2022年4月 57人の法輪功学習者への不当判決(三)
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 【明慧日本2022年5月29日】(前文に続く)

 三、高齢学習者への迫害

 明慧ネットのデータによると、4月に60代以上の高齢学習者14人に対し、不当な判決が言い渡された。その内訳は、80代が1人、70代が8人、60代が5人である。

60歳以上の学習者に対する不当判決の年齢分布

年齢 人数
80代 1
70代 8
60代 5
合計 14
 
60歳以上の学習者に対する不当判決の内訳(2022年4月)
 
名前 不当な刑期 罰金(人民元) 年齢
柳希華 湖北省 荊門市 1年 6000 80
童先珍 雲南省 昆明市 2年 5000 76
許清芳 遼寧省 錦州市 5年   75
符中碧 重慶市   3年3カ月 5000 75
孫玉斌 山東省 聊城市 3年 10000 74
王桂蘭 山東省 淄博市 3年、刑務所外執行   74
陳錫南 湖北省 襄陽市 4年半 5000 73
袁王柱 湖北省 黄岡市 4年6カ月   70
王淑雲 遼寧省 撫順市 5年 20000 70
趙恒德 寧夏 銀川市 3年   66
李広清 湖北省 孝感市 3年   65
劉雲凌 湖南省 益陽沅江市  確認中   65
赫平 遼寧省 鳳城市 1年   60
梁耀敏 山東省 煙台市 3年6カ月   60

 迫害事例:

 1、雲南昆明の童先珍さんは不当判決を不服とし控訴

 2022年4月3日の明慧ネットの報道によると、3月19日、昆明市の学習者・童先珍さん(76歳女性)は五華区裁判所から判決書を受け取った。裁判官・王清濤は、犯罪事実と法的根拠がないまま、「刑法」第300条を濫用し、童さんに懲役2年、罰金5000元(約8万円)の不当判決を言い渡した。童さんはこれを不服とし、直ちに昆明市中級裁判所へ控訴を行った。

 雲南省墨江県の出身で、西城時代地区在住の童さんは、中級裁判所への控訴状で次のように訴えた。「私は1998年から法輪功を学び始めました。真・善・忍の教えに従い、自らを律し、全身の病気が全て完治しました。私はずっと法律を遵守しており、法輪功を学ぶことは合法です。検察官と裁判官は、法輪功を学ぶことが違法である証拠、法輪功を学ぶことが具体的に中国のどの法律に抵触するのか、私が法輪功を学ぶことで他人、職場、国に損害を与えた事実を立証できませんでした。しかしながら、私の家から法輪功の本などの私物を押収し、いわゆる証拠として採用しました。私は懲役2年、罰金5000元の不当な判決を宣告されましたが、判決に法的根拠はなく、無実です。中級裁判所の控訴審において、どうか私の冤罪を晴らしていただきますようお願いします」

 2、遼寧省撫順市の王淑雲さんに対する懲役5年の不当判決

 遼寧省撫順市の学習者・王淑雲さん(70)は、2021年10月28日、法輪功の無実を伝えたとして、駅前派出所の警官に身柄を拘束された。裁判所が家族に知らせず審理を行ったため、家族は、最近になって、王さんが懲役5年、罰金2万元(約32万円)の不当な判決を宣告されたことを知った。

 王さんの娘は東洲区裁判所に電話をかけ、裁判の状況を尋ねた。その後、担当の裁判官・田浩に連絡し、裁判の状況を聞いたが、田に「ここをどこだと思っているんだ?! ここは裁判所だ」と言われた。王さんの娘が「裁判の時、どうして私たち家族に知らせなかったのですか?」と尋ねたところ、田は「この案件は非公開で、裁判も終了した。聞きたいことがあるなら、留置場に聞け!」と言った。

 王さんは撫順市新撫区の千金街道在住。以前、心臓病、気管炎、リューマチ、偏頭痛、胃炎などの病気を患っていたが、1996年に法輪功を学び始め、健康を取り戻した。王さんは法輪功とその創始者に心から感謝している。

 3、錦州市の許清芳さんに対する懲役5年の不当判決

 明慧ネット2022年4月1日の報道によると、遼寧省錦州市の音楽教師・学習者の許清芳さん(75歳女性)は2021年12月中旬、朝市で明慧のカレンダーを配布した時、私服の警官に身柄を拘束され、家財を押収された。また、許さんの娘と甥(2人とも学習者ではない)も同時に連行された。2022年3月4日、許さんと娘の孟濤さん、甥の許馳さんは錦州市凌海裁判所に起訴され、許清芳さんは懲役5年、孟さんと許馳さんは懲役6カ月の不当な判決を宣告された。

 許清芳さんは錦州市太和第二中学校の音楽教師として25年間勤めていた。1996年から法輪功を学び始め、わずか1カ月も経たないうちに、甲状腺の腫瘍、婦人科系疾患、ナルコレプシー、リウマチ、神経痛、脳血管硬化症、萎縮性鼻炎、咽頭炎などの病気が全て完治した。この奇跡的な病気治療の効果により、許さんは法輪功の素晴らしさを体験した。許さんは真・善・忍の理念に従っており、仕事でも実践することで、多くの同僚と生徒に尊敬され、親しまれている。また、質の高い授業と優れた指導計画、論文で学校や地域から高く評価されている。

 許さんはかつて錦州市大薛派出所の警官に洗脳班に送られ、40日間拘禁された。その後、迫害から逃れるため、放浪生活を余儀なくされ、インターネットで指名手配すると脅迫された。2002年5月13日、許さんは「真・善・忍は素晴らしい」と書かれた横断幕を持って北京へ行き、北京の地元警察に身柄を拘束され、錦州市太和区裁判所から懲役5年の不当な判決を宣告された。その後、遼寧省女子刑務所に収監され、激しい暴行や小さい腰掛けに座らせるなどの拷問を受け、過酷な労働を強いられた。

 許さんは拘禁期間中に受けた迫害により、大脳に後遺症が残り、記憶力が衰えたが、誰も恨んでいない。彼女の唯一の願いは法輪功の素晴らしさを人々に伝え、皆に恩恵を受けてもらうことである。

 現在の許さんの健康状態が心配されている。

 四、不当判決による経済的損害

 明慧ネットのデータによると、2022年4月、中共の裁判所は、合計24万5千元(約400万円)の不当な罰金を学習者に科したという。

2022年4月 中共の裁判所が学習者に科した不当な罰金の内訳

名前 区・県 不当な刑期 罰金(人民元) 年齢
顧超 江蘇省 南京市    4年 50000  
于柏青 山東省 青島市 膠州市  8年 50000  
王平創 陝西省 西安市   9年 50000  
黄愛華 広東省 揭陽市   3年6カ月 30000 59
王淑雲 遼寧省 撫順市   5年 20000 70
孫玉斌 山東省 聊城市   3年 10000 74
柳希華 湖北省 荆門市   1年 6000 80代
馬娟 河南省 許昌市 禹州市 2年6カ月 5000 30代
陳錫南 湖北省 襄陽市   4年6カ月 5000 73
劉艶 雲南省 昆明市   3年6カ月 5000  
童先珍 雲南省 昆明市   2年 5000 76
符中碧 重慶市     3年3カ月 5000 75
呂梅霞 北京市 北京市   3年4カ月 4000  
2022年4月、中共の裁判所は合計24万5千元(約400万円)の不当な罰金を科した。

 迫害事例:

 1、江蘇省南京市の学習者・顧超さんに対する懲役4年、罰金5万元の不当判決

 江蘇省南京市溧水区の学習者・顧超さんは、最近南京市雨花区裁判所に懲役4年、罰金5万元(約80万円)の不当な判決を宣告された。顧さんは2021年8月10日、法輪功の無実を伝えた時、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、溧水区陽鎮派出所に身柄を拘束された。

 2、広東省掲陽市の黄愛華さんに対する、東莞市での懲役3年6カ月、罰金3万元の不当判決

 広東省掲陽市の学習者・黄愛華さん(59歳女性)は東莞市で身柄を拘束され、懲役3年6カ月、罰金3万元(約50万円)の不当な判決を宣告された。 

 黄さんは掲陽市榕城区梅雲镇の出身で、夫婦で東莞市で商売をやっている。黄さんはよく顧客に法輪功の無実を伝えていた。2021年、黄さんは市の警官に家宅捜索され、法輪功の関連書籍などの私物を押収され、市の留置場に拘禁された。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/3/442036.html)
 
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