娘の冤罪を訴えた両親が連行される
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 【明慧日本2022年4月18日】湖南省常徳市澧(レイ)県の法輪功学習者・許蓮さんの娘・陸維さん(32)は2021年10月9日、心身の健康に効果がある法輪功を学んでいるとして、桃源県裁判所に懲役8年の重刑を言い渡された。そして、許さんと夫・陸仁華さんは関係部門に行き、法輪功が迫害されている事実と法輪功の素晴らしさを伝え、娘の冤罪を訴えた。しかし、2022年2月下旬のある日の朝、10数人の警官は一気に許さんの自宅に押し入り、許さんを引っ張ってパトカーに乗せ、連行した。その20数日後、夫・陸さんも連行された。

 許さんの娘は2020年9月21日、警官に連行されて家宅捜索をされた。その後、娘は常徳市洗脳班に送られて拘禁された。2021年9月24日、桃源県裁判所は陸維さん、曽小林さん、趙昌民さん(67歳男性)、何福秀さん(70歳女性)の4人に対して、不当な裁判を開廷した。10月9日、裁判所は陸維さんに懲役8年、曽さんに懲役4年、趙さんに懲役5年、何さんに懲役2年の実刑判決を下した。

 澧県雷公塔鎮に在住の許さん(55)は、法輪功を学び続けているとして、かつて、労働教養処分1年6カ月を科されたことがあり、3回も実刑判決を受けた。

 1998年から法輪功を学び始めた許さんは、患っていた病気が完治した。それから「真・善・忍」に従って、自分を律し、より良い人になるように努力した許さんは、道徳が向上し、誠実で善良な人になり、穏やかな家庭を築いた。

 1999年7.20、中国共産党の江沢民グループは、でっち上げの罪名で法輪功迫害を発動し、法輪功学習者に対して「名誉を汚し、経済的に破綻させ、肉体を消滅する」という政策を実施した。許さんは1999年、地元派出所に連行され4カ月間拘禁された。

 2003年、許さんは法輪功が迫害されている内容のチラシを貼った際、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報された。それで、許さんは連行され、労働教養処分1年6カ月を科され、株洲白馬壠労働教養所に送り込まれた。教養所で許さんは法輪功への信仰を放棄するよう強いられ、立たされたり、睡眠をはく奪されたり、トイレへ行くことも許されないなどの迫害を加えられた。

 2010年11月9日、許さんは自宅で地元の公安局の警官に連行され、家宅捜索を受けた。警官は法輪功書籍数冊、mp3を押収した。その後、懲役3年の判決を受けた許さんは、長沙女子刑務所に収容された。刑務所で許さんは立たされ、しゃがむ姿勢を強要された。少し姿勢が揺れると腕を板で挟んで縛られ、髪の毛も紐で吊るし上げられた。また、両腕を背中に回されて手錠をかけられ、足が地面につかない状態で吊るし上げられた。許さんの娘も2010年、地元公安局に2日間拘束された。

 2016年8月13日、許さんは学習者・劉華さんと一緒に地元にある公園で人に法輪功の真実を伝えたが、通報されて連行された。当日の午後、許さんは常徳白鶴山留置場に送られ、9月23日不当に逮捕状が発付された。

 2017年3月13日午前、許さんと劉さんは澧県裁判所に不当に裁判を開廷された。法廷で許さんと劉さんは自己弁護をし、弁護士も2人に無罪の弁護をした。しかし、裁判官は突然、許さんと劉さんに対して「態度が悪い」と叱り、弁護士に「弁護士の資格を取り消す」と脅迫した。結果として、許さんは懲役3年6カ月、劉さんは懲役3年の判決を宣告された。

 2019年3月8日、許さんは公園付近で人に法輪功の真実を話したが、通報され、派出所に連行された。翌日、常徳白鶴山留置場に送られた。同年8月1日、澧県裁判所は許さんに対して、不当な裁判を開廷した。法廷で許さんの弁護士は法律に基づき、許さんの無罪を主張した。その場にいた裁判官も検察官も黙認したが、休廷合議後、許さんに懲役1年1カ月の判決を下したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/13/441234.html)
 
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