【明慧日本2022年5月30日】(前文に続く)
三、洗脳による迫害
2022年3~4月、洗脳班に送られた学習者の地域別人数統計表
区域 | 洗脳班に送られた学習者の人数 |
湖北省 | 8 |
河北省 | 4 |
山東省 | 4 |
江蘇省 | 1 |
遼寧省 | 1 |
山西省 | 1 |
四川省 | 1 |
浙江省 | 1 |
重慶市 | 1 |
合計 | 22 |
迫害の実例
1、不当な刑期が満了した朱光栄さんは洗脳班に連行される
湖北省武漢市江岸区の学習者・朱光栄さん(72)は3月9日、2年6カ月の不当懲役を終えたが、いまだに家に帰ることができず、洗脳班に送られた。
朱さんは2019年9月、法輪功迫害の実態を伝える資料を配布中に警官に連行された。 その後、裁判所から懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡され、今年3月9日に刑期を終えた。しかし刑期を終えた日に家族が武漢女子刑務所に朱さんを迎えに行ったが、朱さんに会うことはできなかった。関係者によると、朱さんはまた3カ月間洗脳班に拘禁しなければならず、家族には朱さんの所在を教えなかったという。
2、広州の徐智銀さんは4年間拘禁された後、洗脳班に拘禁
広州市の学習者・徐智銀さん(54)は4月7日、不当な刑期を終えたが、故郷の四川省南部県の司法部門は北江刑務所と結託し、引き続き徐さんを迫害しようとし、徐さんを四川省南部県の洗脳班に拘禁した。
徐智銀さん |
広州市にある物流会社の副社長である徐さんは、より多くの人が中共の虚言に惑わされないように、法輪功迫害の実態を暴露する資料を配布していた。徐さんが配布しているところを監視カメラに撮影されたことが原因で、2018年4月8日、白雲区公安支局、派出所、および国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らが、徐さんと妻の劉欣さんを連行し、家宅捜索を行った。徐さん夫婦は広州市白雲区留置場に拘禁された。
四、年配学習者153人が迫害を受ける
明慧ネットの統計によると、3月から4月までに、153人の年配学習者が迫害された。うち、107人が連行され、46人が嫌がらせを受けた。連行されたのは80〜90歳11人、70〜80歳34人、60〜70歳62人で、嫌がらせを受けたのは80〜90歳17人、70〜80歳15人、60〜70歳14人である。
2022年3~4月、迫害を受けた60歳以上の学習者の年齢層別人数統計 |
3~4月、連行、嫌がらせをされた60歳以上の学習者の年齢層とその人数統計表
連行された 学習者の年齢層 |
連行された 人数 |
嫌がらせを受けた 学習者の年齢層 |
嫌がらせを 受けた人数 |
80~90 | 11 | 80~90 | 17 |
70~80 | 34 | 70~80 | 15 |
60~70 | 62 | 60~70 | 14 |
合計 | 107 | 合計 | 46 |
迫害の実例
1、年配学習者4人が連行され、伍正芳さんと91歳の学習者は今なお解放されず
4月19日の中国大陸総合ニュースによると、4月14日午後、四川省內江市の年配学習者・伍正芳さん(70代)、王さん(81歳)、方さん(70代)、91歳の学習者(氏名不詳)の4人が自宅で一緒に『轉法輪』を読んでいたところ、侵入してきた警官らにより派出所に連行された。深夜2時頃、王さんと方さんは解放されたが、伍正芳さんと91歳の学習者は今なお拘禁されている。
2、遼寧省営口市の元教師・韓桂雲さん(85)が迫害され脳梗塞を患った
遼寧省営口市の元教師・韓桂雲さん(85)は、法輪功を学んだという理由で、2021年6月に懲役3年と1万元の罰金を言い渡された。2022年3月21日、韓さんは迫害されて脳梗塞になった。
2021年7月以降、韓さんの毎月の4600元(約8万円)の年金は完全に停止されている。現在までに合計4万6000元(約80万円)が差し押さえられた。
営口市衛生学校の教師であった韓さんは、法輪功を学んだ後、心身ともに健康で、いかなる時でも真・善・忍の基準で自分に要求するようになった。職場の同僚や近所の人たちも家族も、韓さんが穏やかで道徳的に高潔な人であると認めている。
3、広東省茂名市の梁広珍さんは迫害により心神喪失
広東省茂名市の学習者・梁広珍さんは2012年9月20日、法輪功の資料を配布していた時に連行され、懲役4年の実刑判決を言い渡された。2017年、当時72歳の梁さんは解放されたが、身体はすでに弱まっていた。茂名市610弁公室、駅前派出所、住民委員会の関係者らが、絶え間なく嫌がらせや家宅捜索を行ったため、梁さんは常にパニック状態にあった。梁さんの3人の娘と1人の息子は、茂名市610弁公室の人員に脅されて、誰一人として巻き込まれないようにするため母親のところに来なくなった。そのため、梁さんは精神的に大きな打撃を受けた。現在、梁さんの精神状態は不安定である。
五、社会のエリートたちが受けた迫害
明慧ネットの報道によると、3月から4月までに、少なくとも25人の法輪功を学ぶ社会のエリートが迫害を受けた。
迫害の実例
1、遼寧省の優秀な警察官・王暁明さんは不当に解雇された
遼寧省撫順市新賓県公安局の警察官・王暁明さんは、職場の同僚から優秀な警察官として認められているが、法輪功を堅持し続けたとして、新賓県公安局に解雇された。
王さんは30年間、警察官として真面目に職務に取り組んできた。しかし、「真・善・忍」を信仰しているため、2ランク降格され、給料も800元以上減らされた。現在、王さんは公職を除名された。この出来事は地元で世論を巻き起こし、王さんをよく知っている人たちは「このような優秀な警察官がなぜ解雇されたのか」と困惑した。家族や友人たちは王さんの境遇に同情し、彼を慰めた。何よりも、中共の歴代の運動で、多くの人が罪を着せられ、命を落としたことが思い出された。
2、周向陽さんが天津濱海刑務所で受けた変態迫害
周向陽さん |
天津市の学習者・周向陽さんは、7年間の冤罪を経て2022年3月1日に解放され、実家(河北省昌黎県馬坨村)に戻ったが、依然として監視されている。村に12台の監視カメラが設置されているという。
周さんは天津濱海刑務所の10監区で、警官からスタンガンで電気ショックを与えられ、唐辛子スプレーを目に噴射する拷問を受けたほか、警官の指示を受けた受刑者による、水が出るまで乳首をつねる、性器をつねる、手で肛門を掘る、まつ毛を抜く、爪をつねる、胸や肋骨を圧迫する、口をこじ開ける、尿を飲ませるなどの変態的、非人道な迫害を受けた。
刑務所から帰宅した時の周さんは体が弱り、家族に支えられバスから降りてきたが、今では体重も15キロ以上増え、心身の状態も良好である。
当局は周さんを監視するため、16万元かけて村にカメラ12台を設置した。周さんの実家には何台付けたか不明だが、兄の家には3つ、親戚の家にも付けてある。
周さんは北方交通大学を卒業した後、天津鉄道第三探査設計院に就職した。周さんの優れた仕事ぶりから天津大学に推薦され、投資経済学の学位を取得、1998年には当時全国で60人しかいなかったコストエンジニアの国家専門資格を取得した。法輪大法の真・善・忍の原則に導かれ、周さんは真面目に働き、得意先から贈り物などを一切受け取らず、社会の悪い気風に染らない好青年となった。
(続く)