大連市の王金鳳さんに懲役2年の不当な判決を宣告
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 【明慧日本2022年4月21日】遼寧省大連市在住の法輪功学習者・王金鳳さん(70代女性)が2022年3月17日に金州区裁判所に懲役2年の判決を言い渡された。王さんは高齢で健康状態が悪いため、刑務所外での拘禁が認められた。

  王さんは、人に法輪功迫害の事実を伝えるための努力したことで、警官らに繰り返し連行され、嫌がらせを受けた後に下されたものである。法輪大法は法輪功と呼ばれ世界中の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来中国共産党によって迫害されている。

 王さんは2020年4月8日、もう1人の学習者・田さんとともに村で法輪功について人々に話したことで通報され、初めて連行された。70代の2人の女性学習者は、拘留に必要な健康診断のために地元の病院に連れて行かれた。2人は300元の検査料を払わされた。

 午後、警官らは2人の家を家宅捜索した。王さんのパソコン、プリンター、法輪功の本、法輪功の情報資料を作るための道具(穴あけ器、ホッチキス、ラミネーター、カートリッジ、コピー用紙など)を押収された。

 2人の女性学習者は、その日の夜8時ごろに釈放された。

 王さんは2020年11月9日、もう1人の学習者である王彦鳳さんと共に市場で法輪功に関する情報資料を配布している時に、再び連行された。警官は2人をそれぞれ異なる病院に連れて行き、健康診断を行い、2人に900元を請求した。2人は健康診断の結果、基準に達しなかったため地元の留置場に入所しなっかった。2人の女性学習は午後11時ごろに釈放された。

 2021年のある日、警官らは王金鳳さんを再び病院に連れて行き、健康診断を受けさせ、その費用800元を支払わせた。また、王さんを金州区裁判所に連行し、懲役2年半の刑を科すと脅した。

 警官は2022年1月7日、王さんを4回目の健康診断に連れ出し、2000元を請求した。警官らはさらに5000元を強要しようとしたが、王さんは支払を拒否した。

 2022年2月3日、王さんの家族はコミュニティの職員から電話を受け、2月8日に裁判所に出頭し、いくつかの質問に答えるよう命じられた。

 金州裁判所は3月14日、王さんに対して3日後に裁判を行う予定であることを通知した。また、王さんの娘に、携帯電話でオンライン審理に接続するよう強要した。

 裁判の中で、裁判官は王さんに「法律の実施を破壊した」という罪で非難した。王さんは、自分はいかなる法律も犯していないと主張し、中国で法輪功を犯罪とする法律もないと付け加えた。裁判官は、王さんに懲役2年の刑を宣告し、健康上のため刑務所外での拘禁を認めた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/28/440581.html)
 
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