【明慧日本2022年5月6日】遼寧省撫順市の法輪功学習者・王淑雲さん(70歳)は2021年10月28日、法輪功迫害の真相を伝えていた際、站前派出所の警官に連行された。先日、王淑雲さんは懲役5年の実刑判決と2万元(約39万円)の罰金を言い渡された。しかし、開廷することに関しては裁判所は家族に伝えていなかった。
遼寧省撫順市新撫区千金道に在住の王さんは、法輪功を学ぶ前、何種類もの持病を持っていた。王さんは、1996年に法輪功を学び始め、短い期間内に持病が消え、王さんは心より法輪功の師父に感謝している。
2001年2月14日夜6時頃、千金派出所の10人以上の私服警官が王淑雲さんの家に押し入ったが、王さんはいなかった。一夜が経った後、王さんは連行され、撫順第一留置場に15日間拘束された。留置場では、17人が一つ部屋に拘禁され、皆は板張りの床に隙間なく寝ている。15日以後、警官は王さんに「まだ法輪功を続けるのか? 続けるなら労働教養所に送るぞ。止めるなら自宅に戻ってもいい」と言った。王淑雲さんは「もちろん、続けます」と答えた。その後、王淑雲さんは撫順労働教養所で2年間の労働教養を受けた。
2005年か2006年のある日、王淑雲さんが朝ご飯を食べている時、7、8人の警官は王さんを派出所に連行して、法輪功の修煉を続けるかどうかに関して聞いた。王さんは警官らに法輪功を修煉することによって心身ともに健康になったことや、法輪功の素晴らしさは何かについて話した。しかし警官らは話を受け入れず、その後、王さんを撫順羅台山庄洗脳班まで移送した。洗脳班では、王淑雲さんは毎日法輪功を誹謗中傷する新聞を見せられ、周りの何人かのユダ(ユダは裏切り者・邪に悟った学習者を指している)は、王さんに自ら悟った誤まった理を言い、さらに洗脳者にめちゃくちゃのことを言われた。20日経って王さんは釈放された。
2008年7月29日、王淑雲さんはある団地で真相資料を配布した際、警官に連行された。警官らは何の証明書も提示せず、王さんの自宅に不当に侵入し、60枚のDVD、150元(約3000円)を押収した。その後、王さんは留置場に移送され、洗濯用品の料金として200元(約4000円)の支払いを求められた。しかし、洗濯用品は手に入ったが、全て人に使われた中古品だった。留置場では、王さんは毎日長時間、セーターを編むことを強いられた。さらに警官らはいわゆる証拠を集めるため、写真を撮ったり、強制的に王さんに指紋を押させた。不思議なのは、偽造した起訴書の中に1999年10月27日に拘禁された記録が書かれている。その後、新撫区裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡された。裁判所では、審判者は王淑雲さんに話すことを許さず、自己弁護することも許さなかった。その後、王さんは判決を不服として控訴したが、撫順中級裁判所は原判決の維持を下した。2008年3月に、王さんを遼寧省女子刑務所に移送した。
2016年8月、王淑雲さんは撫順社保局に養老金の支給を停止された。会社は撫順市公安局東州支局の指示により、王さんに6万元(約118万円)の養老金を戻すように命じた。
2021年10月28日、王淑雲さんは、新撫区バス停で世の人に法輪大法は正法であること、佛家の修煉方法であること、さらに「法輪大法が素晴らしい、真・善・忍が素晴らしい」と念じれば、疫病を追い払う効果がある等と伝えた際、站前派出所の警官に連行され、家財を押収をされた。その後、南溝留置場に移送された。
最近、王さんの家族は、王淑雲さんが東州区裁判所に懲役5年の実刑判決を宣告されたことを知ったという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)