河北省保定市の韓俊徳さんは迫害されて死亡
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 【明慧日本2022年4月27日】河北省保定市の法輪功学習者・韓俊徳さん(77)は、2022年4月14日10時35分、河北省刑務所で迫害されて死亡した。

韓俊徳さん

 韓さんはひょうたんの上に「真・善・忍は素晴らしい」という文字を彫ったとして、2020年2月に保定市高陽県裁判所に懲役8年6カ月、罰金1万元(約16万円)『(2019)冀0628刑初288号』の不当な判決を宣告された。韓さんは控訴したが、2020年5月に保定中級裁判所で原審維持を宣告された。しかし、一審と再審ともに韓さんがどの法律に違反したのかを指摘できなかった。

 韓さんは唐山冀東刑務所で拘禁され、何度も自白を強いられた。転向しないという理由で、文通も、電話も、面会の権利も奪われ、数回しか電話できなかった。その後、家族はやっと韓さんが長期にわたって貧血になり、片目は失明し、身の回りの事ができず、車椅子で移動し、常に命の危険があることを知った。

 韓さんの妻・付桂さん(70代)は韓さんの安否を心配し、一時出所できるように駆けずり回った。そのため、付さんは20キロ近く痩せ、髪の毛も白髪交じりから真っ白になった。また、各法律の文書、控訴、通報などの資料を郵送したので、元々少なかった年金の大半を費やした。

 2021年8月23日、冀東第五刑務所は韓さんの一時出所の手続きの書類を保定市競秀区司法局に郵送した。しかし、当司法局は韓さんが長年、自宅に住んでおらず(高齢のため、娘宅に在住)、家族の言動は韓さんの「転向」に不利との理由で手続きを拒否した。その結果、韓さんは受けるべき治療を受けられなかった。その後、家族は何度も司法局の関係者に一時出所を求めたが、許可されなかった。競秀区司法局は瀆職、職務の怠り、職権を濫用した疑いがあり、韓さんの死に対して、法律の責任を取らなければならない。家族は最後まで責任を追求するという。

 かつて、ヤクザだった韓さんは、法輪功を学んでから悪習を諦め、職場の上司、同僚、親友も法輪功の影響に感心した。

 しかし、1999年7.20以降、韓さんは法輪功を諦めないとして、不当に拘禁、労働教養処分を科され、嫌がらせを受け、監視されるなどの迫害を受けた。迫害から逃れるため、韓さんは放浪生活を余儀なくされ、その後、懲役8年6カ月の不当な判決を宣告された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/22/河441570.html)
 
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