同修が病業の関を乗り越えるのを助けたことでの悟り(2)
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   【明慧日本2022年6月2日】(前文に続く)

 この時、晶さんは腕を伸ばしてきたので、私は彼女の手を握りしめました。彼女の手はとても冷たくて、皮膚は紫がかっていて黒っぽく、骨張っていました。私は勢いをつけて彼女を力いっぱい引っ張りました。錦さんに彼女が着替えるのを手伝ってもらうために、ベッドのところまで来てもらい、靴を履かせて彼女が歩いて行けるように準備してもらいました。この時、晶さんは弱々しい声で「私はまだご飯を食べていないから動けません」と言ったので、私は、「私の家で食べましょう。ちょうど私は今日魚料理を作りましたから」と言いました。晶さんは「魚料理は大好きなので、あなたの家に行かせていただきます。でも今私は力が出なくて動けないので、まずミルクを飲ませてください」と言いました。私と晶さんの母親は彼女に熱いミルクを飲ませました。この時、晶さんの母親は落ち着いた表情で私に聞きました。「あなたは彼女をあなたの家に連れて行って、彼女の病気を治すことができるのですか?」私は、「私には治すことはできません。しかし、彼女がこのドアから外へ出て行きさえすれば、私達の師父は彼女の病気を治してくださる筈です。もし彼女がまだこのように隠れて家から出ないで、中にいても外にいても恐れていては、誰が彼女を迎えに来るでしょう。(世を去った晶さんのご主人を指している)」しばらくして、晶さんの父親は「あなた達法輪功をやっている人はみなご飯を食べないのですか?」と言いました。「私達はみなご飯を食べないで、どうやって晶さんを迎えに来られますか? この地域に住んでいる大法弟子が皆、晶さん夫婦のようにしてはいません、2人は法の悟りが偏っていて、夢を見ているかのように外来の信息に導かれています。自分の心から魔が生じているので、このようになってしまったのです」と言いました。この時ばかりは晶さんの両親も声が出ませんでした。

 三、数日間飲食できず生命の危機にあったのが、5時間後に食事して歩けるようになる

 20211121日の夕方5時頃、錦さん(仮名)は私のところにやって来て、「弟の妻の晶さん(仮名)は数日間何も食べられなくなりベッドから起き上がる事ができません。私は1人で会いに行く勇気がないので、一緒に付いてきてもらえませんか。晶さんの母親は私を罵って、ドアを開けてくれないのではないかと思って。(錦さんの弟は北京へ行って法を実証したために仕事を解雇されたので、晶さんの母親は錦さんが招いたことだと思い、錦さんを見かけると彼女を罵り、錦さんが晶さんの家に行くことを許してくれません)」と言いました。私は、「お母さんがドアを開けてくれないのであれば私達だって入れないかもしれない」と言うと、錦さんは「私の姪が鍵を私に渡してくれました」と言いました。私達2人はすぐに晶さんの家に行き、途中で私は、「晶さんの状態が良くなるようにしたいなら、今日彼女を連れだす必要があります」と言うと、錦さんは「晶さんの母親は彼女を外出させてくれるでしょうか? それにどこへ連れて行くのですか?」と聞きました。「私の家です!」と言っているうちに晶さんの家に到着し、ドアをノックしても開けてもらえないので、私達は預かっていた鍵でドアを開けて中に入りました。

 中に入ると、錦さんは晶さんの母親に来意を説明しました。私はじかに晶さんの部屋に向かい、部屋に入ってみると、晶さんは縮こまってベッドに横になっていました。頬骨が突き出て、目は落ち窪んで大きな隈ができており、両目は固く閉じられて、顔には表情がなく、息をしているだけでした。私は、晶さんの前に行って話をしましたが、彼女は声を出すこともできず、私は大きな声で呼びかけました。「晶さん! 今日、私はあなたを向かえにきました。私の家に行きましょう、師父の按排です。師父はあなたの様なふがいない弟子さえ見捨てたくないのです。あなたは師父と一緒に家に帰りたければ、チャンスは今回だけです。あなたは家に居ても恐れ、外でも恐れ、自分で自分をコントロールすることもできなくなっていて、他人に管理されているのです。それでは誰もどうすることもできません! あなたが今どんな状態なのかがわかったら、誰かさんも泣くでしょうね。今日私があなたを迎えに来なければ、誰かさんがあなたを迎えに来るでしょう。(2か月前にこの世を去った大法を修煉していた晶さんの夫のこと)あなたのご主人の出棺の日のことを知っていますよね。あなたの家で親戚や友人が大法に対してどんな見方をしたでしょうか? どんなことも話していて、良い話をする人はいませんでした。あなたはまたしても万が一のことを起こすつもりですか。そうなれば、あなたの家族は大法に対してどんな考えをもつと思いますか。あなたは師父が法を正すのを手伝うために来たのではないのですか? それとも大法に泥を塗るために来たのですか? この責任はあなたが背負うのではないですか? あなたは急いで私についてきてください」と言いました。 

 ミルクを飲み終わって、晶さんは餃子を2個食べ、出かけようとしていました。この時、上記で述べた華さんもやって来ました。華さんと錦さんは両側で晶さんの腕を支えてアパートの階段を下りて道路まで行ったところで、私と錦さんが晶さんを支え、華さんはタクシーを探しに行きました。そこでタクシーを見つけてもここでは誰も乗せてくれませんでした。その日は風が強く、特に寒かったので、あまり長時間待つことができず、どうしようもありませんでした。華さんが「私が彼女をおんぶします」と言って、ついに私の家まで彼女をおんぶして行ってくれました。私達は走って全身汗だくになり、華さんは疲労で息切れし、数日間経ってやっと回復しました。 

 私の家に着いた後、晶さんはベッドに横になり、私達は晶さんのために発正念をして、その後、師父の広州の説法録画を一緒に観ました。1時間後、晶さんが水を飲みたいと言ったので、私はりんごを氷砂糖で煮て、塩を加えてジュースにしたものを缶に入れて彼女にあげると、彼女は5杯もジュースを飲みました。さらに焼き芋を半分とケーキを半分食べ、オレンジも一個食べました。10時を過ぎると晶さんは華さんと錦さんに支えてもらいトイレに行きました。トイレから戻り、晶さんは特に用事もなかったので、華さんと錦さんの2人は家に戻って行きました。 

 11時過ぎに、晶さんはまたトイレに行きたがったので、私は、「それならあなたは自分で行ってください」と言うと、彼女はすぐに1人で行きました。用が済むと彼女は「私はあなたが作った魚料理が食べたい」と言いました。私は「いいですよ」と言って、彼女をテーブルの椅子に座らせ、熱湯で浸したご飯と3切れの魚を食べました。引き続き、12時に発正念を始めて、やり終えた後、私は晶さんの両親に電話を掛けました。私は、晶さんの体調の変化や食べ物をどの位食べたかを家族に伝えました。彼女の父親は喜んだ様子で感謝してくれました!

 電話を掛け終えた後、私達2人は眠りました。早朝310分に起きて煉功をし、五式の功法を一息にやり遂げ、6時の発正念を終わらせてから、私はご飯を作りました。食べ終えると、彼女は食器を台所まで持って行き、洗い物をします。8時になった後、錦さんと華さんがやって来て、私達は一緒に講法ビデオを観た後、私は「私は用事があって出かけなくてはなりません。午後にはさらに前から約束していた用事で別の同修の所に行かなくてはなりません。土曜日、日曜日は子供たちが来ることになっています。華さん、晶さんをあなたの家に連れて行ってくださいね。月曜日は私が晶さんを迎えに行きます。私はまた学法グループの同修にあなたの家に行って学法するよう知らせます」と言うと、華さんは了解し、晶さんを自分の家に連れて行きました。

 月曜日に私は晶さんを迎えに行くと、華さんは「晶さんはここに居てもいいですよ。あなたはとても忙しいでしょう」と言い、晶さんも「私もここに居ようと思います。私と華さんの義理のお兄さんや子供のことはよく知っていますから。あなたの義理のお兄さんとは面識はあっても、よく知っているわけではないので、ここに居ようと思います」と言いました。この数日間、華さんは多くの尽力をしてくれました。晶さんの髪を洗ったり、入浴させたり、内も外も清潔にしてくれました。とりわけ華さんのご主人(まだ修煉していない)は、毎日晶さんの口に合う料理を作って彼女に栄養を付けさせてくれました。さらに自分のベッドを晶さんに使わせ、自分は床の上に布団を敷いて寝ていました。 

 7日目に晶さんは家に帰りました 

 現在、晶さんは週に3回学法のグループで学法しています。普段はステッカーを張りに行ったり、小冊子を配りに行くことができるようになり、直接、相手に真相を話すことも突破できそうです。転んでしまった原因も見つけ、今後は絶対によく修め、三つのことをしっかりやり、師父について家に帰るつもりだと言っています。

 結び

 私の経験から、病業の状態が現れる同修を見ると、往々にして以下のような問題があります。 

 これらの同修は往々にして学法が追いつかず、毎日『轉法輪』を一講読んでいるようですが、忙しくてしっかり学んでいません。後期の説法を基本的に学んでおらず、甚だしくは、字の訂正さえ行っていない同修もいます。病業の同修は往々にして発正念を重んじておらず、自分自身の考えをきれいにすることも重視していません。さらに明慧ネットの要求する発正念のやり方に照らして行っていません。自分の思うように発正念しており、長期的に掌が倒れています。明慧ネットが発表した『発正念の要領と全世界同時発正念の時間(更新2)』ではどのように言っているでしょうか。一言では言い切れません。煉功の動作も標準的でなく、動作の位置も正しくありません。煉功が三日坊主の人もいます。さらに子供への情を放下できず、子供のことを何でも引き受けてやってしまい、その子供は成人になっても、何の家事もやらないどころか、下着さえ同修が洗濯してあげています。同修は一日家で忙しくしていて、余裕がなく、一年のうち数回の真相伝えに行くことさえもできません。

 ですから同修を助けるに当たり、旧勢力を否定すると同時に、以上のようなアドバイスが必要となります。旧勢力を否定すると同時に、さらに多くの学法と長時間の発正念を加え、自身の考えをよりきれいにし、多く煉功し、日常生活などの一切の事を自分でできるだけ解決しなければいけません。なぜなら正しい道を歩むことは旧勢力を否定することだからです。同修の間違った状態を改善すれば、真相を伝えて人を救うことができるようになります。さらに内に向けて探すと同時に師父の新経文および各地の説法を学び、併せて同修に暗記をすすめてあげることです。そうすることにより学法や真相伝えの中で自然につまずきの原因が見つかるようになるでしょう。この時、さらに私達自身が気付いたことを教えてあげれば、同修はそれを受け入れようとするはずです

 さらなる注意点は:

 1、 病業の関を乗り越えるのを助ける同修は心を必ず純粋にし、少しの人心もあってはいけません。本当に相手のことを考えると同時に、同修に依頼心を生じさせないように気を付け、すべてを一気に引き受けたりしてはいけません。

 2、病業の関を乗り越えるのを助ける同修は多すぎてはいけません。1人か2人が適当です。人が多すぎるとそれぞれ意見が違い、言われた同修はどのようにすべきか分からなくなってしまい、大きなストレスが生じてしまいます。 

 当然のことですが、ここで説明したいことは、関を乗り越える良い結果が現れたのは、すべて師父がしてくださったことです。私達はただ口を動かし、使い走りをしているにすぎません。ですから、必ず協力し合わなくてはいけません。 

 同修と一緒に病業の関を乗り越えるのを助ける経験を通して、私は法にたいする理解を深め、さらに師父の偉大さ、および大法の超常と完璧さに感嘆しています。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/9/440708.html)
 
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