正念を持って「ゼロ活動」の嫌がらせを制す
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年4月27日】中国共産党(以下、中共)による大法弟子に対する「ゼロ活動」は、簡単に言えば、大法弟子への嫌がらせや迫害であり、各地域やコミュニティの管理者や町内会の責任者、そして、警察官が大法弟子の家に行って、修煉しないという保証書に署名させるものです。そのため、多くの大法弟子が連行されたり、不法に家を差し押さえられたり、脅迫されたりなどの迫害を受け、中には留置場に拘禁された者もいます。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法ですが、1999年以来中共により迫害されています。

 2020年6月のある日の午後、私たちの地域の学習者たちは交流を行いました。交流内容は、いかにして団結していくか、どのようにして法律を用いて迫害をやめさせるか、慈悲の心をもって衆生を救っていくかなどのことに関してでした。

 師父は説法『わたしの感想』で、「ところが、アメリカは従来から人権を尊重する模範的な国家です。ならば、アメリカ政府はこのような人権を裏切る取引をするでしょうか? さらに、わたしはアメリカの永住権を持っており、アメリカの法律行使の範囲内にある永住者なのです」[1]と説かれました。師父はすでにいかにして法律を用いて人権を守るかについて説かれていたのです。これまで大法弟子は、「邪党は法律をなきものにしているから、何の役にも立たない」と思ってきました。しかし、これは観念なのです。私たちが法律を用いて衆生を救う時は、必ず邪悪を解体させ、迫害をやめさせられるのです。師父は「大法弟子としては、邪悪な旧勢力が按排したすべてを全面的に否定します。全面的に真相をはっきりと伝え、正念をもって邪悪を取り除き、衆生を救い済度し、確固として法を護るべきであり、なぜなら、あなたは大法の一員で、堅固にして破壊できないからです。すべての正しくないものを正し、転向させられ、救い済度されるのは、邪悪によってだまされた衆生だけであり、取り除かれるのは邪悪な生命と邪悪な旧勢力なのです。それによって圓満成就するのは大法弟子であり、大法の威徳を築きあげるのです」[2]と説かれました。法理を理解した同修たちはすぐに正念を持てるようになり、自らを正すことができたのです。

 二つほど例を挙げましょう。ある日、町内会の人がある年配の大法弟子の家に行きましたが、ノックしてもなかなか開けてもらえず、ようやく扉が開いたら、その年配の大法弟子が、「なぜこれほど待たせたか分かりますか?」と聞きました。当然、町内会の人は分からないので、その大法弟子は再び口を開きました。「あなたたちは何をしに来たのです? 家の状況など、疫病が発生した時にすでに把握してたではないですか。何をしに来たのかなど誰にでも分かりますよ!」というと、町内会の人は「なら話は早い。あなたは法輪功を修煉している。ここに署名しなさい」と言って、保証書のようなものを出しました。その同修は「法律では、信仰はその人の自由とされている。あなたたちは法律を破っている」と言って、同時に真相を伝え、「三退」を勧めました。町内会の人はこの状況を見て、そのまま帰っていったのです。

 また、ある日、2人の町内会の人が別の年配の大法弟子の家に行きました。同修に保証書を見せて、「法輪功をやっているんだろう? ここに署名しなさい」と要求しましたが、その同修は断りました。すると、1人が「署名しても家で秘かにやればいい」と言いましたが、これを聞いた同修は「署名しないほうがあなたのためです。法輪功は人に真・善・忍を教えています。嘘をついてはいけません!」と言い返しました。「頑固な年寄りだな。共産党と法輪功のどっちが良い?」と聞かれたので、同修は即座に「法輪功のほうがずっと良いに決まっている! 修煉したから、この年になっても健康でいられるのです」と答えました。すると、相手は「共産党は給料を払ってあげているのだ。それなのに共産党に反対するのか?」と言いました。これに対して、同修はこのように言い返したのです。「共産党が給料を支払ってくれている? 冗談じゃない。若い頃は必死に働いたが、その1割の給料しかもらえなかった。支払うべきお金を共産党は未だ払ってないのです!」というと、町内会の人は「なんて頑固な人だ! 今度は警察の者を来させる!」と脅しました。しかし、同修は全く恐れませんでした。「何年か前、警察署からも、国保警察からも何人もの若者が来て私に署名させようとしたが、すべて断った。それでも私は今ピンピンしている。そんな脅しに乗ると思いますか?」どうすることもできないと分かった町内会の人はそのまま帰っていきました。

 コミュニティの者に脅された同修もいますが、しかし、誰も協力せず、中には告発するとまで脅された同修もいましたが、師父のご加護の下、同修たちは正念を以て邪悪を制しました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「わたしの感想」
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「大法は堅固にして破壊不可能である」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/10/14/432526.html)
 
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