【慶祝513】善念とモラルは福を招く
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文/中国の大法弟子 小慧

 【明慧日本2022年6月13日】私は中国の若い大法弟子ですが、17年間大法を修煉しました。長年修煉するなかで、法輪功と大法の師父は私にとてもたくさんの幸せを与えてくださいました。法輪大法が世に公開されて30周年を迎えたいま、私は自分の体験を皆さんとシェアすることで、皆さんもそこから恩恵を受け、人生の幸せを得られることを願っています。

 一、少年時代に法を得る

 私は中国北部の農村家庭に生まれました。家庭は決して裕福ではなく、物心ついたときから両親や祖父母と同じ家に住んでいました。まだ少年の時、幸運にも親戚のところで法輪大法を得ることができました。

 私は『轉法輪』を読んで以来、書籍のなかの真・善・忍と高い次元へ修煉するという法理に深く惹かれ、人がこの世にやってきた本当の目的が分かり、人は宇宙の特性に従ってよい人になり、さらに高い思考境地の状態に至り、返本帰真するべきだと知りました。これこそ、私が修煉したい大法だと確信しました。当時、一番幸せだったのは、毎日学校が終わってから裏山に行き、真っ暗になるまで『轉法輪』を通読し、家に帰って夕食を食べることでした。

 私の両親は、法輪功の真相を知っていましたが、中国共産党(以下、中共)の邪悪な迫害の下で、父はやはり私が大法を修めることに反対し、私が煉功したことを理由に殴ったこともありました。母や祖父、祖母も、私が殴られるのを恐れて、私が修煉することを支持してくれませんでした。しかし、家族にどんなに反対されても、私はやはり最後まで法輪功を修めようと決意しました。

 大法が、人に真・善・忍に従ってよい人になるよう教えていることは間違ってないので、中共が法輪功を迫害していることこそ罪を犯していることであり、邪党が世の人々を害しています。その時、私はあらゆる機会を利用して、周囲の人々に真実を伝え、縁のある周りの人々を救い済度しようとする一念を抱いていました。私はまず家族から始め、2年間かけて家族に真実を伝えたところ、彼らは法輪功が人に心を修め、善になるよう教える佛家大法であり、善悪に報いがあるという理がすべての生命を量っていることを理解できました。

 私の粘り強さによって、家族は私の修煉に反対することなく、無関心から自然体へと徐々に変化し、最後には支持してくれるようになりました。また、父は彼の友人たちに天安門焼身自殺の真相を伝え、私が大法の真相を伝える資料を作るのを手伝ってくれました。母も時々『洪吟』を読んでいます。私の両親も法輪功の恩恵を受けており、二人とも大きな交通事故に遭いながらも無事でした。私の祖母も大法を修めており、修煉してから健康になり、使っていた杖を捨て、今まで一粒の薬も飲んでいません。

 二、邪党による迫害

 学生時代、私はクラスメートに法輪功の真相を伝えたため、学校の先生に通報され、不当に洗脳班に投獄されたことがあります。私は修煉し続けたことを理由に、また拘置所や留置場に拘束され、ついに2年間の強制労働教養を強いられました。

 投獄されている間、私は学校生活を失い、警察に包囲されて迫害されることを前にして、悲しくて涙が出ました。私の悲しみは、私が受けた肉体的苦痛のためではなく、迫害に加担した警官たちが、法輪功学習者は真・善・忍の要求に従って振る舞う良い人、この世で最も良い人であるとはっきり知りながら、金銭や物欲のために良心や人間性を失い、あらゆる手段を使って大法弟子に信仰を放棄するよう強いたことに対してでした。

 長い拘禁期間中に、私は次第に冷静になり、法輪功迫害に関わったこれらの国家公務員がすでに完全に邪党に利用され、手先になっていることを知り、彼らに拘禁され、迫害されることによって、私は自分が選んだ大法は正しいこと、法輪功が最も正しい高徳大法であることを理解することができました。私は修煉し続け、永遠に放棄しないと決意しました。

 私の家族は、私が非合法に拘禁されていることで辛くなりました。私が「転向」しなかったために、強制労働教養所は家族が私に会うことを許しませんでした。非合法に拘束された最初の6カ月間、家族は私が警察にどこに連れて行かれたのかも知りませんでした。母は市内のすべて拘置所を探しまくりましたが、一言も真の言葉は得られませんでした。彼ら(警官など)は互いに口実を設けて断り、私のことを母に教える人は一人もいませんでした。祖父母は高齢で親族が傍にいない苦しみを味わい、中共の相次ぐキャンペーンを経た彼らは文化大革命が再来したかのように感じました。心配と恐怖のあまりに、それまで健康だった祖父は、体調が崩れ、心臓病を患ってしまいました。

 村人や近隣の人は「この子は、法輪功をやったため、投獄された。一生が台無しになってしまった。どの家の娘が彼と一緒にいようとするのか」と言っていたそうです。一時期、私の家族は村人の注目の的になり、人々は両親のことを陰で言っており、みな私には将来がなく、人生が終わったと思い、親戚の中には私たちを見下す人もいました。

 三、幸せな結婚

 非合法な拘禁が終わったとき、私はすでに大人になっていました。私は迫害のために学業を失い、市内のテクノロジーパークで生産ラインの作業員の仕事を見つけました。会社の同僚はみな同じ年代の若者ばかりで、いくつかのチームに分かれて作業をしていました。休憩時間になると、私は同僚らに伝統的な物語やユーモラスな笑い話をし、そしてもちろん法輪功への迫害の真実も同僚に伝えました。同じチームの同僚はほぼ全員が真相が分かり「三退」しました。

 その会社で私は一度臨時雇いから正社員になるチャンスがありましたが、これは臨時雇いなら誰もが待ち望むことです。会社の上司が自ら私に関連面接に参加するように手配してくれ、その面接で私は合格しました。そして正社員になるための書類を用意していたところ、その一つが卒業証書でした。私は学業を終えることができず、卒業証書を持っていませんでした。法輪大法を修煉し、真・善・忍を信仰していたため、中共に拘禁されて迫害され、学業を失っていました。会社の上司は私の話を聞いて、同情の涙を流しました。「君がこんなに若いのに、この年齢で体験してはいけないことをたくさん体験したのか、そうとは思わなかった。だから、君は偽の卒業証書を作り、ここで正社員になり、私の下で働けばよい」と言ってくれました。私は「私が学ぶ大法は真・善・忍を修めており、常にそれに照らして自分を律しなければならないので、偽の卒業証書は作れません、正社員にならなくても私はしっかり仕事をやります」と言いました。上司は私の選択を理解し、尊重してくれました。それ以来、私はライン長に昇進し、新入社員の指導やその他の従業員の仕事の手配を担当しました。

 仕事が変わった関係で、私は別の班の同僚と知り合いましたが、その中に今の奥さんがいました。彼女はとても優しい女の子で、無邪気で可愛らしく、決して見栄を張ることを好まず、男の子と話すときは顔が赤くなっていました。仕事の中で、私はいつものように明慧ラジオの中の伝統文化や、中国の伝統的な人間のあり方を同僚に伝え、仁、義、礼、智、信の本当の意味をも伝えました。

 彼女は私と触れ合うなか、私が話すこれらの伝統的な文化を楽しんで聞いてくれました。私たちはお互いに好意を持ちはじめ、休みの日に一緒に遊びに出かけたりしました。交際関係を確認した後、私は彼女に自分の経験を話しました。「私は法輪功学習者で、信仰のため迫害を受け、学校に行く機会を失いました」と伝えました。そして、私の家庭の状況についても話しました。現代の万事金もうけを第一にする社会の中で、車も家も貯金もない家庭にお嫁さんを迎えることは大変難しいことです。しかし、彼女はこれらのことを気にしませんでした。彼女は私の人柄が気に入り、人さえよければ、すべてがうまくいくと語りました。私は『轉法輪』を彼女に差し上げ、彼女が法輪功と私に対してさらに深く理解できることを望みました。こうして、妻も法を得ました。

 その後、彼女の家族は、彼女が法輪功を修煉し、法輪功を修煉する彼氏を見つけたことを知り、もし彼女が法輪功を修煉し続け、私と付き合い続けるなら、親子関係を断つといい、強く反対しました。妻は、法輪功は真・善・忍にしたがってふるまい、間違っていないと知っていたので、必ず学びたいと思っていました。また、自分が見つけた夫は間違っていない、信頼に値する人であると知っていました。そして、ついに私の住む都市にやってきました。こうして、妻の揺ぎ無い堅持の下、彼女の両親はやっと私たちの結婚に同意してくれました。結婚後、義父母との接触の中、彼ら家族全員が法輪功の真実を知り、法輪功を修煉している人は最もすばらしい人であることを知りました。妻の弟や妹はみな妻が大法を修煉することを支持し、家族全員が私たちを支持してくれました。

 結婚後、妻は私の両親や私の祖父母と同じ家に住んでいました。一緒に暮らして、喧嘩をすることもなく、とても幸せに過ごしていました。妻は祖母と一緒に料理を作り、一緒に家事をし、私の両親と一緒に畑仕事をし、とても親孝行な人でした。

 結婚して1年ほど経った頃、妻が妊娠しました。病院での検査で双子と確認され、わが家族は嬉しくてたまりませんでした。生まれた子供らはとても元気で、いま幼稚園に通っています。一度も病院に行ったことがなく、とてもたくましく成長して、まるで小学1年生の子どものようです。村の隣人たちは皆、私に何も求めず、地に足をつけて私と一緒に穏やかに暮らそうとする良い嫁を見つけたと言い、また私に二人の息子を生んでくれたし、このような嫁はお金を費やしても探せないと言いました。

 隣家に私が兄と呼んでいる50代の男性がいて、彼はよく我が家に遊びに来ています。彼は(共産)党員であり、村の法輪功学習者らが彼に脱党を勧めても彼は脱退しませんでした。ある日、私は彼に法輪功の真相を伝えました。理解できた彼は、私たち一家を羨み「あなたたちが学んでいるこの功は如何にすばらしいだろう! 今姑と一緒に暮らす嫁が何人いるだろう、あなたのようのこのような一家のような場合はなおさらだ。車も家もない人と誰が結婚してくれるだろう?! あなたの嫁はいい嫁だ、法輪功は素晴らしい。四世代が一緒に暮らしているあなた達の家族が本当に羨ましい。これは私の弟(私のこと)が法輪功を修めているために貰った福分だ」と述べました。また「共産党は本当にあなたたち法輪功を迫害するべきではない、私はあなたたちを支持する。私は脱党する、共産党はあまりにも悪い!」と言いました。

 四、安定した仕事

 結婚後、私は県政府所在地の民間企業に就職しましたが、当初は3千元(約6万円)という安月給でした。当時は妻も働いていたので、二人の生活を支えるには十分でした。この会社で、私は研究開発の仕事を担当していましたが、この仕事は非常に高い忍耐力と責任感が要求される仕事でした。私は修煉者でしたので、この仕事は私に向いていると思いました。

 私が初めて会社に来た時、同僚は私が法輪功学習者であることを知りませんでした。 私は、常に真・善・忍をもって自分を律し、同僚と争ったり闘ったりせず、問題にぶつかると人のために考えましたので、みな喜んで私と付き合い、互いに真心でした。邪党が「ノック運動」による迫害をやりはじめてから、みな私が法輪功をやっていることをやっと知りました。彼らは法輪功はどういうことなのかと非常に好奇心を持っていたので、私は彼らの疑問に回答してあげ、彼らに天安門焼身事件の真相を伝え、彼らは真相を知ってから、みな加入していた邪党組織から脱退することを選びました。同僚らは一緒に真相ビデオを観たり、一部の同僚は『轉法輪』を購入してくれました。マネージャーは法輪功が迫害されている真相を話し合っているのを聞いて「誰を信じてもいいが、共産党は信じてはならない」と言ってくれました。

 部門の責任者は、私がまじめに働き、利益の面において争いも奪いもせず、非常に着実な人であることを見抜き「この業界では珍しい人材だ」と評価書に書いてくれました。私に話をするときは、いつも笑顔で「しっかりやって下さい、将来望みがある」と言ってくれました。彼は私の給料が低いのを見抜き、率先して賃上げを申請してくれました。他の同僚はこの会社で5、6年働いていましたが、一度も給料が上がったことはなかったのです。私は入社して間もなく、責任者が率先して給料を上げてくれ、しかもそれが一気に1000元でした。これは、修煉者を信頼し、認めている証だと知っています。

 さらに1年後、製品の需要が高くなったため、会社は私の職種を出来高払いに変更しました。そうすると、会社の製品の生産量が増えただけでなく、新しい従業員にとっては励ましとなり、自分の場合はまた給料が上がりました。私は8000元(約16万円)以上の収入を得ることができて、すでに非常に高いと感じました。私は部門の責任者に「私の給料は非常に高いです。もしまた給料を上げる機会があれば、他の同僚に与えてください。私は非常に満足しています」と言いました。責任者は「君はこんなに着実な若者で、仕事もまじめに責任を持ってやっているし、また二人の息子を養っているのだから、もっと稼がせないといけない。会社の社長に申請したよ、社長はこの制度が適切だと思っているし、社長はあなたはこのくらい払うだけの価値があると言ってたよ、高い給料を気にしないで、あなたは師匠になって、新入社員に教えなければならない」と言ってくれました。また「私たちは卒業証書はないものの、我々のこの部門で必要なのは実力であり、事務所に座っているよりは良い」と言ってくれました。

 さらに1年ほど経つと、会社は次々と新しい人材を採用し、私は仕事を教える先生に任命され、私が教えた従業員が正社員になったり、昇進したりすると、会社からは私に歩合やボーナスが支給されるようになりました。今私は我が部門の技術担当者に抜擢されており、技術の向上と職位のあがりにつれて、この短い期間に給料が3000元から8000元へと上がり、今では月給が約15000元(約30万円)と他の部門のマネージャーの給料よりも高くなっています。

 会社の上場後、長年働いた従業員の一部に対して、会社に特別な貢献をしてきた従業員に会社の株式をインセンティブとして付与することになりましたが、会社の社長が部門会議で名指しして私に株式を付与すると言ってくれました。

 これらはすべて、私が法輪大法を修めたから得られたものであり、真・善・忍という大法の基準に同化したため、現代社会の若者とは異なる、善良で上昇志向の強い、責任感のある人間になったのです。

 五、結び

 大法を修煉する人には福分があります。善悪には報いがあり、神は善良な人を守ってくれます。世の人々よ、自分の善を守ってください、それは絶対間違いありません。この最後の時期に、善良こそ未来に入れる唯一の証拠であり、モラルはすべての福分の源です。

 大法の師父は次のように説かれました。「徳は生前に積むものであって、国王、大臣、富豪、貴い身分になることは、すべて徳から生じているのです。徳がなければ得られず、徳を失えばすべてを失います」 [1]

 本性のなかの善を守り、神からご褒美をもらえるその日を迎えましょう。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「富ありて徳もある」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/19/442179.html)
 
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