【慶祝513】縁を持って大法に戻り、正道を歩む (一)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年5月22日】私は幸運にも1999年2月に法輪大法に出会いました。修煉する前は、人がなぜ生きるのかが分からず、ただ、人生は短いので、その間に楽しく過ごせばいいと思っていました。 学生時代はあまり勉強もせず、小学生の時から度々喫煙や飲酒をするようになり、喧嘩も強く、親や先生に迷惑ばかりかけていたので、最後には誰も私に構わなくなりました。 勉強は得意ではありませんでしたが、中国共産党に洗脳され無神論を受け入れ、神や佛を口にすると「迷信だ」、「馬鹿馬鹿しい」と思って信じませんでした。 それでも、『岳飛伝』や『封神演義』などの漫画には夢中でした。

 縁をもって大法に戻る

 私が16歳の時、母が義兄の店番をしていると、ある中年の男がやってきて「占ってやる」と言いました。 母は 「私は信じないから、他の人にしてください」と言って拒否しました。しかし、その男性は「私はプロの占い師ではありませんが、今回はわざわざあなたのことを占いに来ました。お金は要りませんよ」と言いながら「あなたには立派な息子さんがいます。ほとんどの人は指定されて生まれますが、その子は自分であなたの家を選んできました。彼は26歳からどんどん良くなり、そして、たくさんの友達ができるだろう」と言ってくれました。

 母は苦笑いをし「確かに息子がいますが、毎日、その子のことで気が抜けません。息子にはたくさんの友達がいますが、その多くはすでに刑務所に入りました!」と言いました。 男性は「大丈夫、息子さんはそのうち良くなりますよ。家に帰っておへその下に黒いほくろがあるのを見れば」と言い添えた後に去って行きました。

 それ以来、私は、立派な息子だと占い師に言われ、そのうち金持ちになれると思いながら、まどろっこしい人生を送ってきました。

 私が24歳の時、義兄は料理店の経営を請け負い、私を鍛えるために、私に管理を任せました。しかし、私は酒とギャンブルのほかに、喧嘩などばかりしていて、結局1年間で8万元(約152万円)以上の損をしてしまいました。 1996年当時は、かなりの大金でした。

 その後、義兄が自分の会社の業務を私に任せ、そこで1年ぐらい働きました。 義兄は、とてもよく面倒を見てくれましたが、それでも私は満足せず、ある時、飲み会の後、義兄と喧嘩してしまい、怒りのあまりに会社にも行かなくなり、毎日泥酔状態になってしまいました。 その結果、酒で胃が痛くなり、数日間家にこもっていました。

 当時、両親と姉はすでに法輪大法を修煉していました。母はいつも大法の奇跡や素晴らしさを聞かせてくれましたが、わがままで狂ったような私は聞くどころではありませんでした。私が家にこもっている間に、母は1冊の『轉法輪』を渡して、私に読ませました。私は「本を読んで何になるんだ? 飛べるのか?」と聞くと、父は「本気で読めば、どんな奇跡も起こり得る」と言いました。当時は、まだ半信半疑でしたが、大法への好奇心から、私は『轉法輪』を読み始めました。

 本を読んでいると、私はすぐに惹きつけられました。今までの人生に関する多くの疑問を、一つ一つ答えを得ることができました。そして、学校で学んだ進化論は全くの嘘であり、修煉ということは本当に存在し、人が生きる目的は返本帰真であることが分かりました! そこで「私も修煉したい!」と思いました。

 このようにして、私は毎日本を読んでいましたが、煉功はしませんでした。ある日、私を煉功場に連れて行った姉に「一緒に煉功するように」と言われました。最初に坐禅をする時、片足しか組めず、10分ちょっと過ぎると、足が痛くて我慢できませんでした。組んだ足を崩そうと思った瞬間、突然痛みが消え、全身がエネルギーに包まれたかのように、とても素晴らしい感じでした! 私は感動して「ようやく本当の師父を見つけました! これからは必ずしっかり修めよう」と思いました。

 その年、私はちょうど26歳でした。 数年前の占い師の言葉を思い出すと、修煉する前から師父は私を見守ってくださっていたのです。26歳から良くなると言われたのは、金持ちになるという意味ではなく、縁を持って大法に戻り、返本帰真の道を歩み、人生の沈淪(ちんりん:おちぶれること)を止めさせることでした。それ以降、私の人生観は根本的に変わりました。

 修煉してから、私は再び義兄の会社に戻って働きました。今回、私は官職に就きたいとか、大儲けをしたいとかの心を捨て、師父のお教えに従って良い人になり、苦労も報酬も口にせず、メンツを重んじる心も放下し、どんな仕事にもこだわらず、真面目に取り組んでいました。毎日、仕事のほかに学法と煉功をし、通勤時間を利用して師父の説法録音を聞くなど、とても充実して幸せでした。時には、昔の友達を訪ねることもありますが、酒を飲んだり、マージャンをしたりすることではなく、彼らに大法を伝えるためでした。「僕は法輪功を修煉している。今はタバコも酒もやめただけでなく、『殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない』 [1]こともできるようになったよ」と言いました。私のことを知っている人の多くは「それはすごい! 以前、喫煙も飲酒も女もギャンブルもすべて得意だったあなたが、ここまで変わたのを見ると、法輪功はとっても素晴らしい!」と言い、みな不思議に思いました。以前私にいじめられた人は、私に復讐したいと言う人もいましたが、私は動揺せずただ笑っていました。

 料理店を管理した時の材料代などの借金の記録はなく、あれから何年も経っていたので、私は記憶を頼りに返済することにしました。 そのオーナーたちは、私がまったく返済しないだろうと思っていたので、みな驚きました。私は彼らに「僕は法輪功を修煉しており、師父は僕たちに良い人になるようと教えてくださいました。僕はこれから、自分のために人を損なうことをしてはいけません。申し訳ありませんでした!」と説明した上で謝罪しました。彼らは皆「法輪功を煉って、あなたの変化は本当に大きいですね!」と感心しました。

 当時は体の感覚もとても敏感でした。師父が全力で私を押してくださるのを感じることができます。私が良い事をしたり、心性を守ったりすると、いつも師父が私の体を浄化してくださるのを感じ、奇跡が起きたこともありました。

 ある時、横になって寝ようとしたら、大きな手で背中を何回か叩かれたような気がして、鼻と口から大量の膿が出たように感じました。 膿を処理しようと電気をつけましたが、何もありませんでした。師父が私の身体を浄化してくださったのだと分かりました。

 時々、大きな法輪が頭の上で回転し、私の元神を連れ出して、また戻ったのを感じ、とても素晴らしかったのです。

(続く)

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/18/442182.html)
 
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