大慶市の78歳の法輪功学習者 不当に懲役5年
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 【明慧日本2022年5月20日】黒龍江省大慶市の法輪功学習者(以下、学習者)胡玉蓮さん(78歳女性)は4月26日、現地の裁判所により懲役5年の実刑判決を不当に言い渡され、罰金2万元(38.3万円)を科された。

 胡さんは大慶市譲胡路広サ小区に在住し、大慶油田採油第6工場の従業員の家族で未亡人であり、一人暮らしだった。2021年11月20日、胡さんは家に押し入ってきた東湖区の警官らに連行された。2022年1月18日に開廷され、4月26日に懲役5年の判決を宣告された。

 以下は胡さんのこの1年間に受けた迫害の実態である。

 2020年11月22日、大慶市各支局の警官らが互いに交代して学習者への迫害を加えた。当時、20人以上の学習者が連行された。

 同日午後、10数人の私服警官が胡さんの家に押し入り、家宅捜索を行い、手写しの『轉法輪』3冊、ノートパソコン1台、カラーインクジェット機1台を押収した。警官らは胡さんを病院に連れて行って身体検査を行い、その後、東湖公安局支局に連行して尋問し、法輪功を誹謗中傷する書類にサインを強要した。しかし、胡さんは拒否した。胡さんは公安支局で一夜を過ごした。

 翌日、警官は胡さんの娘と息子を呼び寄せ、胡さんに押印を強要した。午後、警官は胡さん一家に2万元(約38.3万円)の保証金を強制し、「裁判待ち」という形で胡さんを一時帰宅させた。

 2020年12月4日、東湖区支局の警官は胡さんの子供に胡さんを支局に連れて行かせ、12枚の学習者の写真を見せて、「知っているか」と聞いた。胡さんは「知らない」と返事した。胡さんは当日、帰宅した。

 2021年11月中旬以来、東湖区支局の警官らは2回にわたって胡さんの家に行ってドアを叩き、サインを求めた。胡さんはドアを開けず、法輪功の素晴らしさを伝えた。警官らは立ち去った。

 2021年11月19日、警官らは胡さんの息子を呼んできて、胡さんにドアを開けさせた。警官らは一斉に部屋の中に入り、胡さんを連れて行き、身体検査をした後、家に送った。

 翌日、警官らは「昨日のPRC検査はだめだった。他のところに行って、もう一度検査する」と言い、胡さんを騙してパトカーに乗せた。警官らは胡さんをPRC検査に連れてきたのではなく、胡さんを騙して留置場に入れた。警官は「10日間拘束する」と言った。しかし、9日後、検察庁から不当な逮捕状が発付された。

 2022年1月18日、譲胡路区裁判所は胡さんに対して裁判を行った。裁判官はコロナウイルス蔓延を口実に、家族の傍聴を拒否した。胡さんは無罪の自己弁護をした。4月26日、胡さんは懲役5年の実刑判決を下された。裁判官は「7年間にしようとしたが、高齢のため、5年にした」という。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/14/-443468.html)
 
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