【明慧日本2022年4月19日】山東省膠州市に住む法輪功学習者・于柏清さんは、法輪功を学んでいるとして3月18日、黄島区裁判所でオンライン裁判が開かれた。于さんは自己弁護し、1時間以上にわたって条理整然として話を続けた。 また、弁護士は多方面から無罪を主張した。
法輪大法は法輪功とも呼ばれ世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。
審理が始まってすぐに、裁判長は于さんに「あなたは法輪功をやめているのか、いないのか?」と聞いた。
「私は法輪功の修煉をやめません」と于さんは答えた。
于さんは 「邪教を利用して法律を破壊した」という容疑に反論した。于さんは検察庁に対し、どのような損害を与えたかを示す証拠を提示しなかったと述べた。また、法輪功を修煉することは犯罪ではなく、修煉することは人の信仰の自由であると付け加えた。
于さんの弁護士は、于さんのために無罪を主張した。弁護士は、于さんは健康を増進するために法輪功を修煉しており、法律に違反することや個人に危害を加えることはしていないと言った。また、法輪功を修煉することは憲法で保護された権利であり、そのために起訴されるべきではないと主張した。
裁判官は、判決を下すことなく、2時間で審理を打ち切った。
于さんは2021年6月2日、地元の法輪功学習者20人余りとともに、警察の一斉捜索で連行された。この作戦には100人以上の警官が派遣された。
他の連行された学習者は、宋桂芹さん、高秀娥さん、黄玉強さん、紀金木さん、王瑞蓮さん、王瑞蘭さん、張美香さん、宋継花さん、庄作杰さん、趙有芹さん、焦慶娥さんとその夫の徐衍忠さんである。
于さんは杜村留置場に拘束された。膠州市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は、まず于さんの件を膠州市検察庁に提出し、その後、黄島区検察庁、裁判所に送った。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)