11年間拘禁された遼寧省鉄嶺県の魏国軍さんが死亡
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 【明慧日本2022年5月23日】遼寧省鉄嶺県の法輪功学習者・魏国軍さんは、長期にわたって中国共産党(以下、中共)に迫害された結果、2020年1月11日に他界した。享年53歳。

 遼寧省鉄嶺県双井子郷出身の魏さんは、1999年7.20、江沢民グループによる法輪功への迫害が開始された後、当時33歳だった魏さんは信念を諦めないとして、2000年末に労働教養処分3年を科され、鉄嶺労働教養所に拘禁された。

 明慧ネットの報道によると、魏さんは労働教養所で残酷な迫害を受けた。特に2002年4月から5月の期間、警官・王志斌らは、多くの学習者に迫害を加えた。魏国軍さん(鉄嶺県)、王選華さん(開原市)、王権さん(昌図県)、孟繁威さん(銀州区)、張波さん(鉄嶺県)、楊貴志さん(鉄嶺銀州区)、関雲志さん(鉄嶺清河区)、白静瑞さん(開原市)、李心基さん(鉄法市)、劉海臣さん(昌図県)、翟明軍さん(昌図県)など10数人の学習者は手枷、足枷をかけられて電撃され、狼牙棒(ろうげぼう)で殴られた。毎回2、3時間が続けられたという。

酷刑演示:电棍电击

拷問の実演:電撃

 2002年9月27日、魏さんと他の学習者4人は労働教養所から逃げ出し、放浪生活を余儀なくされた。

 2003年、魏さんなどの学習者5人は再び身柄を拘束された。明慧ネットの2005年3月20日の報道によると、当時遼陽市公安局は10数人の警官を派遣し、5人を連行したという。警官数人はレンガを使って魏さんの頭を叩き、魏さんの頭に大怪我をさせ、流血で服まで汚れた。しかし、警官・王慶友は調理用のステンレスのひしゃくで魏さんの頭を殴りながら「お前らは法律なんて考えなくていい。死んだら埋める」と言いふらした。

 その後、魏さんは懲役9年の実刑判決を宣告され、盤錦市刑務所で迫害された。その期間、魏さんは全身電撃され、ほぼショック状態になったことが何度もあった。

 2012年、魏さんは解放された。しかし、中共による経済の迫害で生活は苦境に陥り、貸家では暖房すらも使えなかった。生活を維持するため、魏さんは重労働をしていた。2019年末、魏さんは病気の症状が現れ、2020年1月11日に死亡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/17/443704.html)
 
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