役4年の実刑判決を宣告した。これは崔さんの2度目の判決となる。崔さんは判決を不服とし、控訴し、現在すでに5カ月以上拘禁された。
崔さんは日照市莒県の出身である。2021年10月21日に夏荘鎮で法輪功の資料を配布したとして、鎮の中共幹部・岳青海に通報され、夏荘鎮派出所の警官に身柄を拘束された。その後、莒県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は崔さんの案件を莒県検察庁に起訴し、11月末に五蓮県検察庁に提出した。
2022年1月17日午後、五蓮県裁判所は崔さんに対してオンラインで開廷した。裁判官は楊傑、書記・範軍、陪審員・陸衛である。控訴者は五蓮検察庁の呉兆強、楊思思、通報者・岳青海は偽の証拠を出したという。
法廷は3時間かかり、コロナを口実に、傍聴のためにわざと休暇を取って戻ってきた崔さんの娘夫妻、息子など4人を裁判所の入り口で止めた。莒県の村民である崔さんの夫と義弟だけが傍聴できた。
崔さんの88歳の姑は崔さんが連行されたことを聞き、ショックを受けて2021年11月14日、悲しみの中で他界した。
崔さんの夫はパーキンソン病を患い、手術も受けたことがあり身体が衰弱しているので、妻の世話を必要としている。崔さんの子供たちは他の都市で働いているため、農園にあるビニールハウスのイチゴは放置状態になった。家族は精神的、および経済的迫害に苦しんだ。
2015年8月29日、崔さんは妹の崔建艾さんと夏荘鎮の縁日で法輪功の無実を伝えたとして、地元派出所の警官に身柄を拘束され、30日以上拘禁された。崔建艾さんは莒県裁判所に懲役8年の不当な判決を宣告され、2022年の正月前に解放された。
三、経済的迫害
明慧ネットの統計によると、3月において、中共の裁判所、公安は学習者に現金33万6千万元(約538万円)を強要した。そのうち、法廷の罰金33万2千元(約531万円)、警官による強要は4000元である。
名前 |
省 |
市 | 区・県 | 不当な判決 | 法廷による罰金(元) | 警官によゆすり(元) | 年齢 |
張玉萍 | 山西省 | 太原市 | 8年6カ月 | 30000 | 60 | ||
王翠霞 | 山西省 | 運城市 | 臨猗県 | 8年 | 30000 | 50 | |
王霞 | 山東省 | 東営市 | 3年6カ月 | 25000 | |||
李峭松 | 広東省 | 広州市 | 6年 | 20000 | |||
崔桂芬 | 山東省 | 東営市 | 3年3カ月 | 20000 | |||
王興萍 | 貴州省 | 安順市 | 平壩県 | 5年 | 20000 | ||
聶俊花 | 河南省 | 鄭州市 | 滎陽市 | 5年 | 20000 | 70 | |
廖小平 | 広東省 | 梅州市 | 1年6カ月 | 15000 | 65 | ||
杜振田 | 山東省 | 煙台市 | 招遠市 | 4年 | 15000 | ||
繆秀瓊 | 雲南省 | 红河州 | 4年6カ月 | 13000 | 74 | ||
龔瑞平 | 北京市 | 平谷区 | 5年6カ月 | 11000 | 56 | ||
王沐怡 | 山東省 | 東営市 | 1年6カ月 | 10000 | |||
孫静 | 遼寧省 | 撫順市 | 新賓県 | 4年 | 10000 | 68 | |
厳德容 | 雲南省 | 昆明市 | 5年 | 10000 | 59 | ||
銭淑娟 | 河北省 | 唐山市 | 豊潤区 | 2年 | 10000 | 68 | |
姚皓 | 浙江省 | 東陽市 | 3年 | 10000 | |||
張玉玲 | 黒竜江 | 鶏西市 | 密山市 | 3年 | 10000 | 60 | |
王賀芳 | 北京市 | 平谷区 | 3年 | 6000 | |||
張傑 | 遼寧省 | 撫順市 | 3年 | 5000 | 67 | ||
付淑傑 | 広西 | 南寧市 | 1年 | 5000 | 67 | ||
位艶艶 | 河北省 | 石家荘 | 3年 | 5000 | 71 | ||
林楽宏 | 広東省 | 深圳市 | 3年6カ月 | 5000 | |||
馬彦平 | 広東省 | 深圳市 | 3年3カ月 | 5000 | |||
呂博 | 広西 | 南寧市 | 10カ月 | 3000 | |||
葉小氷 | 広東省 | 広州市 | 2年 | 3000 | 40 | ||
李秀娟 | 山西省 | 運城市 | 臨猗県 | 2年、3年猶予 | 3000 | ||
簡鳳瓊 | 広東省 | 深圳市 | 1年6カ月 | 3000 | |||
賈鳳忠 | 河北省 | 唐山市 | 遵化市 | 1年 | 2000 | ||
韓桂珍 | 山西省 | 運城市 | 臨猗県 | 1年、2年猶予 | 2000 | ||
季維栄 | 吉林省 | 白山市 | 撫松県 | 10カ月 | 2000 | ||
俞芝 | 吉林省 | 白山市 | 撫松県 | 8カ月 | 2000 | ||
李秀芬 | 山東省 | 濰坊市 | 9カ月 | 2000 | |||
王金鳳 | 遼寧省 | 大連市 | 金普新区 | 2年、刑務所外執行 | 4000 | 70 | |
3月において、中共の裁判所、公安は法輪功学習者に現金33万6千万元(約538万円)を強要した。そのうち、法廷の罰金33万2千元(約531万円)、警官による強要は4000元である。 |
迫害の実例
1、山西太原市の張玉萍さんは懲役8年6カ月、罰金3万元の不当判決を受けた
山西省太原市の学習者・張玉萍さんは太原市迎澤区裁判所に懲役8年6カ月、罰金3万元(約50万円)の不当な判決を宣告され、張さんはすでに控訴した。
2、山東省東営市の王霞さん、崔桂芬さん、王沐怡さんは不当な判決に
山東省東営市東営裁判所は2022年2月28日、学習者・王霞さん、崔桂芬さん、王沐怡さんに対して開廷し、不当な判決を言い渡した。裁判官・閻暁輝は何も証拠がないまま、判決を宣告したという。王霞さんは懲役3年6カ月、罰金2万5千元(約40万円)、崔桂芬さんは懲役3年3カ月、罰金2万元(約32万円)、王沐怡さんは懲役1年6カ月、罰金1万元(約16万円)の不当な判決を宣告された。
3、新賓県の孫静さんは再び懲役4年、罰金1万元の判決に
2022年2月21日、遼寧省撫順市新賓県の学習者・孫静さん(68)は撫順留置場で開廷された。2月28日、裁判所は家族に孫さんが懲役4年、罰金1万元(約16万円)の不当な判決を宣告されたことを知らせた。これは2回目の判決である。現在、孫さんは控訴した。
孫さんの夫・李貴坤さんも法輪功を学び、心身とも健康になった。しかし、中共による法輪功への23年間の迫害において、孫さん夫婦は何度も迫害を受けた。
4、広東省梅州市の廖小平さんは不当な判決に
広東省梅州市の学習者・廖小平さん(65)は市梅県区裁判所に懲役1年6カ月、罰金1万5千元(約24万元)の不当な判決を宣告された。
結び:
学習者に犯した罪は人間の法律に裁かれるだけではなく、天理の応報も受ける。昔も今も、善良を迫害する元凶、手先はいい結末を迎える者はいない。2001年以来、江沢民の法輪功への迫害を執行した遼寧省公安庁の歴代庁長・李峰、李文喜、薛恒、王大偉4人は悪報に遭い、失脚した。遼寧省は法輪功迫害の最もひどい地域の一つである。明慧ネットの統計によると、2022年3月まで、遼寧省の学習者599人が迫害により死亡した。これは国内で2位となっている。
因果応報は天理である。神は人間に改心するチャンスを与えている。実際迫害に追随する人こそ犠牲者である。現在の悪報は人間に警鐘を鳴らしている。