【明慧日本2022年6月14日】(前文に続く)
3、遼寧省の尹国志さん 瀋陽第一刑務所で迫害され死亡
遼寧省建平県の学習者・尹国志さんは、2022年5月22日、瀋陽第一刑務所で迫害され死亡した。家族は刑務所へ駆け付けている途中、刑務所から「ここには新型コロナウイルスの感染者がいる、もし来ればすぐ隔離する」と告知されたため、遺体を引き取りに行くことできなかった。
尹さんの妻の付景華さんは7年間拘禁された後、迫害を避けるため、放浪生活を余儀なくされたが、夫が連行されたことを聞いて、かなりショックを受け、2019年12月31日に荒れ果てた借家で亡くなった。
2019年9月26日、尹さんは借家で警官らにより連行された。その後、懲役10年の実刑判決を言い渡され、錦州刑務所に拘禁された。
2022年3月8日、遼寧省瀋陽第一刑務所の2人の警官は、尹さんの家にやって来て、「尹国志は刑務所で末期の肺がんになり、今病院で酸素吸入をしているため治療費を出すように」と告げた。5月22日、尹さんは瀋陽第一刑務所での迫害により死亡した。
4、10回にわたって連行された曠昌雲さんは迫害され死亡
湖南省衡陽市の学習者・曠昌雲さん(女性)は、心身を鍛える気功「法輪功」を学んでいるとして、少なくとも連行10回、家宅捜索7回、労働教養処分や嫌がらせ、脅迫などの迫害を受けた。そのため、曠さんは2022年3月6日に死亡した。享年68歳。
5、迫害により長期に放浪生活を余儀なくされた延吉市の張晶波さんは死亡
吉林省延吉市の学習者・張晶波さん(女性)は2008年4月14日夜8時、外出して帰宅したとき、家の前で私服警官4、5人によって連行され、延吉市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)で自白強要の拷問を受けた。健康状態が悪化した張さんは健康状態が基準に満たしていないため労働教養所側に入所せず、親戚が迎えに来て帰宅した。その後、迫害を避けるため、放浪生活を余儀なくされた張さんは指名手配された。そして、2022年5月8日、張さんは借家で亡くなった。享年52歳。
張さんはかつて、労働教養処分3年を科され、黒嘴子労働教養所に拘禁された。教養所で、毎日奴隷のような労働を18時間以上科された。ノルマに達しないと、警官に殴られ、罵られ、罰された。
信仰を放棄しなかった張さんは警官にスタンガンで電気ショックを加えられ、平手打ちをされ、革靴で蹴る、独房に入れるなどの拷問を加えられた。全身に傷を負った張さんはなかなか回復できず、さらに睡眠をはく奪された。
延吉市国保に拘禁されたとき、警官は張さんを自白させるため、拷問を加えた。
6、電波ジャックで19年の判決を受けた黒竜江省の張耀明さんは死亡
黒竜江省鶴岡市の学習者である張耀明さんは2002年4月20日、ケーブルテレビに割り込み、法輪功の真相映像を流すことに参加した。そのため、鶴岡市工農区裁判所に懲役19年の重刑を宣告された。服役の間の数年、「仮釈放」で家に戻ったこともあるが、2021年4月、拘禁期間が満了で解放されるとき、刑務所の迫害ですでに極度に痩せてしまった。2022年4月の初め、張さんは死亡した。享年59歳。
張さん夫婦はともに法輪功を学び、張さんは中学校の数学教師で、妻の範鳳珍さんは医者である。
2002年4月20日、鶴岡市の学習者である張さん、王樹森さん、郭興旺(郭興国)さん、楊永英さんは、身の安全を気にせずにテレビ番組に割り込み、天安門焼身自殺事件の偽りを暴露する20分間の真相映像を流した。中共の嘘は見破られ、当時の鶴岡市委員会の書記であった張興福は激怒し、こう叫んだ。「1000人間違えて捕まえてもいい、1人も逃すな!」
その直後、500~600人もの学習者が不当に連行され、中には張さん、王樹森さん、郭忠権さん、郭興旺さんもいた。張さん夫婦は2002年4月24日の夜中、親戚の家で身柄を拘束された。
2002年10月、張さんは懲役19年、王樹森さんは懲役18、郭興旺さんは懲役15年、郭忠権さんは懲役13年の判決を受けた。
郭興旺さんは胡蘭刑務所で残酷な拷問を受け、2009年に医療仮釈放で釈放された1カ月後の2009年6月3日に、無実の罪を着せられたまま亡くなった。
7、山東省招遠市の郭寿章さんは迫害され死亡山東省招遠市蚕庄東曲城村の学習者・郭寿章さんは2019年から、村委員会の主任と地元の警官に絶えず、嫌がらせをされた。そのショックで、郭さんは身の回りのことができなくなり、寝たきり状態になり、2022年5月28日にこの世を去った。
8、大連市の丁国晨さんは迫害され死亡
大連市の学習者・丁国晨さんは2019年7月10日、警官に連行されて大連市金州留置場に送られた。留置場での迫害により、丁さんは脳出血になってしまった。しかし、2021年2月23日、1カ月ほど意識不明の丁さんに金州区裁判所から判決書が届いた。丁さんは懲役2年、罰金5000元(約9万5000円)の判決を下された。妻・エン清華さんも懲役3年6カ月、罰金8000元(約15万円)の不当な判決を宣告された。地元の法曹機関に絶えず嫌がらせをされた丁さんは2022年4月30日、無念な思いを晴らせないまま死亡した。享年51歳。
丁さんは大連理工大学を卒業。B型肝炎、脳血栓などの病気を患っていた。25歳の時の1996年から法輪功(中国の伝統気功修煉法)を学び始めた。その後、丁さんは法輪功の教え「真・善・忍」に従って自分に要求し、家では良い夫、良い父親になり、会社では優秀な職員になった。それと同時に患っていた病気もなくなった。妻・エンさんも法輪功を学んでおり、一家は周りの人と仲良くしていた。
(完)