心自ずから明らかな子ども弟子
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 【明慧日本2022年5月2日】私はカナダ人です。私の友人である、小さな同修のケビン君はまだ2歳半です。彼が最初に覚えた言葉は何だと思いますか? それは、李洪志先生が書かれた『洪吟二』の「真性が顕れる」という詩の一行目、「大法を堅く修めて、心動かず」でした。彼の両親はその瞬間、驚きと喜びでしばらくは言葉を失っていました。

 ケビン君は私の電話に出る度にまずは挨拶をして、その後は必ず「『洪吟』を暗唱してもいい?」と尋ねてきました。「いいよ」と私が言うと、彼は毎回そのうちの2つの詩を暗唱してくれました。声が幼く言葉もたどたどしかったのですが、心のこもった朗読のようでした。そして、お別れの挨拶をしてくれました。

 彼が『洪吟』を暗唱できたのは、大人から教わったのではなく、大人たちが朗読するのを聞いているうちに、いつの間にか覚えてしまい、しかも自分が暗唱した詩が本のどのページに載っているかを探し出すこともできます。家族が「心自ずから明らか」という詩を朗読するのを3回聞いただけで、彼は暗唱できるようになり、『論語』の最初の2段落もこの方法で覚えました。

 ケビン君は頭が良く、わんぱくな子で、時々いたずらもしますが、大人が学法を始めるとすぐに静かになります。この間、我が家で彼の母親が座禅していて、彼が熱心に遊んでいるのを見て、私は『轉法輪』を手に取り、小声で読み始めました。それが聞こえたとたん、ケビン君は持っていたオモチャを置いて私の隣に駆け寄り、「もっと大きい声で」と私に言いました。「ママが煉功しているから、大きい声はダメだよ」と私が言うと、彼は素直にうなずき、オモチャ遊びを後にして、私と一緒に学法し始めました。

 ケビン君は幼いものの、物事がよく分かっていて、法輪大法の良さを知り、自ら学法や煉功をしたがるだけでなく、それをより多くの人と共有するのも忘れていません。ここ数日、まだあまり話せないケビン君が、また奇跡を起こしました。

 彼の母親と姉が自宅近くの芝生で煉功していたとき、法輪大法を紹介する英語の新聞の束を道路の脇に置いていました。

 煉功を始める前に、母親は「今日はケビンちゃんが新聞を配るのよ」と何気なく言いました。ケビン君はそれを聞いて、本当に新聞を手にして立ち上がり、人が来るのが見えたら、すぐに向かって行き、小さな手で新聞を手渡しました。母親と姉が2時間の煉功をしていた間、彼も2時間ほど道端に立っていて、煉功が終わった時、新聞は全部配り終わっていたのです。

 翌日、母親に言われなくても、ケビン君は自ら新聞を配りました。2人の西洋人の女性は感動して、新聞を受け取るとすぐに財布からお金を取り出し、「食べ物でも買ってね」とケビン君に渡そうとしました。でも、ケビン君はそれを受け取ろうとしませんでした。その後、この2人の女性はケビン君の母親と姉から、第2式の功法(法輪樁法)を習いました。彼女たちはこの大法の音楽が好きだと言い、ケビン君の姉は煉功音楽のCDを2つあげると約束しました。2人はとても喜んで、「毎日煉功を見に来ます」と言いました。

 しばらくすると、別の黒人女性が3人の子どもを連れてやってきました。ケビン君はさっそく彼女に駆け寄り、新聞を渡しました。家族4人は大喜びし、その場で法輪大法の第3式と第4式の功法を習い始めました。煉功が終わった後、女性は「とても気持ちがいいですね」と言いました。

 後で、母親がケビン君に「新聞を配っていた時、どうやって渡したの?」と聞いたら、ケビン君は「法輪大法です、と言って渡したんだよ」と答えました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2000/7/13/2612.html)
 
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