IBPA受賞作、『明慧報告』ドイツ語版が発売
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 【明慧日本2022年6月8日】「中国における中国共産党(以下、中共)の人権侵害を暴露する、唯一無二の書籍である」。ドイツ人裁判官ロバート・ルック博士は、『明慧二十周年報告書 中国で起きている20年間にもおよぶ法輪功への迫害』(以下、『明慧報告』)の書籍を高く評価した。

 ドイツ語版『明慧報告』上製本の第2改訂版が、明慧出版センターから発売された。この本のオリジナル英語版は、2020年に米国独立系書籍出版社協会(IBPA)のベンジャミン・フランクリン賞の銀賞を受賞している。

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ドイツ語版『明慧二十周年報告書 中国で起きている20年間にもおよぶ法輪功への迫害』

 1999年7に始まった、中共による1億人の法輪功学習者への迫害をめぐり、メディアがほとんど注目しない中、中国の隅々で静かな闘いが繰り広げられている。

 『明慧報告』は現段階での報告書であり、すべて独自に収集し直接に入手した情報である。本書は、中国本土で法輪功学習者が直面している残酷な弾圧を暴露し、子供から老人、教師、医者、弁護士に至るまで、被害者が受けた迫害の詳細を明らかにしている。中国共産党による法輪功への迫害は、あらゆる職業、年齢の人々を巻き込んでいる。

 本書は、中共による法輪功への迫害の背景、関連するデーター、被害者の個人的な体験などを詳細に報告している。

 子どもたちは学校に行けず、若者は進学の機会を奪われ、働いている人は仕事を失い、退職した年配者は社会福祉を受けることができず、一つひとつの幸せな家庭が破壊されている。法輪功への信念を捨てない者は、中共の手によって容赦なく中傷され、嫌がらせを受け、監禁され、拷問を受ける。

 数多くの法輪功学習者が、拘置所、刑務所、労働教養所での体験や、監禁・虐待の詳細を語っている。 これらのすべては彼らが自らの信念を忠実に貫いただけなのである。

 法輪功学習者は殴打や強制労働を受けただけでなく、彼らは拷問を受け、何時間も動かずに立ったり座ったりさせられた。ある者は高圧スタンガンで殴打され、ある者は特殊な拷問器具に縛られ、ある者は何時間も吊るされたりした。ハンガーストライキをして迫害に抗議する学習者に対して、看守や他の受刑者が残酷に強制灌食を行い、時には薬物を投与されたこともあった。迫害の中で多くの学習者が命を落とし、成分不明の薬物を飲まされ、精神障害になった学習者もいた。

 中国で急成長している臓器移植産業では、拘禁されている法輪功学習者が生きたまま臓器を摘出され、臓器ドナーにされ、命を落としている。法輪功学習者はタバコも酒もやらず、健康である。彼らは真・善・忍の普遍的な価値を実践し、座禅と修煉を通じて、健康な身体と明晰な頭脳を維持している。したがって、彼らの臓器は中共によって最高で最も利益の追求に適していると見なされているのである。

 読者からのフィードバック

 裁判官のロバート・ルック博士は、「『明慧報告』は確かな情報源であるだけでなく、この本は中国人難民の庇護事件に適用することができ、また適用すべきです。また、検閲のベールに包まれた中国の実態を、すべての読者に教えてくれる本です。本書はわかりやすく、中国における人権侵害について書かれた唯一無二の書籍であり、これほど包括的で詳細な情報を入手するのは難しいのです。人権や中国に興味のある方に、この本を強くお勧めしたいと思います」と語った。

 ドイツの国際人権協会中国部会長のフーベルト・ケルパー氏は、「これは念入りに作られた詳細な資料であり、1999年以降の中共政権による法輪功学習者への迫害について語っています。すべての図書館や政治家の机の上に置くべき作品です。すべての人権団体と中国でのビジネスを希望する欧米企業にとって必読の書です」と述べた。

 「この『明慧報告』は、中共政権が如何に虚言のプロパガンダを通じて標的を定め、かつて国家が支持した気功である法輪功を「国家の第一の敵」と呼び、国内外に誹謗してきたことを暴露した衝撃的な報告です。文化大革命や『大躍進』の時期に、中共はこの手法をよく使っていました」と話すケルパー氏は、「この歴史的な文書に貢献したすべての人々に心から感謝します。この歴史的な出来事は後世の教訓となるべきであり、さらに重要なことは、人々がこのような悲劇を二度と繰り返さないことを使命とすることです」と述べた。

 日本語版の電子書籍(PDFファイル)は、明慧出版センターのサイトで購入可能。

 『明慧二十周年報告書 中国で起きている20年間にもおよぶ法輪功への迫害』(Minghui Publishing)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/5/444510.html)
 
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