【明慧日本2022年4月19日】遼寧省葫芦島市の法輪功学習者・欒長輝さん(51歳男性)はこのほど、法輪功を実践したことにより懲役4年の不当判決を下されたことに対して上訴し、却下された。
法輪大法は法輪功とも呼ばれ、世界で1億人に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。
船舶技師である欒さんは2021年7月20日、勤務先の渤海造船所で龍崗区辺防派出所の警官らに連行された。
欒さんの妻は弁護士ではない弁護人として、警察、検察官、裁判官に手紙を書き続け、欒さんの釈放を求め、迫害に加担しないようにと訴えた。
その中で、夫の容疑である「邪教を利用して法律を破壊した」については、どのように妨害されたのかを当局が証明できないため、法的根拠がないことを指摘した。
2021年11月24日、欒さんが拘置所の仮設法廷に現れたとき、妻は欒さんの事件を扱う際に法的手続きに違反しているとして、龍胆という検事を事件から退けるよう要求した。しかし、要求は裁判官に却下された。
連山区裁判所は2021年11月30日、欒さんに懲役4年、罰金2万元を言い渡した。欒さんは葫芦島市中級裁判所に上訴し、公開審理を要求した。
葫芦島市裁判所は審理を経ずに、2022年1月25日に欒さんの原判決を維持する判決を下した。
また、龍崗区検察庁の王福飇は、欒さんの妻の手紙に対して、次のように返答した。欒さんの妻には、検察は何も答えないし、説明もしない、欒さんの妻が判決に同意しないなら、欒さんの妻は先に上訴することができるが、もし我々が間違って判決を下した場合、すべての責任を負うと主張した。
それにもかかわらず、欒さんが接触したすべての政府機関は欒さんの訴えに目をつぶり、欒さんの起訴を続行した。
2022年1月11日、欒さんの妻も葫芦島市中級裁判所に手紙を提出し、地元の裁判所の李福山という裁判官の違法な証拠処理を記録した。欒さんの妻は、裁判官に法廷ですべての証拠を見せ、印刷物を読み上げ、ビデオを再生するよう主張したが、裁判官は証拠の展示を一切拒否したという。