湖北省武漢市の80歳の張玲梅さん 不当に起訴される
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 【明慧日本2022年6月7日】湖北省武漢市の法輪功学習者・張玲梅さん(80歳女性)は5月7日午前9時、武漢市新洲区検察庁に呼び出され、尋問を受けた。そこで、張さんは検察官に「判決を下してやる」と脅迫され、裁判所に提訴されたことを伝えられた。

 張さんは2019年6月14日、佳海工業園に行き、人々に法輪功の心身の健康効果を伝え、法輪功が迫害されている事実が書かれた小冊子を配ったところ、私服警官に目を付けられた。そして、黄陂区騰龍派出所の警官は張さんを不当に連行し、10日間拘束しようとしたが、張さんの健康問題で帰宅させた。しかし、当日、派出所の警官は張さんの家を家宅捜索し、いろいろなものを押収したが、押収リストを渡さなかった。

 一年後の2020年7月15日、武漢市政法委員会と黄陂区盤龍城派出所の警官、コミュニティの主任は張さんの家に押し入って家宅捜索をし、法輪功創始者の写真、法輪功書籍、法輪功の資料、パソコン、プリンターなどの私物を押収した。同じく張さんに押収リストを渡さなかったという。

 その後、「治安管理処罰第27条第一項の第21条第三項」を根拠とし、警官は張さんに行政拘束10日の処分を下した。武漢市公安局黄陂分局の警官は張さんを武漢第一拘留所に送ろうとしたが、張さんはすでに70歳を過ぎているため、拘留所に送れなかった。張さんはその処分のサインを拒否したため、案件の担当警官に処分決定書を読み上げられて渡された。

 2021年1月28日、中国共産党当局の「ゼロ行動」(法輪功の人数をゼロにする)に従い、地元の司法関係者は張さんを洗脳班に入れようと企んだ。「学習段階」、「転向段階」、「確認段階」の三段階に分けて、洗脳するつもりだった。

 2021年3月上旬、関係者らは張さんを洗脳班に呼び出したが、張さんは拒否した。同月中旬、張さんは息子の家に2週間泊まり、4月1日に帰った。しかし、彼らは張さんが帰宅した後、息子の家を家宅捜索した。

 2021年4月上旬、政法委員会と盤龍城派出所の警官はまた、張さんの家に行った。張さんはドアを開けず、中に入れなかった。しかし、警官らは諦めず、午前9時から夜1時まで騒いでいた。その後、警官は張さんの家のドアを壊して入った。そして、家宅捜索をしたが、何も得られず、張さんを派出所に連行した。いろいろなサインを求められた張さんはすべて拒絶した。夜中2時ごろ、張さんは帰宅した。

 2021年4月21日、盤龍城派出所の警官2人は張さんに「保証金通知書」を渡した。「保釈金」1000元と書かれた。

 今年5月7日9時、張さんは検察庁に呼び出されて尋問を受けた。検察官は張さんに懲役2年6カ月~7年の判決を下すと脅迫したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/26/444082.html)
 
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