11年の冤罪を受けた広東湛江市の呉海波さん 再度拘禁される
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 【明慧日本2022年5月16日】広東省湛江市霞山区の法輪功学習者・呉海波さんは、中国共産党が法輪功に対する迫害の中で、労働教養を強いられ、実刑判決を言い渡され、計11年間拘禁された。その期間、様々な拷問を受けた。2020年12月に冤罪を終えてやっと帰宅した。2022年3月、呉さんはまた霞山区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行期間。以下、国保)の警官と新村派出所の警官らに連行され、現在、霞山留置場に拘禁されている。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが1999年以来中国共産党によって迫害されている。

吴海波

呉海波さん

 呉さんは1965年に生まれ、大学卒で、元湛江市ある添加物製剤会社の技術者であった。法輪功を修煉しているとして、中国共産党に迫害されている。

 ◎法律に従って陳情に行き2年の労働教養を強いられた

 2001年初め、呉さんは北京へ陳情に行った。同年4月か5月頃、警官らが車2台で添加物製剤工場に乗り込んで行き、呉さんを洗脳施設に連行しようとしたが、呉さんは同僚たちの協力で脱出することができ、その後、放浪生活が始まった。 同年、呉さんは湛江に戻ったところ、現地の国保の警官らに連行された。 同年11月20日、呉さんは2年間の労働教育を受け、悪名高い三水労働再教育収容所に拘禁され、指先をつま楊枝で刺されるなどの拷問を受けた。

 ◎法輪功迫害の実態を書かれた資料を配布したとして実刑判決4年

 2007年4月17日、呉さんは霞山区国保の警官らに連行された。翌年1月、呉さんは霞山区裁判所に懲役4年の実刑判決を言い渡された。呉さんは陽江刑務所に拘禁され、2011年2月に拘禁を終えて解放された。

 ◎江沢民を告訴したとして再度5年の実刑判決を言い渡され、刑務所で拷問された

 2015年12月4日、呉さんは霞山区国保の警官らに連行され、留置場に拘禁された。2016年4月、呉さんに対して開廷された。呉さんは法輪功迫害の元凶である江沢民を告訴したとして起訴され、証拠は「江沢民告訴の手紙に呉さんのサインがある」とのことで懲役5年の実刑判決を宣告された。

 呉さんは広東省四会刑務所に拘禁された。そこで通常の姿勢で長期間しゃがむことを強要され、睡眠を剥奪され、トイレに行くのを禁止され、罵られ、酷く殴打されるなどの拷問を受けた。刑務官は受刑者らに指図して、法輪功学習者に対して、「お前らを障害が残るまで殴り、その後治療を行っても、また障害が残るまで殴ってやる」と叫んだ。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:殴打

 酷く殴打された呉さんは昏睡状態になり、頭部出血し、腕を骨折し、10本の足指の爪は壊死した。2020年12月、呉さんはやっと拘禁期間を終えて解放された。

 2022年3月初、呉さんは再度連行され、現在霞山留置場に拘禁されている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/23/440393.html)
 
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