武漢の学習者・周秀華さんは判決を不服として控訴、中級裁判所は原判決を維持
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 【明慧日本2022年5月16日】湖北省武漢市の法輪功学習者・周秀華さん(73歳)は、2021年12月、武漢市漢陽裁判所に懲役6年の実刑判決、7000元(約14万円)の罰金を言い渡された。周さんは判決を不服として控訴し、2022年3月14日、武漢市中級裁判所は裁判を開廷しないまま、原判決の維持を下した。

 1999年、周秀華さんは法輪功を修煉して以来、色々な病気の症状が消え健康状況が改善した。階段を登る時、一度に二段ずつ階段が登れ、一気に5階まで上がる事ができる。それまでは年間の医薬費が10万元(約190万円)以上かかっていたという。

 2020年7月15日の朝7時、周秀華さんは20人以上の警官(制服を着ている警官がいれば、着ていない警官もいた)に家に押し入られ、1時間後に、周さんと夫は呉家山街派出所まで連行された。家に人がいないのに警官は数時間も不当に捜索を行った。

 2020年7月15日、周さんは裁判待ちで1年間の保釈を宣告された。

 2020年12月15日、武漢市公安局東西湖支局は周秀華さんに、無実の罪を着せて、東西検察院に控訴した。2021年1月28日、周さんは不当に連行された。最初、武漢市第一刑務所に拘禁され、その後武漢市第一留置場に移送された。

 2021年2月18日、周秀華さんの案件は東西湖区検察院から武漢市漢陽区検察院に移送され、2021年6月2日武漢市漢陽区検察院は、漢陽裁判所に周さんに「邪な組織を利用し、国の法を破壊」という無実の罪を着せ、起訴した。2021年12月10日漢陽区検察院は、漢陽裁判所に公訴提起をし、当日漢陽裁判所は立件した。

 2021年12月22日、武漢市漢陽区裁判所はオンラインで裁判を開廷したが、その場では判決の結果が出なかった。裁判官は1カ月後に、結果を決定すると言ったが、翌日の12月23日、周秀華さんは武漢市漢陽裁判所から、不当な判決が下され、懲役6年の実刑判決、罰金7000元を宣告された。

 周秀華さんは不当に拘禁された後、2021年7月から、周さんの家族は漢陽区検察官・呉松恩を告訴し始めた。家族は周秀華さんが懲役6年の実刑判決を言い渡されることを聞き、漢陽刑庭の女性裁判官・鄧瑋を「権力の乱用、職務怠慢」として告訴した。周さんの家族は告訴状の中で、警官、漢陽検察院の検察官、漢陽裁判官らの「権力の乱用、職務怠慢」などの問題を指摘した。

 不当判決を下された後、周秀華さんは判決を不服として武漢中級裁判所に控訴した。2022年1月28日、家族は武漢市中級裁判所に「家族弁護人の委託書」を渡した。中級裁判所の書記は最初、裁判は行われないと言い、その後、家族は証人であるため、弁護人になれないという虚為を言って、家族に「家族弁護人の放棄」という書類を書かせた。書かせた後、書記は裁判を開廷しようと決め、裁判所が指定した弁護士をつけた。

 家族は裁判所が指定した弁護士を付けることを知っていたため、周秀華さんのために別の弁護士に依頼した。2月21日の午前中、家族は裁判官・張勇に「恐喝、詐欺を受けたことによって書いた記録は無効であるという声明」、および「違法証拠を排除する申請書」、「呉家山街派出所の警官・阮浩への告訴状」を郵送した。

 2月27日、家族は裁判官・張勇に声明を送った。その声明の中で「証人は法廷に出頭する証明書」、返送された「家族弁護人の委託書」、「身分証明書」が含まれている。声明の中で次のように述べた「先日、家族は騙されて書かされた『家族弁護人を放棄』という書類は無効で、家族は依然として周秀華の弁護人である、法律により、裁判所は身分証明書、および委託書を確認し、許可を与えるべきであると宣言した。しかし、それ以後、家族は裁判官・張勇、および書記に電話をしたが、電話に出ることはなかった。

  3月1日、家族は湖北省公安庁、湖北省新聞局に「情報の公開表」を郵送し、3月8日、家族は検察官、裁判官、警察への告訴状を再び送った。結局、郵便局の従業員は「東西湖区の警官は法輪功に関する内容があれば郵送できない」と言った。

 中級裁判所は弁護人に弁明書を提出するように要求した。3月9日、弁護人は書類を提出したが、3月14日、武漢市中級裁判所は裁判を開廷しないまま、原判決を維持する判決を下した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/16/441340.html)
 
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