山東省膠州市の于柏青さん 不当に懲役8年の重刑
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 【明慧日本2022年4月28日】山東省青島市膠州(こうしゅう)市の法輪功学習者・于柏青さんは2021年6月2日、貸家で膠州市北関派出所に身柄を拘束された。今年4月15日、于さんは青島市黄島裁判所に懲役8年、罰金5万元(約80万円)の重刑を不当に宣告された。

 于さんは黒竜江省チチハル市鉄鋒区に在住していた。小さい頃から気功が好きで、法輪功が1992年に伝え出されてから、法輪功の創始者がチチハルで開催した講習会に参加し、法輪功を学び始めた。

 2003年、于さんは法輪功の無実を伝えたとして懲役3年の不当な判決を宣告された。そのため、于さん自身と家族は大きなダメージを与えられた。大学受験直後の息子はショックを受け、何度も鬱になりそうだった。于さんの妻は嫌がらせを我慢できず、収入の少ない仕事に転職し、子供の大学生活を支えた。

 2011年、于さんは故郷から離れ、山東省膠州市に引っ越しした。

 2021年6月2日、膠州市公安局は警官100人を派遣し、大規模で地元の法輪功学習者を連行した。于さんは貸家で膠州市北関派出所に身柄を拘束され、自宅にあったパソコン、プリンターなどの私物も押収された。

 于さんと同じ日に連行された学習者は他に宋桂芹さん、高秀娥さん、黄玉強さん、紀金睦さん、王瑞蓮さん、王瑞蘭さん、張美香さん、宋継花さん、荘作傑さん、紀紅さん、趙有芹さん、周瑞玲さん、梁恵元さん、孫玉雲さん、葉宇さん、王書進さん、程済青さん、焦慶娥さん、徐衍忠さんなど30〜40人だった。そのうち、于さん、徐衍忠さん、紀金睦さんは不当に逮捕状を発付され、膠州杜村留置場に拘禁された。

 2021年7月9日、膠州市検察庁は于さんに逮捕状の通知書を発布した。2カ月後、于さんを罪に陥れる案件が黄島検察庁に移された。于さんの弁護士は案件の資料を確認し、証拠不足と主張し、案件の却下申請書を出した。黄島検察庁は案件を膠州市公安局に戻した。

 2022年3月18日、黄島裁判所は于さんに対してオンラインで開廷した。弁護士は捏造した「集団案件」について質疑し、案件の過程の違法及び犯罪としての要素を満たしないなどの方面から無罪の弁護をした。于さんも自ら法輪功を学ぶことは違法ではない、証拠不足、いわゆる法律の結果もないことから無罪弁護した。法廷は2時間続き、後日宣告するとされた。

 4月15日、黄島裁判所は于さんに懲役8年の重刑を宣告した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/21/441529.html)
 
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