【明慧日本2022年4月19日】雲南省昆明市の法輪功学習者・王瑾さん(57歳女性)は、同市の安寧市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)に連行され、昆明市拘置所に拘禁されている。昆明市の西山区裁判所はもう1人の学習者・高瓊仙さん(82歳女性)の起訴を保留した3日後、西山検察庁が起訴状を更新し、さらに起訴しようとした。
高さんと王さんは法輪功を学んでいるとして、2020年10月27日頃、安寧市国保によって連行された。王さんはその後、拘禁されたが、高さんは体調不良のため1000元の保釈金で釈放された。
法輪大法は法輪功とも呼ばれ世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。
2021年4月、王さんと高さんは西山区検察庁に起訴された。
その後、王さんと高さんは西山区裁判所で、自己弁護のために証言した。2人は法輪功を修煉してから「真・善・忍」の原則を守り、法律にも違反していないと主張した。王さんの弁護士・李彦さんと高さんの弁護士・李海明さん(裁判所が任命)は、2人のために無罪を申し立てた。
高さんとともに連行・起訴された王さんは、以来、昆明市拘置所に拘禁されている。現在の状況は明らかになっていない。
王さんの母・謝家洋さん(89)は、王さんが連行され恐怖を覚えた。そしてある日の夕方、トイレで脳卒中になり倒れた。蘇生術で一命を取り留めたものの、その後、体が動かなくなった。数カ月後の2021年4月5日、王さんの母親はこの世を去った。
高さんは2021年8月に自宅で転倒し、脚を骨折した。2021年12月頃に2回目の審理が予定されていた際、裁判所は審理に出席するため自宅にカメラを設置するよう命じたが、高さんの家族は拒否した。
裁判官は12月17日、高さんの裁判を保留する決定を下した。しかし、検察官・張麗は12月20日に起訴を更新し、高さんを起訴しようとしている。その間に、国保の警官らと検察庁は何度も高さんに嫌がらせをした。
高さんは、2004年7月に法輪功の話をしたとして連行され、3年間の強制労働を課された。高さんは2017年8月29日、他の4人の修煉者と共に再び連行された。その後、5人全員が晋寧県裁判所から判決を受けた。高さんは懲役2年、執行猶予3年の不当判決だった。