法輪功を学んだ陽琴さん 洗脳班に不当連行
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 【明慧日本2022年4月28日】重慶市の法輪功学習者・陽琴さん(69歳女性)は3月9日の朝、自宅で法輪功の功法を練習していたところ、押し入ってきた警官らに連行された。巴川派出所で3日間拘束された後、3月15日に地元の全徳洗脳班に連行されて拘禁された。

 法輪大法は法輪功とも呼ばれ、高い心身の健康効果で世界の人々に親しまれる精神修養法。1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。

 陽さんは潼南耐火材料工場に勤務していたが、2008年4月に退職した。陽さんは仕事の性質上、重度の鉛中毒になり、その後、腎臓や胃の病気、脳の血栓、低血圧など、複数の病気を発症した。

 陽さんは人生に絶望したとき、法輪功に出会い、学んですぐに回復した。また、陽さんは人柄が良くなり、より良心的な労働者になった。工場長は、「すべての労働者があなたたち法輪功学習者のようであれば、私の工場長としての仕事はもっと楽になります」とよく言っていた。

 しかし、1999年に迫害が始まると、職場は陽さんに中国共産党に従うことを命じ、週末に休むことを許さず、信仰を固守したために年間ボーナスも差し引かれた。陽さんは3回拘束され、2回の労働教育期間を強いられ、2015年には懲役1年6カ月の刑を言い渡された。軍隊の元部長である夫は迫害の圧力に耐えられず、離婚した。

 2020年1月、地元の社会保障局は突然、陽さんに対し、2015年の実刑判決と出所後の期間に受け取った13万9000元を、何の理由も示さずに返還するよう命じた。この金銭強要により、楊さんの生活は非常に苦しくなり、お粥や漬物でしのぐしかなかった。

 陽さんは2020年5月13日、法輪功迫害に関する資料を配布していた時に尾行され、その後、連行された。翌日、合川拘置所に連行されたが、陽さんは高血圧のため受け入れ拒否となり、保釈された。

 警察は陽さんを銅梁区検察庁に提出し、同庁は陽さんを起訴し、11月19日に江北区裁判所に案件を移した。迫害を避けるため、陽さんは家を離れて生活していたが、2021年8月17日に再び連行された。警官は3日後に陽さんを留置場に入れようとしたが、陽さんは高血圧、結核、血管の硬化が見つかり、身体検査の基準を満たさなかった。8月23日、激しい咳と発汗、呼吸困難が始まり、警官は陽さんを釈放せざるを得なくなった。

 2022年3月9日の最新の連行に先立ち、警察は2月14日に陽さんに派出所に出頭するよう命じていた。陽さんは行かず、自宅に押し入ってきた警官らに連行された。

 洋服一枚で拘束されていた陽さんは、呼吸困難で咳が止まらないほど体調が悪く、やむなく窓から飛び降りて脱出した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/8/441041.html)
 
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